こんにちは、アップコンディションの辻亮です。

さて、早速ですがチャレンジ!ホノルルトライアスロンの報告です。

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ここ数年、田中代志美先生とともに主催している国境なきセラピスト団のトライアスロンケアーにおいて、

選手側からみる私たちの施術効果を検証し、より説得力をあげるために自らトライアスロンに挑戦してきました。

とは、言うものの最近は仕事中心の生活でトレーニングも怠るおっさんまっしぐら(^^;;

さらに水泳に関しては50メートルくらいしか泳いだことないという、ほぼカナヅチ状態。

ですが、人生何事も挑戦。為せば成る。と、言うことでチャレンジです。

まずはswim。

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市民プールではお元気なおじいちゃん、おばあちゃんがゆったりと泳がれてました。

そこで気がついたのは、今まで自分はスピードを求めた泳法だっため50メートルほどでへばっていたのだと。

確かに100メートル走と長距離走では走り方も違う。

スイムも同じく、ストロークを長く、身体の力を抜いていくと次第に距離を伸ばすことができました。

次はbike。

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カーボンは軽いが価格は高め、なので初心者なのでアルミに。

トライアスロンbikeの特徴としてはシューズとペダルが引っ付いていること。

転ぶととんでもない大怪我をします。

大阪市内はなかなか練習できるサイクルロードがないため事務所内にミノウラのサイクルマシンを置いて、

仕事終わりに1から2時間漕いでおりました。

そしてRUN。

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昨秋のショートレースの時にもこれら少しトレーニングしてましたが、

その後全く。

なんやかんやで本気に取り組み出したのが3月後半。

2ヶ月足らずで仕上げるためにはRUN中心にとにかく心肺機能を高めることを中心に。

一番練習しやすい種目でもあります。

仕事前、朝に10キロくらいをとにかく走り込みました。

週一、swim。

仕事終わりに3日に一回bike。

RUNは2日に一度か。

最後の2、3週間はまぁこんな感じでした。

恐らく、どれだけ練習したかが自信になり、当日のレースに挑めるのでしょう。

しかし、一度も通しでしてなかったので不安要素が高かった。

仕事柄、不規則なので、トライアスロンのチームとかにも入れず、常に孤独にトレーニング、、、。

で、いよいよ出発。

よく身一つで行けるかと思われがちですが、bikeの運行がクセモノ!!

輪行バックというものにbikeを一度すべて分解してから詰めていくのです。

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元々、日用大工などが苦手な私、、、。

分解にも3時間くらいかかりました。工具とかもなかったので、揃えにいってから、、、。

で、えっちらほっちら大量の荷物でホノルルへ。

到着後は大会まで1日半の時間で何をするか!?

とりあえずswimを、、、。

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実は日本ではウエットスーツ着て、海で泳いだことがない私。

私が通っていた市民プールではウエットスーツ着用お断りされたもので。

人生初のウエットスーツでのswimをレース会場のアラモアナビーチでせっせと本番さながらに泳ぐ。

息継ぎが右しかできないので右にそれる、それる。

ゴルフでいうとスライスです(^^;;

その修正をしながらなので、これ実際に1.5km以上のswimになるなと、、、。

時差もあり睡眠不足で足がつって、この日の練習は終了~ブクブクブク、、、。

前日。

国境なきセラピスト団の仲間たちと朝からKCCファーマーズマーケットに!!

気持ち良い朝とは裏腹にど緊張してきている自分。

また、今回レースにあたって心配要素だった大腸問題。

なので、ここ数日は肉、生魚、刺激物、冷たいものなど、大腸問題発生しそうなものはとことん避けていた。

マーケットではキヌア、シーアスパラアガス、コールドプレスジュース、バナナと野菜中心に夜の食事の準備をする。

その後、bikeの組み立て。

はじめての組み立ての四苦八苦。

特に後輪ブレーキの設定がおかしくなっており、調整にドえらい時間を要しました。

最後にはサイクルメーターの部品がひとつ紛失という事件が(^^;;

bikeのスピードがわからないとペースをつかめずレースではかなり不利になります。

しかし、最終的にはbike試乗中にマグネットによって車体にひっついていたのを発見し事なきを得る。

そして前日夜。

練習不足もあって極度の緊張。

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しかし、今回も我ら国境なきセラピスト団で同ホテルだったPNFプロトレーナーである米子の足立先生のご好意で、

全身にPNFをかけてもらって可動域と敏捷性を向上させてもらい、現地の有志である団員の恭子・ラパン先生にその後練習の疲労を流してもらうべく本場ロミロミでマッサージ。

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さらにクロ先生自らが精油をセレクトしてレインドロップで最後に緊張を取り除いていただくという、

今世紀最大にして最高の施術チームによるコンディショニングケアをしてもらえました!!

