シーズン13お疲れ様でした。
今シーズン、一番使用し最高レートを達成した構築を紹介します。








いわゆるレパルガッサメタモンの並びです。
レパルガッサメタモンの選出をできるだけ可能としつつ、無理と判断としたときにできるだけ勝率を高められる3体を模索し続けました。


では個別解説へ

レパルダス@残飯
臆病
145-83-99-*-70-171(V0V:*VV)
ねこのて/威張る/イカサマ/身代わり

HP:16n+1
S:最速ガブリアス+2
HB:A182ガブリアスの逆鱗を13/16で耐え


テンプレのHBS161-81-173のものとは配分が異なります。
理由は多様な型でレパルダスを落とそうとするガブリアスへの対抗策です。
161-81ではA182逆鱗で10/16で落ちてしまいますが、
この配分では落ちる可能性を3/16まで抑えられています。
また、クレッフィやミラー対決、対いばるボルトを考え、A個体値は0推奨です。

猫の手戦術の詳細については他で多く取り上げられているため割愛します。

ラム、鉢巻ダブルチョップなど、あらゆる可能性があり、ダブルチョップを考慮すると初手身代わりすら打ちにくいのがガブリアス対面が怖い原因となるわけですが、極力事故の可能性を減らしつつ、最速ガブリアス抜きは実現できる配分を考えました。
特殊耐久はいくらか落ちてしまいますが、特に身代わりを貫通して本体を1撃で倒せる、スキンハイボやむしのさざめきなどは特殊耐久が多少あったところで耐えるはずがないので、このB耐久を最優先した配分が有効と判断しています。

嵌めが成功した際には事故死が少なく安定した活躍が見込め、猫の手レパルダスの強さは健在であったと強く感じています。
ガルーラを相手にする場合は身がわりをせずに威張って倒された際のメタモンコピーによるアドバンテージを優先します。その際、猫の手威張るまでで起きなかったガルーラはほぼ100%引いてくるので時には強気なプレイングもしました。
高レートはニンフィアやウルガモスのような強力なレパルガッサ対策ポケがいなくても工夫された立ち回りで嵌めを脱出しようと立ち回ってくるので、相手の有効と言える立ち回りを読んで行動するように心がけました。
バシャーモ、ゲッコウガ、ファイアロー等はラム持ちが増えており、特に初手で出てきたこいつらは大体ラムを持っていました。ゲッコウガやHDラムファイアローは立ち回りや運次第で突破は割とできますが、ラムバシャーモは後続を含めて壊滅的な被害をもたらすのでバシャーモ入りにもレパルガッサ選出をする場合には選出時に型を見定めることが大切でした。運悪く当たってしまった場合には事故と割り切ります。草食マリルリについても同様です。


キノガッサ@どくどく玉
腕白
161-150-145-*-87-90
キノコのほうし/気合パンチ/カウンター/守る

HB:A194メガガルーラの捨て身タックルを15/16で耐え
  A200ガブリアスの鉢巻逆鱗を13/16で耐え


レパルダスの猫の手戦術を可能とするためだけの個体にとどまらず、実に強いポケモンでした。テンプレはH155かと思いますが、161まで伸ばすことでガルガブの攻撃を上記の通り高い確率で耐えて胞子を入れることができます。
特に相手のメガガルーラ、ガブリアス、ラム持ちのラム消費、相手のキノガッサへの打点として非常に活躍します。後手催眠にて動きを止められたら、メガガルーラ・最速と思われるボルトロスを除き、基本的にはレパルに引いて嵌めパターンを作ります。
一方で気を付けたいのが身代わりを貼られてしまうことで、身代わりを貼られ特殊技で攻められると身代わりを壊す手段がなくそのまま降参せざるを得なくなってしまうことです。身代わりが読めたら最悪の事態を回避するため一度メタモンに引くようにしていました。
A無振りでも気合パンチの火力はバカにならず、ガルガブを選出されたときなどはレパルダスに変わって相手のポケモンをどんどん倒してくれる頼もしい存在でした。
レパルダスにファイアローからの挑発が入るなどどうしようもない事態が発生した場合には潔くキノガッサを切ります。反動で53ダメージを入れられるのでよくHPゲージを見てHP振りかどうか(=S振りかどうか)を検討することができます。


メタモン@こだわりスカーフ
生意気
155-*-*-*-*-*(めざめるパワー岩)
へんしん

特に特筆することはないかわりものスカーフメタモン
スカーフが仇となることも多々ありましたが、全体を通せば安定して上からの打点を持て、威張るからの相手のコピーをしたときの3タテ性能もあるためスカーフでよかったかなと思います。
メタモンは表選出はもちろん、裏選出の候補にも入り、ある意味一番といってもいいほど頼りになりました。
かわりものメタモンのめざめるパワー厳選方法を知りたい方が多ければまた記事にするかもしれません。


ボーマンダ@ナイト
無邪気
170-156-100-162-90-167(通常)
170-166-150-172-99-189(メガ時)
ハイパーボイス/流星群/火炎放射/捨て身タックル

