こんにちは、アップコンディションの辻亮です。

本日は1冊歴史小説をご紹介します。

三谷幸喜氏の書き下ろし「清須会議」です。

今回の東京出張中に一機読みしました
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筆者は数多くの脚本家でも有名なのですが、

まさにその特徴が顕著に表れておりまして、

全て通して台本のような書き方でした。

また登場人物の言葉もあえて現代語訳ということを強調して、

歴史上の人物の台詞から心の声までまさに現代語で記してあり、

とても読みやすくて、わかりやすい。

これはどんな業界でもそうですが、

いかに多くの人にわかりやすく伝えることができるか?

これが重要だと私は考えてます。

大衆の心をつかむのはいつもシンプル。

それは難解な表現をあえてさけているだけで、

決して馬鹿ではありません。

政治家しかり、スマホしかり、シンプル イズ ベスト。

誰が注目されているか?

どれが売れているか?

私もできるだけわかりやすいものを目指すということを常に頭に置いてます。

でも、このシンプルにすることってとても難しい・・・(^^;;

さて、著書のレビューの続き。

清須会議とは、

かの信長公(お館様)が本能寺の変で自害され、

その後明智が秀吉に仇討ちになった後、

織田家の領地にあった愛知県の清須城にて、

織田家を継承者を決める大事な会議のこと。

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なぜ安土城でないか?!

はい、それは明智討伐の時に信長公の次男である信雄が誤って、

安土城へ火を放って焼いてしまったんですね・・・。

中に明智軍がいると思って・・・。(いなかったのに)

そんな信雄を推進するのがまさに秀吉。

なぜかって、それはもう秀吉の策略があるからです。

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この出来事は歴史的にも有名ではありますが、

ここまで清須会議に関わる人の心情を描いたものは、

今までに無かったようにも思えます。

登場人物としては、

柴田勝家

羽柴秀吉

丹波長秀

池田恒興

織田信雄

織田信孝

前田利家

寧(秀吉の妻)

お市(信長の妹)

黒田官兵衛

前田玄以

というのがまぁメインキャストです。

昨年大河ドラマの「お江」を観ていた人なら、

その情景や出演者をかぶせるととてもさらにわかりやすいです。

ちなみにお江は、

お市の3人の娘の末っ子。

清須会議の時はまだかなり小さい子どもでした。

時は戦乱の世。

イメージとしては武力があるものが天下を制す。

なのかと思っている方も多いかもしれませんが、

いやいやこの本を読む限り、

駆け引き、根回し、情報収集・・・と、

現代の政治やビジネスと何ら変わらない戦略、戦術であることに驚きます。

人の心を如何に掴み、

そして自身の目的を達成するためにどのように戦略を企てるか?

情の勝家。

知の秀吉。

結局のところ、この二人の対決がストーリーの山場になります。

そして周囲の者がどのように心情の変化していくのか???

勝家は本当に人間らしい。

秀吉は自身の目的に向かっては手段を選ばないところがある。

ただ注目すべきは、

この秀吉をサポートする名参謀の黒田官兵衛。

この後の歴史は変わっていたというくらいの活躍ぶり。

彼は秀吉の心をすべて読み取り、的確に助言をし、

また自身も寝回しや情報操作を迅速に遂行していきます。

まさにCIAのような超上級特殊工作員兼情報分析官です。

24で言うとジャック・バウアーとクロエ・オブライアンを足したような人物。

そして現代で言うとブログ、ツイッターやFacebookで

秀吉が有利になる情報をすばやく拡散して、

城内、民衆まですべてを巻き込む天才でした。

現代語訳の「清須会議」。

ぜひ今の時代とリンクして読んでいただくと楽しく、

そして仕事をする方にとっても多くエッセンスを汲み取ることができるでしょう。

おすすめです。

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