こんばんは、アップコンディションの辻亮です。

当サロンでも定番のリンパマッサージ(下半身)、整体、ストレッチ、PNFなどでは足底からのアプローチが基本となっております。


下腿_ストレッチ


しかし、なぜ足底からなのか?

なぜなら、私たちが普段生活する上で歩行は欠かせない運動であり、大地と常に接地している部分が足底だからです。

常時、地面との感覚とのやり取りをしながら、私たちは歩行していることは、もはや無意識レベルになっているので注目すらされないのかもしれません・・・。

けれども、こんな経験はないですか?

小さな小さな小石が靴の中に入っただけでも、違和感、痛みを感じたこと。

そう足底(=足の裏)には重要なセンサーがあって、地面の状態を絶えず脳に伝えて、立位や歩行に関わっているのです。

これを足底の「固有受容器」と呼びます。

自動車のタイヤがどんな環境の道路であっても安定した走行が求められるように、ヒトの身体も地面と唯一接している足の裏からの情報から安定した歩行を求められます。

凸凹の地面なら足先がひっかからないように、ギアチェンジはマニュアルというよりもオートマ車に近い切り替えでしょう。

しかし、高齢による筋力低下というよりかは神経伝達の低下や、歩行や立位の状態が極端に少ない生活などが続くと、このセンサーの感度は鈍ってきます。

常にこのセンサーの感度を高めた状態にしておくことが、身体全体へのバランスにも好影響を与えるのは言うまでもありません。

よって、アップコンディションではお客様へアプローチのスタートとして足底からというメソッドを重視しているわけなのです。

Tsuji式PNFテクニックにおいてもこの理論は他でもなく、基本スタイルは常に足底からのファーストタッチです。

そして、特にセンサーが集中している母趾(足の親指)へのタッチを重視したアプローチが行われます。


固有受容器



Tsuji式PNFテクニックで足底からバランスを取り戻すことで、重心が改善し、O脚、膝・股関節痛、腰痛・肩こりの解消にもつながってきます。

何気ない施術の中にもしっかりとした理論と裏付けがあるからこそ、最高の結果を導けるのです。

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