6月9日
天気 晴れたまにゲリラ豪雨
ルート宿毛→足摺岬→四万十市
走行距離 103.47㎞


前日の夜仲良くなった猫ちゃんとテントで共に一夜を過ごしたのち、朝5時半頃テントをたたんでいると、おばさんがパンとビスケットをくれた。
ありがとうございます!!

その後足摺岬にある38番札所金剛福寺目指してひたすら走る。
快晴の中海沿いを走ったり山の中を走ったり気持ち良かったが、暑くてなかなか進まない。
そしてたまにゲリラ豪雨。
ハートブレイクされそうになったが、なんとか到着。

他の場所(まだ6つ目だが)と違う雰囲気をもった個人的には好きな場所だった。




また足摺岬の秘境で1人、3日前に収録したラジオのオンエアを、とっても昔のことのように感じながら聞いていた。





その後は四万十市にある「ノラレコード」というカフェ目指して走る。

このカフェのことは九島でお世話になった加茂さんがおすすめしてくれ知った。
とてもご自分の色を出しているカフェで、音楽と本を愛するカフェとのこと。
売り本や貸本までやってるらしい。
なんとステキなんだ!!




そしてこの日はちょうどこのノラレコードで音楽ライブと映画の上映会も行われる日だった。
なんとツイているんだ!!

音楽ライブのほうは「東田トモヒロ」さんという方のライブ。
この東田トモヒロさんは、ミュージシャンであり熊本地震の被災者を直接支援するプロジェクト
ハレルヤ熊本
を立ち上げた方だ。

その「ハレルヤ熊本」の復興支援ツアーがちょうどノラレコードで行われた。
トモヒロさんの歌声や歌詞、雰囲気からトモヒロさんの素敵な人間性が伝わってきた。

ノラレコードさんのブログの言葉を借りるが、

誰にも歌を殺すことはできない たとえ自由を奪ったつもりでも"
「この世でいちばん好きな歌」東田トモヒロ。

トモヒロさんHPより。

他にもトモヒロさんは食糧やエネルギーの自給も行っているそうだ。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
スバラシイ。


またマナブさんという方が「ハレルヤ熊本」でトモヒロさんと一緒に「Aloha Death」(アロハデス)という映画の上映会をしながらまわっており、Aloha Death というスバラシイ映画を見ることができた。

この映画の監督である木村衛さんがオーストラリア、カリフォルニア、ハワイ、日本、オレゴンに住む伝説のサファーたちに会いに行き、彼らの生死観、生き様、魂についてのメッセージを集めたドキュメンタリー映画だ。

心に深く響くメッセージがたくさんあったが、中でも
「世の中の人の大半が死を恐れている。だが死を恐れてはいけない。人間誰しもいつの日か必ず死ぬ。自然の摂理で、死も生一部だ。」
的な言葉が心に残っている。

彼らは常に死を意識している分、生を常に意識している。
常に今この瞬間を大切に生きている。
ただぼんやりは生きていない。

以前書いた記事
伊藤研人さん、鉄舟さんに学ぶ。死ぬこと自体が怖いのではない、何もしないままこの世を去るのが怖いのだ。
を思い出した。

私はただ長生きすることだけを目的とするのは良いことだとは思わない。
むしろそのような生き方は時には魂が苦しむだけのときもあるように感じる。

人生とは長さではなく密度だ。

そんなことを彼らの生き様から感じられる、素晴らしい映画だった。

いつ死んでも「生ききった!」と後悔のない人生にしたいものだ。
無意識に生活するのではなく、魂の欲求を、感じ答えていく人生。
私は今死んだらまだ後悔が残る。
それだけ今を生きていない証拠だ。
人生は準備ではない、本番である。

言うは易し、行うは難し。

「行」あるのみだ。

また彼らは(レジェンドサファーたち)は自然を愛し、敬い、大切に接していた。
まるで先住民の方たちのようだった。
やはり自然と密に接して生きると大切で本質的な事が自然と学べるようだ。

ステキな映画をありがとうございました‼
出会いに感謝である。



イベント終了後はトモヒロさんとマナブさんと3人で近所にある素敵なクラシック感満載の素敵なバー行った。(23時過ぎ頃)
店長がとってもユーモア溢れる方で、トモヒロさん、マナブさんとも色々お話ができて楽しい時間を過ごすことができた。

そしてなんと寝る場所はノラレコードさんがお店を貸してくれた。
さらにお店に戻るとメッセージと私の大好きなトゥルーシーティーが。


心より感謝だ。


ノラレコードでは他にも素敵な出会いもあり、本当に様々な出会いに溢れたありがたい1日となった。






すべてに感謝。