裏選出のメガ枠にしてエース
特殊主体の両刀型にしました。
ゴツメ枠の被選出率は高く、火力は控えめなものの、安定感は強かったです。
特殊型と分かるとニンフィア等が後出しされることもあり、捨て身タックルを搭載してよかったことは多かったです。
技は他に地震もですが、何より守るが欲しかったです。裏選出時はメガガルーラが重く、猫だましを回避したり、蛇にらみを入れようとするジャローダを守るで回避してSを逆転させるなど、用途は多岐にわたります。流星群もドラゴンのミラーやロトム等に打つため、どちらが良いか選び難いですね。

ドリュウズ@チョッキ
陽気
191-177-81-*-96-147
地震/岩石封じ/アイアンヘッド/つのドリル

裏選出で絶望的に弱いニンフィアや厄介なロトム等にささる型破りドリュウズ
数値が低く、何よりガルガブに圧倒的に弱いことが欠点ですが、チョッキによってある程度特殊方面の耐久が確保され、型破りドリュウズの他のポケモンにない受け出しづらさがとても強かったです。
ニンフィアのほかに裏選出時に突破が非常に困難な耐久のクレセリアやポリゴン2等の突破方法がドリュウズのドリルにほぼ限られるのでここぞというときのために温存しておきたいです。
使用感としてはSが中途半端で上からの物理打撃に弱いのはわかっていましたが、思った以上に使い勝手が良かったです。



(ヒート)ロトム@オボンのみ
図太い
157-*-154-136-128-115
ボルトチェンジ/オーバーヒート/でんじは/鬼火

裏選出のマンダドリュであまりにもきついマンムーやアロー、ボルトに強いもう1枚の駒としてのヒートロトムを最後の枠に入れました。長いこと図太い草結びボルトロスを使っていましたが、それでもマンムーがきつかったのでヒトム投入は良かったかなと思います。
ボルトチェンジは非常に有効で特にニンフィアに打点を入れながらドリュにスイッチしていくときなどに重宝しました。他にも積みサイクルがヒトムを起点にしてくるとき(主に竜舞カイリュー)、後手のボルトチェンジからメタモンにつなぐのが圧倒的に強いため外せません。
オーバーヒートもジャローダ等を意識して必須、残りは電磁波鬼火としました。しかしH振りスイクンを2発で落とせないため、電磁波は10万ボルトの方が良かったように思います。



◎参考データ
表選出(レパガッサメタ):裏選出=6:4くらいの割合でした。

ウルガモス、グライオン、エルフーン、ピクシー、ニンフィア、ジャローダ、フシギバナ、メガヤミラミ…

これらが1体でもいた場合は基本的に裏選出です。特にメガヤミラミが厳しいですが、他のポケモンの多くはマンダorドリュが刺さるため、それほど苦労はしませんが、他にガルーラガブリアスゲッコウガ等がいるとなるとやはり厳しいものがありました。


◎裏選出
これはマンダドリュヒトム・・・が確定ではなくマンダドリュヒトムメタモンから3体です。
裏選出はゲッコウガに上から広範囲で縛られるなど、メタモンに頼らないとどうしようも厳しい場合が多くあります。特にマンダドリュヒトムに強そうなポケモンをメタモンでコピーすると形勢逆転しそうな構築は多くあることや、先述の通り積みサイクル等にはメタモンは大活躍しました。表選出のみならず裏でも活躍するメタモンはさすがです。メガボーマンダをコピーしたのに恩返しのダメージがしょぼすぎてさっさと負けた恥ずかしい試合が2回ほどあったのでなつき度は最大(あるいは八つ当たり搭載読み最低)どちらかにはすべきでしょう。

また、この3体(マンダドリュヒトム)に求められる要件として、受けループにある程度の勝率を確保すること、があります。表選出では無理なグライオンが受けループには大体入っているので基本的にレパルガッサでは勝てません。ドリュウズのドリルとメガボーマンダの両刀火力に頼って突破を試みます。グライオン以外はドリュウズに大きな打点がないことが多く、グライオンはハイボマンダで相手ができるため、ドリルの試行回数を稼げることが多く、受けループへの勝率はそれほど悪くなかったです。

メガボーマンダはともかく、ドリュウズやヒトムは数値が低く、チョッキやオボンを使って数値を補っても物足りなく感じてしまうのが裏選出のつらい所ですが、特定のポケモンにはやたら刺さるのがドリュヒトムの特徴で思ったより使い勝手は悪くありませんでした。


◎戦績
2rom使用
最終84位(レート2113)と最終102位(レート2107)

特にレパルガッサメタモン専用にしていたromは140-76とまずまずの戦績で、意外にも安定感のある構築でもあるなと思いました。

最終日に2000くらいのロムで使用したところあっという間に2100まで上げられました。時間の都合でそこで終わってしまいましたが、数をこなせばまだまだレートを上げられた自信は持てました。時間に縛られてしまうのは残念ですね・・・。




さいごに・・・
レパルガッサメタモンは使っていて楽しいです。顰蹙を買いそうですが。
マンダドリュヒトムに代わる裏選出を常に模索しています。興味がある方や提案があれば是非その旨教えてください。

では今回の解説は以上です。