走り続ける 道の中

気が付いたか 気が付かなかったのか

分からない

確かに そこに有った

 

道の駅

 

その 道の駅 の名前は 思い出せない

でも いま 立ち寄っている

この道の駅の名前は

道の駅 60

 

疲れを 押し切って走って来た

道の駅 60

 

ここまでの 走って来たルートを

ボロボロになったルート マップで確かめる

スタート地点に有ったのは

 

道の駅 0

 

そこからルートをたどる

道の駅は ここに来るまで

確かに 有った

数字を飛ばす事無く通りすぎて行った

 

道の駅

 

もちろん 立ち寄った覚えも無い

立ち寄っても無いのに 何故か

懐かしい

 

道の駅

 

ボロボロになった ルート マップ

滲んで霞む チェック マーク

その 滲んで霞む チェック マークは

 

道の駅 10

 

立ち寄ったことすら

思い出せないまま

シートに腰を下ろす

 

 

道の駅 10

ここは 確か走り初めに立ち寄った

道の駅

 

思えば 全てが無知だった

全てを信じ 全てを愛した

全てに 感度をした

道の駅

 

ボロボロになった ルート マップ

滲んで霞む チェック マーク

その 滲んで霞む チェック マークは

道の駅 17

 

 

思えば トゲトゲしく ギラギラして

走っていた気がする

自分を 隠しながら

いきがったり 大きく見せたり そんな 

 

道の駅 17

 

ボロボロになった ルート マップ

滲んで霞む チェック マーク

その 滲んで霞む チェック マーク

この ルート マップの 道の駅は 

自分のルート 

足取りの ルート マップ 

 

 

この時は とにかく 自由になりたかった

そんな気がする

道の駅

 

ボロボロになった ルート マップ

滲んで霞む チェック マーク

この道の駅は 

自分の思い出 走って来た

歳の数

 

道の駅は 思いでや経験の足跡

ならば もっと広げて見てみよう

ボロボロになった ルート マップ

滲んで霞む チェック マークをさ

 

 

道の駅 30

 

危ない橋は 避けた

自分がいるよ

 

 

道の駅 40

 

やっと 周りと自分が見えて来たかな

思いやりって 奴が

 

 

道の駅 50

 

全ての人に 祈るしかなかった

元気でやれよ がんばれ 体も 

自分よりも 周りの人が

好きだった

 

 

ここは ここは

そう 道の駅

 

道の駅 60 だよ焼き付きそうだし

 

エンジンは 焼き付きそうだし

アクセルを回せない

外装も ボロボロ

シートも

 

だけど 走って来たんだ

ここまで

ボロボロになったて

 

道の駅 60 

までね

 

あとは この道を帰ろう

道の駅 70 には よらずに

帰るんだ 元来た道を

 

土にか帰るまで

走り続けるマイルート 

子供に帰るまで

 

道の駅 0 を目指して

走り続けるよ

 

 

道の駅 60 で 

一休み しながら思ったこと