フォルラン登場 | 川勝良一オフィシャルブログ「引力」Powered by Ameba

フォルラン登場




フォルランが来たね~



凄い本物が





この大物を生かすも殺すもチーム次第



楽しみだね~



勿論本人の人間性も重要だけど…



でも少し楽観的に考えれば


今年はブラジルワールドカップの年



モチベーション維持には問題ない



後はトップフォームで



毎試合どれだけ本気モードで



プレーを続けられるか?






日本サッカーでずっと課題の



決定力不足



ストライカー不足



フォルラン登場で全て解決


なんて事はないと思うけど


大いに刺激にはなって欲しいよね





日本の場合には上手い10番の選手は



中盤に偏る傾向にあると思う



特に育成年代は



上手いボールコントロールに



センスを感じるパスのいろいろ



日本人の体格フィジカル面を考えれば



方向性は間違ってはないと思う




でも最も重要な事は




試合を決めるゴール



この点に関しては課題が山ほど




まず一番に気になるのがシュートテクニック



パスの種類やテクニックは


どんどんレベルアップしてるのに



シュートテクニックは相変わらず



大きな進歩なし



日本でプレーしてた外国人ストライカーと話しても



日本はよく全員でシュート練習をやる



そして



日本人のシュートは練習ではいいけど



本番では入らない上手くないと



たぶんテクニックを最大限に生かしきれない



メンタル面の影響も大きい


次に問題なのはシュートを積極的に打たない



シュートを最初に考えない


いつも打つ準備でプレーしてない



パスコースを裏のスペースを



いつもギラギラ狙ってるその眼で



ゴールをキーパーの位置を


常に



見てるストライカーが




何人くらいいるのか?




あと普段のシュート練習の


意識の低さも感じる



たまにスーパーボレーでも決まれば気持ちいい



でもそのボレーがバーに当たるポストに当たる



キーパーが反応してはじく


2度目のシュートはもう適当



最初のスーパーボレーにまだ酔ってます



二日酔い状態



みたいな選手が結構多い



監督をしてる時にいつも気になってた





昔、ヴェルディにアモローゾがいた

(後にイタリアセリエAのウディネーゼやミランでもプレーした)



まだ若かったけど凄いシュートテクニックを持ってた



正解なインステップ・自在に曲げられるキック



オーバーヘッドにヒールキック



シュートに必要なテクニックは



ほぼ全て揃ってた



それでもアモローゾは



毎日練習後



シュート練習をやってた



たったひとりで



楽しそうにリラックスして


そうやってシュートテクニックを研き続け



言葉だけでは掴み切れない


感覚的な部分を上げていた


誰の強制もなく



毎日毎日



単純にアモローゾはシュートを打つ事が



楽しくて仕方がないように見えた



本番では最もプレッシャーのかかる



場面での大事な道具研き



でもアモローゾにとっては


一番楽しい時間



こういう時間ならいいアイデアもわき出る




自主か強制か



遊びか仕事か



必然か偶然か




普段が出るよね~




どういうイメージでボールを蹴ってるのか?



どういう精神状態でその瞬間と向き合うのか?






その結果は





毎週出る週刊誌と



月刊誌か臨時号くらいの差が




武器の研き方は人それぞれ


でも普段研いてない人からは



あまり大きな感動はもらえない






いろいろ言われてるけど




サッカーは点を決めないと



勝てないスポーツ




残念ながら芸術点はありません




だからその方法は多種多様




スピーディーなカウンターからの



細かいワンツーの連続からの



きれいなスルーパスからの




どんな感動的なゴールも



どんなラッキーなゴールも


全て1点





その1点を見る為に




今日もサポーターは




スタジアムに来てくれている






川勝良一