いつもありがとうございます。アドバンスト・ロルファーのユキです。


1月18日の記事『健康に飲み込まれてない?』の繋がりで。


★ 身体の良い状態を“保つ”★


私はロルフィング®︎とよばれる、身体の構造と動きの癖へのアプローチをしていますが、


その中でクライアントと向き合いながら、クライアントの要望に沿って、


身体の痛みやバランス、姿勢、パフォーマンスのあがる動き方などもみていきます。


セッションが終わる時に、
立った時の感覚が良い感じに変わっていたり、
姿勢が良くなったように感じたり、
軽く感じたり、
何かしら良い変化を感じられた時に
多くの方が口にするのが


「これをどうやったら保てるでしょう」


ということ。


その時にするのが、今からする話です。


身体は良くも悪くも変化し続けるものです。
生き物だし、私たちは何も存在しない宇宙に一人でいるわけではなく、


重力をはじめ、光、風、熱、人など、多くのものとの関係性の中で生活しています。


何かを保ち続けられるわけがないんです。



ただ、そこに、


だから、身体の調子が悪くなってもロルフィングの力不足じゃないんだよ


という言い訳をしているわけではなく、


だからこそ!だからこそ、

ロルフィングでは、
どう身体を感じるのか、
どう意識するのか、

というところに繋がるアプローチをしているんです。


ロルフィングの創始者アイダさんは、

ロルフィングを行うロルファーは、ボディーワーカーではなく、エデュケーターである

と言いました。


私たちロルファーは、少なくとも私は、


ロルファーとして、身体を変えてあげているとか、そんなことは思っていなくて、


これから長い人生生きていく中で、
うまく自分の身体と付き合えるように、

身体と意識の両方からその手段を伝えている


と考えています。


身体の状態を保とうとする意識ではなく、

日々変わる身体を感じ、変化に対して柔軟に対応していく力。


それをロルフィングを通じてシェアしています。


保とうとする時、
そこに、身体の感覚は存在しなくなります。


自分が“頭で思っている良い状態”を保とうとしてしまっているわけで、


それは、本当にその時その状況での良い状態とは違ったりするわけです。


その時その状況での良い状態には、
感覚が不可欠。


保つ必要はないんです!
だって、身体は変化し続けている。

これから隙があれば、ちょっとでも良い方向に変化するのを狙っていっちゃいましょう!



…と、この記事を1月に書いたんですが、ちょうど本日こんなツイートを見かけました。





★指導が変わると大好評!ロルフィングの動きの見方、アプローチ、科学を指導や動きに取り入れて、形ではなく、動きが生み出される時点ですでに変化している指導力へ!