ラベンダー・グロッソ | ぐんまの庭を目指して

ぐんまの庭を目指して

群馬県の平野部に住む家でガーデニングをしています。イングリッシュガーデンでもなく、和風の庭でもない、「ぐんまの庭」「我が家の庭」を目指して、試行錯誤中。
使用カメラ:Pentax K-3II

今まであまり紹介したことなかったので、書いてみます。

 

 

ラベンダー・グロッソ(Lavandula × intermedia Grosso)

ラベンダーにも、イングリッシュラベンダーとかフレンチラベンダーとか、他にも幾つかの系統があるみたいです。グロッソはラバンジン系と呼ばれている系統。ちなみに「グロッソ」とは作出した人の名前のようです。

 

 

グロッソは、ウチの庭を作ったときからあるラベンダーです。

ラベンダーは私も妻も好きなので、色々な品種を育ってみました。でも何年かするうちに、長雨が続いた時期に一気に枯れたり、形が変な感じになってきたりして、結局庭から消えていきました。

そして、最後に残ったのがこのラベンダー・グロッソ。

 

 

というわけで、私が知るかぎりでは一番丈夫だと感じているラベンダーです。

 

一番の特徴は、大きくなること。そして大きくてキレイな花がたくさん咲くこと。

花が咲くと、直径が150cmくらいになります。花茎も長いのでとても豪華。花がない状態でも直径80~90cmくらいになってます。

大きくなるので、花壇の中ではかなり場所をとります。

 

 

大きくなるだけでなく、直径がこれ以上大きくなると枯れ枝が目立ってきたり、形が悪くなってきたりします。ですので、定期的に株を更新しています。

一年おきくらいに挿し木をします。新しい枝を使って挿し木をすると、結構簡単に根付いてくれます。上の写真が8号の鉢くらいまで育っている株です。今のグロッソもだいぶ大きくなってきたので、それを抜いてこの小さな株を植えるようにしたいと思います。

 

 

上の写真が5月中旬の写真。このくらいの花が出始めてきた頃の姿もキレイだね。

毎年11月くらいに全体を切り戻します。その年に伸びた部分を少し残してカットする感じです。それ以上切ってしまうと、その部分からは新芽が出てこないことが多いので注意。

春に新芽が伸び始めた頃に、全体の先端を切るようにすると、脇芽から花茎が伸びるので花が増えるようです。でも、株が大きくなってくると何もしなくてもいっぱい咲くので、グロッソではあまりやりません。

 

 

ラベンダーは虫たちが大好きな花。ハチはひっきりなしに飛んできます。

やっぱりこういうのは見ていて楽しいです。

 

花は大きいし花茎も長いので、妻がラベンダースティックを作ったり、ラベンダーポプリを作ったりしてます。ラベンダーはとにかく香りがいいので、この香りを残しておけるのはいいですね。

 

 

大型のラベンダーはなので、育てるには勇気がいるかもしれません。強剪定して育てるという方法も紹介されていますが、これも地域によってうまくいく所とそうでない所があると思います。

なので、強剪定で大きさを維持して育てるのであれば、そもそも大きくならないラベンダーを選んだ方がいいと思います。やっぱりグロッソは大きく育ててこそ、魅力があるラベンダーだと思ってます。そして、挿し木などで株を定期的に更新していくのが、楽な育て方だと感じています。

10号かそれ以上の鉢で育てるのもいいかもしれません。

 

日当たりや風通しなど、気を使うところもあるラベンダーですが、グロッソは暑さにも強い方だと思います。オススメです。

 

 

ついでに、今朝の庭から。

 

 

タリクトラム・テラバイ。タリクトラムはカラマツソウの仲間。

このピンクの丸いつぼみがすごくかわいらしい。初めて見ましたが、これは素敵です。100cm以上になる大型の宿根草なので、場所は取りますね~。シュウメイギクを育ててるくらい葉が広がります。半日陰が好きなタイプなので、もしかしたら今のシュウメイギクをちょっと減らして、タリクトラムを増やしてもいいかも、と思うくらいかわいい。

 

 

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庭の植物の紹介と育て方・2016年