私の起業STORY~その⑩
からの続き

大きく拡大していくことで起きる様々な問題。

NPOじゃなくて、会社だったら広告費が出せるかも。
という営業先で言われた言葉と、

子育てが落ち着いたし、パートに行きたい
と、離れていくスタッフたちの言葉で、


解散をして会社を作り、またやり直そう!
そう決意した、2年目の終わり。

でも、
会社を作るための費用はありませんでした。


助成金がなくなった後の運営を考えて、いろんなところに出かけて人脈を作っていました。
また、ドリームゲートのビジネスコンテストに出たおかげで、当時、福岡県の起業支援サポートをされていた社長さんたちや、いろんな起業セミナーでゲストとして講演をしていた先輩経営者とのご縁をいただき、本格的に起業についての勉強もしていた2年目でした。


紹介で参加していた二木会という異業種交流会では、いろんな企業で働く、意欲の高い皆さんとも出会え、いろいろなサポートをしていただきました。

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まだ小さかった息子たちも手伝った夏祭り!

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二木会のメンバーもカキ氷などの縁日を手伝ってくれました。

ここの参加者も、あれから事業を拡大し、大きく成長していった人たちもたくさんいますし、出世された方もたくさんいます。


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ドリームゲートでお世話になった方々も、いまだに活躍されています。

 
社長になりたければ、社長に会いに行け!
日経BPの記事は、経営者と表記してますが、そんなことが多く言われていた時代。

素直に、
こちらのよかよかブログの社長ブログに掲載されている方のほとんどに会いに行きました。


そんな中出会った二人の経営者が、かなり私の起業人生に影響しています。
お二人とも、もうこのよかよかブログの社長ブログには掲載されていませんが、Facebookでは繋がっていて、なぜか今その二人がご一緒にビジネスをされているという不思議。

元サンマイクロシステムズで、ワールドレコードを記録された伝説の営業マン
私がお会いした当時は、九大の特任教授として、学内ベンチャー支援をされていました。

株式売買のタイミングを分析するソフトを販売する会社で、自らも投資家として長年ブログをされています。
今はアメブロですが、かつてはよかよかブログで発信されていました。


大きな転機は、石塚社長との出会い!


石塚社長は、当時、警固神社の横にある、インキュベーションオフィスibb fukuokaに事務所を構えていらして、営業の合間に立ち寄ると、いつも美味しいコーヒーを飲ませてくださいました。

「清水さんのエコマムは凄いね~!!」と、誰よりも私たちの活動を認めてくれて、イベントにも出展してくださったり、コラボセミナーを実施したり、いろんな方をご紹介してくださったり。
とても仲良くしてくださいました。

そんなある日、
いつものように、紹介したい人がいるから事務所においで!と、連絡がありました。
石塚社長はその時、インキュベーションオフィスから大正通りの新しいオフィスに移転され、おしゃれな株式サロンを運営されていました。


新しい事務所でお会いしたのは、
かつて石塚社長の会社の代理店もされていた、ひとりの真面目な青年。
うーん、おいくつだったんだろう?
とても誠実で爽やかな方だったので、青年なイメージでした。

「彼ね、化粧品を使ったらしいのよ。応援してあげたいから、清水さんも売ってあげてよ!」

とてもシャイな方で、ぽつぽつとした喋り方でしたが、詳しいお話を伺いました。

フランスのパスツール研究所でナノテクノロジーを研究されていた博士と出会った。
化粧品を作ることになり、今いろんなサロンに営業に行っている。
なかなか厳しいけれど、とても良い商品なので広めて行きたい。

化粧品のことは、正直まったくわからないので、すごいなぁー!!大変そうだなぁー!!とひとごと。
その時は、その商品を売るということもイメージできませんでした。


でも、後日…
いつものようにぶらっと立ち寄った石塚社長のオフィスで、運命の物語がはじまったのです。



覚えてますか?
NPO法人を立ち上げた時のはなし。
無料個別相談会に行って、定款の作り方を習っているうちに、うっかり受理されたはなし(笑)



そうです。
会社を作ったのも、ひょんなことでした。



で、いつものようにぶらっと立ち寄った石塚社長のオフィスにて…


「先日の彼いるじゃない?化粧品の。周りの人に配ったら評判が良くてね、応援するために、あの化粧品を売ろうと思うんだけど、今の会社と業務が違うからさ。別会社作ろうと思うんだよね。」


「ふんふん」


「で、エコマムのママさんで誰か社長になる人いないかなぁー?女性がいいんだよねぇー!」



「ふんふん」




「んん???」




「あ、それ、私じゃダメですか?」




なんか思わずというか、とっさに口走りました。


「えー!?いいの?清水さんやってくれたら一番いいよ!じゃあ、早速行政書士呼ぶから。社長がまったく出資しないのもなんだし、いくら出せる?」



会社を作る!!という目標で動いてはいましたが、まさかあっさりと、またもや予期していないカタチで、叶うことになりました。



運命というのは、本当に不思議で…
本当に受動な人生のわたし。
このころの数霊盤確認してみなくちゃ(笑)


続く