これは間違いなく今回のホノルルトライアスロンに参加する選手の中で最高のトリートメントを受けていたと断言できます^^

足立先生は私の初期の受講生のひとりでまさかこんな日が来るとは!?という気持ちで何か感無量になり涙が流れそうでした。

もはや何もいうこともない立派なトレーナーとして成長しております。

ドリームチームの施術のおかげて、心配していた睡眠不足もカバーでき、お腹の調子もよく最高のコンディションで朝を迎えれました。


---3時30分起床、バナナ、ゼリータイプのカロリーメイト、ポカリスエット少々。

---4時にはbikeでレース会場に向かう。

---4時30分にはトランジションエリアに入りbikeを設置、水温が低いとのことでウエット着用アナウンスが流れて装着。

足にはマイクロチップ入りのバンドを巻き、不安な気持ちでswimエリアに。

---5時にswim試泳をスタート。

さすがのハワイも日の出前の水温は低くて驚く!!

しかし心臓発作を起こすと洒落にならないので、ゆっくり水温に体を慣らす。

---5時30分スタートエリアにスタンバイ、ものすごく不安。

しかし、国境なきセラピスト団のみんなが見守ってくれてて、声もかけてくれたので和らぐ。

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よし!何だかかいけそうな気がする~~~(^^)

トレーニングもずっと孤独、レースも孤独だな~と思ってましたが、こうやって応援してくれる方々、

日本からメッセージなどを送ってくれて励ましてくれる方々、自分はひとりではない、本当に幸せだな~とつくづく感動。

これは絶対に完走しなくては!!と息巻く!!

そしてついに5時47分スタート!!

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まだ暗がりの中、屈強な猛者たちが次々に海に走り出していく中、彼らのバトルに巻き込まれないよう、後方からそろそろいく私、、、。

そうトライアスロンではこのswimにおいて格闘技要素が高く、水中で蹴ったり、殴られたりと、ぶつかり合うが必須。

それを避けるよう私は外側から少々距離が長くなっても良いと思って後方からスタートをしたのである。

だが、その外回り過ぎるのと、右側でしか息継ぎができない特性から、どんどん中心コースから離れる、、、。

ヘッドアップという顔を上げて泳ぐクロールで位置を確認して、「これはまずいなぁ~。」と思って、

途中で軌道修正を。

後から団員の方から、外側へどんどん行ってからの鋭角な軌道修正がめっちゃおもろかったと(^^;;

しかし、選手が多い中心エリアに入るとそこにはバシバシのバトルが、、、。

本当にぶつかってくるは、上に乗り上げてくるわ~。「避けてくれよ~。」と思うのですが、

みんな必死で余裕もないのであろう。

スピードの遅い私にどんどんぶつかってくるが、元来体格は良い方だったので欧米人のぶつかりにもなんとか耐えることができた。

バスケでいうとインサイドのぶつかり合いのような、ここでバスケの長い経験が活かされるとは(^^;;

ともかくヘトヘトでswimを終える、、、。

外回りしていたので、最短距離1.5kmをゆうに超えて2kmくらい泳いだ感覚でした。

陸に上がると重力が体にズシッと重く、もたもたとbikeのトランジションエリアに行く。

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ここでも応援してくれるみんながいてくれたのでテンションが高くなった。やっぱりこんな時の応援って嬉しい^^

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ウエットを取り除く、いざbikeへ。


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やや着替えに時間を要してしまったのが今回反省点でもある。しかもゼッケンを付け忘れてて、ここで付けていくというマイペースぶり。

良くbikeは楽なようなニュアンスを言われるが、実はそうでもない。

風や勾配が容赦なく体力を奪う。

しかも、ドラフティングという前方の選手の後ろにつくのが反則とされる公式ルール。

前方選手とは10mの感覚を保たないといけなく、また追い越すときも瞬時にしないといけない。

太ももがパンパンである。

さらにホノルルのコースは折り返し地点からの勾配がきつく、さらにピアの方にいくと容赦なく向かい風が来たので後半がかなりしんどかったです(> <)

途中、パンクしている選手、転倒している選手など、bikeでは結構事故が多い。

しかも、基本ひとりでパンク修理はしないといけないのでその備品も積んでいる。

ペダルに足がひっついているのがbikeの特徴なので転倒したら大怪我。

そのために傷をすぐに洗い流せるよう足の毛は剃り上げるというのが慣習である。

なので、私も万が一のために足をつるつるにしておいた。(もう今はチクチク状態だが。)

そしてやっと、bikeの40kmも終えることができた。

ここでswim約40分、bike約90分、、、あれ!?練習で想定していた時間より結構早いじゃん。

前日のスペシャルコンディショニングと声援のおかげて、スピードが自然と上がっていたのか?!

勿論、トップ選手と比較すると超スローではあるが、トライアスロンは自分との勝負である。

いいペースだ。

最後にRUN10km。

もうすでに日は昇り、暑い日差しが容赦なく肌を照りつける。

私の白い肌も日焼け止めを塗っているはものの、ジリジリくる感は否めない。

しかしレースは続くのだ。

ひたすらゴールに向かって、足を進めていく。絶対に歩かないぞ!!

