先日のブログで、ボンゴの荷台やアオリを加工している記事を書いたら、思いもかけず天ぷら溶接機に食い付いてくださった方たちがいらっしゃいました。
なので、天ぷら溶接機のご紹介です。
初代は、豚小屋を建設する際に一番最初に買った道具と言う、思い入れ深い溶接機がいました。
ガソリンの、防音タイプの150Aまでたけるデンヨーのコンパクトなヤツ。
しかし、2年くらい前にネズミが溶接機の中でご出産され、軒を貸してもらったお礼にと中の基盤から出てる太い配線から何からグチャグチャに食いちぎってくれました。
ホント、良い仕事してくれます。
中古買うくらいの値段以上に修理代がかかるとのことで、一生モノと思い購入したのに泣く泣く別れを決意。(でも、いつか自家発電のサブシステムに使う予定)
大変落ち込んだのち、気持ちを入れ替えて天ぷら油で動かせるディーゼルの溶接機を探して、やってきたのがこの!
黄色いイケメン。
気に入っている点は、ハンドルでのエンジン始動。
天ぷら燃料の為、寒いとかかりにくいから、使用頻度が低くてただでさえ弱ってるバッテリーが上がってしまい、作業中断、、とか言う事が無いので(笑)
一応セルもついてますが、バッテリーは繋ぎません。
手回し最高!!
デコンプ(右↑写真)で圧を抜いてから、ハンドルグルグル、勢いついたとこでデコンプ戻すと圧縮がかかり、エンジンが始動します。
アイドリングに自動でダウンするとか言う便利な機能とかはないですが、その都度かけたり止めたりで使ってます。
非常に調子よいです。
子供と並ぶと、かなり大きいことが分かってもらえるかと。
移動とか、めっちゃ重くて大変ですが、豚舎内なら押して押せないことはなしギリギリのレベル。
車に乗っけて他所で使うとか、一人じゃ絶対無理ですが。
電圧の調節幅も広く、発電溶接部分とエンジンはVベルトで繋がってるため、どっちかダメになっても流用が容易です。
発電は80v位ってことかな。
まあ、高速切断機とかグラインダーとか、めっちゃパワーなかったの(笑)
でも、いざというときのバックアップ天ぷら電源にも、、、なりますね。
ちなみに燃料は、天ぷら油に灯油を数割添加して粘度を下げた、通称MVO(ミックス・ベジタブル・オイル)で動かしています。
これだと、エンジン側は無改造で天ぷら油が使えますが、少々の石油を使うため、車などの行動を走る目的での燃料には使用できません。(使用すると、脱税に当たります)
灯油の割合は、夏と冬でだいぶ違いますが。。
軽油みたいな粘度を目標に適当にブレンドしてます。
以上、天ぷら溶接機!