この週末は実家で父のお見舞いがてら、相変わらずの並行読み。

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コンビニで見つけた 
まんがでわかる!ケインズの経済学
元バレリーナであるケインズの妻の語り口調があまりの面白いので、娘に朗読をして聞かせるほどでした。

そして、kindle読み放題で 
デイル・ドーデンの 
仕事は楽しいかね?
初版2001年。著者のデイル・ドーデンは、マクドナルドや3M、P&Gやコダックなどを顧客に持つマーケティングコンサルタントです。

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並行読みの1番の良さは、全く無関係な本の中にある共通点で、新たな気付きがあるということ。

仕事は楽しいかね?は、このイラストの老人、マックスの名言が良いのだけど、その中にあるものと、ケインズの経済学誕生までのストーリーの中に、最近探してた答えを見つけました。

“ 新しいアイデアというのは 、新しい場所に置かれた古いアイデアなんだ 。”

そもそも、仕事は楽しいかね?の中のお話は、私が普段から話してる内容とほとんど同じで、この言葉は言い換えると、私が大好きな名言
“アイデアとは既存の知識の融合である”

そして、

“ これは僕の大好きな言葉の一つなんだ 。 
「遊び感覚でいろいろやって 、成り行きを見守る 」
というのがね 。”

これは、テストマーケティングといい、何をするにしてもいろいろと試して見た中で、その成り行きを観察すること。
(見守るというと、だいぶ期待が込められてると思うので、私は客観的に観察という言葉の方が好きかな。)
そして、その中で最も良かったことを続けていくことがビジネスの成功の必要不可欠なこと。

いろんなことを試すことを一般の人はしないし、アイディアを必要とされる場面が少ないから、これらの名言が新鮮なのかもだし、こんな本(失礼!)がベストセラーなんだと思うけどね。


ケインズが生み出した経済学は、それまでの定義では説明が付かず解決方法を見出せないという新たな社会情勢の中、古典経済と決別をし、新時代に合わせた新たな概念、定義のようです。
(ようです→まだ途中なのですw とても読みやすいので、皆さんにも読んでほしい)

実は、ケインズ以前の経済学は、成り行きに任せる『自由放任主義』
「アダム・スミス以来、それが経済学の第一原則だ!」と、ケインズと同じくマーシャルの元で経済学を学んだアーサーはいいます。

しかしケインズは 
“ 経済とは人間の営みそのものだ!ならば人間の知恵で解決できないはずはない!”
“ この大不況に打ち勝つ新しい理論を作る!”

と、アダム・スミス以来の伝統に反乱を起こしたのです。

わたしが確信したことは、

“ アイディアとは既存の知識の融合だけど、それは全くの古いものであってはいけない。
越えるべき課題にどう挑むのか?は、今という時にフォーカスをし、常に新しい情報を仕入れ、それを既存の知識としなければならない。
そしてその未来は、世の中の課題を解決するものでなくてはならない。”


経済とマーケティング、わたしの大好きなもの。
これからの仕事はすべてが古典にとらわれることなく、まったく新しい概念でパラダイムシフトを起こしていくことであると。


そして、今完成させなければならないのは、
その後の世界をどう描くか?

ネタ集めはまだ必要ない。
果てしない先のイマジネーションこそが、私に今、最も必要な仕事。


よい週末でした(≧∀≦)