だが、いきなり左ハムストに違和感を覚える。

「あー、もしかしたらツルかも!?やばいなぁ~、bike頑張りすぎたかな~、、、。」

でも、足を休めるわけにもいかなく、かばいながら進めていくと途中から、その違和感が全くなくなっているのに気がつきました。

これはまさに昨夜のコンディショニングが効いている!!

そう確信した瞬間でもありました。


トレーナーとして15年以上この世界で仕事をして、ここ数年はトライアスロンという種目を中心に活動をしている私。

選手の立場にたって、様々な検証をしてみようという試みからスタートして、今まさに私たちの役割と効果を実感している時であった。

アフターケアーはもちろんのこと、やはりコンディショニングによるこの効果は限界が来た時に発揮される。

股関節の動きもよく、足首も滑らかである。

ハムストの痛みから解放されて、マイペースながら足取りは軽かった。

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そして、ついにゴール近くまで。


そこで誰か違うチームの応援している方かの声か、「あと500m!!」と呼びかけてきた。

「おおっ!!あと500m、よ~~~し!!」

と少しペースを上げながら行けたのである。

しかし、クネクネ曲がりくねってなかなかゴールにつかない、挙げ句の果てマジックアイランドの一番果ての海沿いまでコースを続いており、

少なくとも残り1km以上はあったと思う、、、。

「あ~~~、騙された~~~(T T)」

別に騙すつもりはなかったとは思うが、やっぱり他人のいうことは鵜呑みしたらあかんな~と反省しながら、最後の力を振り絞る。

やっとゴールだ!!

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ヘトヘトの放心状態でフィニッシュゲートをくぐるとそこにはクロ先生が真っ黒い肌に輝く白い歯の笑顔で迎えてくれた。

「ただいま~~~!!」

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ともかく、一安心した。生きてる、僕!!(←大袈裟。)

RUNは約60分のタイムだった。

練習からして、自分の中では4時間切れたらいいかな~と思ってましたが、トランジションエリアの時間を省いたら、

3時間30分を切っているようで、初陣にしては納得。

さて、本題を戻し、ここからが本番というか、もう一仕事。

我ら国境なきセラピスト団のアフターケアーマッサージの検証である。

今回は少々事情もあって、少数精鋭部隊でブースが構成されている。

筆頭、隊長クロ先生。

今や鳥取のカリスマトレーナーである足立先生。

現地ロミロミのゴッドハンド恭子・ラパン先生。

大親分、東京の柔道整復師である吉田先生。

神技講師でもある大阪の阪井先生。(通称パン先生)

同じく大阪の美人整体師(もちろん実力も!)井上先生。

そして、水泳イントラの経験もある京都の鍼灸師川崎先生。

と豪華な顔ぶれである。

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もう、どなたの施術を受けても文句無しでしたが、大盛り上がりの国境なきセラピスト団ブースにて、

私の担当になっていただいたのが吉田先生!!

経験、実力ともに私なんかより遥かに上の方であるが、謙虚で優しい親分肌。

尊敬する吉田先生による施術を受けることに。

流れるようなスポーツオイルトリートメントに、IRONMAN仕様のPNFをかけてくれて、疲労困憊の体がリカバリーされていくのを、

アプローチ中から感じることができ、その効果に半ば驚く!!

しかも、現地ゴッドハンドロミロミマスターのクム・ブレインという方の施術を前日に受けていた吉田先生は、

なんとトリートメントにロミロミも融合してきたのである!!

これは!!

いやはや、恐れ入りましたm(_ _)m

もう、私の想像以上の内容であり、施術後の回復力は言うまでもありません。

老廃物はおろか、筋疲労も取り除かれ、しかもリラックス効果でメンタル面の回復も完了している。

まさか、トライアスロンを終えた心身とは思えない状態で、その後みんなで宴会にも行けたのである。

その日の夜、翌日、二日後と体の状態をチェックしているが、


まったく筋肉痛がない!!

どこも痛くない!!!!!


あれだけ激しいスポーツで無理も生じているはずなのに、どうして!?


かと思えますが、これが我ら国境なきセラピスト団のスポーツオイルトリートメントなのです。

激しいスポーツやレース後のアフターケアーもさることながら、日常における疲労軽減、回復にも大活用できること間違いなしだと確信できました。

また自身がレースに参加することで、レース以外準備段階でも多くの経験ができてワンランクアップできたような気がします。

実際、今回のチャレンジでは途中挫折しかけた時もしばしば(^^;;

でも、踏ん張れたのはやっぱり仲間たちの応援があったから!!

本当にたくさんの方々からメッセージもいただき、改めて自分は恵まれているなと感動してます。

本当にありがとう!!

まだまだ、私の人生のチャレンジは続きます!!

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そして、、、2015年10月IRONMANワールドチャンピオンシップへ最高のケアーを!!

さらにレベルアップしたTsuji式PNF×Style Yos!スポーツオイルトリートメントの技術習得講習会は、

こちらのページをぜひご覧ください!!(年内最終です。)