セリエAも開幕

最近は４大リーグの中で少し出遅れ感のあるセリエA


もうそろそろイタリアの逆襲に期待したい


そのイタリアには約２０年くらい前から、ほぼ毎年通ってる


セリエA全盛期の頃から


数えればたぶん２５回は行ったような


その間、カズに始まり中田が俊輔がそして長友が


まさか日本人がこんなに早く


ローマやインテルのユニフォームを着るとは


イタリアに行きだした頃には想像も出来なかったね


近いうちにミラノダービーで


日本人対決も…






よくセリエAのサッカーは面白味に欠けると言われる


ショートパスの本数・スピーディーなダイレクトパス


中盤でのテクニカルな要素に欠けると


確かに勝つ為に最小限リスクを抑える


美しさより現実的な部分を追求する


監督が多いのも事実


しかし近年は若い監督を中心に


そのスタイルも変わりつつある


あと、外国人監督の存在


ナポリのベニテスやローマのガルシア


相手の良い所を徹底的に消しながらも


自分たちのテクニカルな部分を


武器に戦うスタイルへと


カテナチオとは現地ではもう言わなくなったけど


遠い日本から見ると


今でもイタリアはカテナチオ!?


その固定観念を少しでも早く払拭しないと…




以前ACミランのトレーニング場で見た


ミランのツータッチゲームは相当うまかった




なのに何故ゲームが!?


それは監督だけのせいではないと思う


相変わらず失点に対して徹底的に議論したがる


評論家やクラブOBそしてメディアの連中


得点シーンよりも失点シーンについて


大いに盛り上がるテレビの討論番組


カルチョを取り囲む環境は


あまりに監督・選手の自由を奪う




昔、ユベントスのトレーニング場で見た


デル・ピエロ


たった一人で


シュート練習を繰り返しやっていた


いろんなシーンをイメージしながら


キーパーもコーチもつけずに


１個のボールでシュートを打っては


自分で取りに行き


またシュートの繰り返し


ありそうでなかなか見られない光景に


思わず３０分くらい見てしまった




たぶんデル・ピエロはスーパースターになっても


子供の頃からのボールと自分の関係を


すごく大事にしてるように思えた




シンプルにデル・ピエロは


自由な発想で


ボールをゴールにシュートする事自体が


本当に好きなんだと






セリエAを代表する象徴的な存在になっても


サッカーに対する考え方


ボールに対する思いは


何ら変わってない










これからもイタリアが伝統的に持つ


勝負強さやしたたかさ


それは勝つために当然必要


そこにゴールまでの道のりを


トンネルの多い窮屈な道から


景色の良いハイウェイに


少しずつ工事をしてくれたら






ちょっとくらい工事期間があっても






楽しく待てるのにね～

スカパーの番組でお世話になってるスタッフと




アキレス腱を３年前に切ってから初めてのサッカー




天気も良かったので楽しかったけど




身体中が筋肉痛で久しぶりにマッサージに通ってます

川勝良一