2代目ハイエースのWVO化  前編。 | ~豚飼いと天ぷらカーと子育て~ 桜の山農場のブログ

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地域循環による豚飼い、無農薬有機農法による米作り、可能なエネルギーの自給、、を模索する日々のブログです。
生活の中で思い感じたこと、作ったものや息子の成長記録などを刻んでいけたらと思います。





ハイエースのWVO化、興味あるって事前に聞いてた人が都合悪かったり連絡無かったりで誰も来ずwww


いや、実際僕は普段からWVO化ばっかりしてるわけじゃないので、手際よい訳でもないし、1人で考えながらボチボチやれる方がそら、楽チンなのですよ。

しかし、僕はこの技術をギブ&ギブの精神で先駆者の方から与えていただきましたので、毎回自分が伝えれる機会があるときは、なるべく興味がある人にキチンと伝えれるようにと思っています。



なので、今回はブログで詳細を記していこうと思います。



あと、前後半に分かれてしまった理由として、人が来ないので滞ってた豚仕事等N農作業を半日して、当日は午後の半日の作業となりました。




作業内容は熱交換器の場所決めと設置。

いかに快適に機能的なシステムを組むか、これが後々の使い勝手に直結するのです。


しかしこの度の車、前代のハイエースと同年式の同型ハイエースですが、「リアヒーターがついてない!」 という、ウチのWVOシステムを組むうえでは同じ車だけどまったく違う!
そして、燃料切り替えも先代の時は運転席まで燃料を持って来て手動で切り替えていたのに対して、この度は電磁弁を使います。




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(先代の車の切換え弁とWVOフィルター。運転席と助手席の間にある。)





この辺り、、、熱交換器の取り回し、水の取り口、切換え弁の設置場所、WVOフィルターの設置場所等、新たに1つづつ最適な設置場所を探すのに、とっても時間がかかりました。

同じ車なんだけど、機関の位置情報を把握してるだけで、まったく違う車を一から作る気分です。


WVO歴4年と少々。
この度の車両は5台目。
毎回、普段使わない脳ミソの部分使うので楽しいけどくたびれる(笑)



じゃ、作業状況の報告に。
まずは!



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リアヒーターの着いていない右腹あたり、セカンドシートの真後ろです。
ここに約100lは入るであろうWVOタンクも設置します。
(ここにこの後リアヒーターも設置しますが、それはWVO化が終わってから。)

燃料タンクからのホースを車両の腹下に持ってくために、穴を掘ります。


あ、写真足らずで説明しにくいのですが、天ぷら廃油で車を走らせるためにはまず、軽油でエンジンを始動させ、エンジンが温まったら天ぷら油に切り替え、エンジンの熱で天ぷら廃油を温めて粘度を下げてからエンジンへと送ります。

特に冬場など、熱交換してない粘度の高い天ぷら廃油ではエンジンは絶対に始動しないし、エンジンが温まりきってない状態で切り替えると、熱交換不足の油で車がスキップします。(エンジンがスキップするように激しく振動し、まともに走れない)





そして、熱交換器の設置。



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何度現車を見てイメージしても、何がベストか答えが出なかったのでとりあえず、前回と同じように設置してみて、その他の部品や配管の取り回しを考える。。。




うん、やっぱり悩んでないでやってみるもんだなwww
とりあえず設置してみて、、なんか違うなどこか違うなと考ええて。。。
ついにやっと今回の車のシステムの青写真がここにきてようやくなんとか固まりまして、そこからは早かったです。






3mくらいあった熱交換器を50㎝くらいカットすることに。



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WVO界ではおなじみ、「やまの式熱交換器」。
普通は熱交換器はみんな買うんですよ、海外から。 
でも、この「やまの式」なら自作できてしまうんです、熱交換器が。








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この熱交換器のポイント、リングジョイントという部品に目を付けたのがスゴイですね。
リングを締め付けることで銅管に先端が喰い込み、確実にラジエーター液を止水することができます。


約80℃で循環しているラジエーター液の中に、天ぷら廃油N燃料管である8㎜の銅管を通すことで、廃食油をディーゼルエンジンの燃料として最適な温度に温めることができます。


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銅管に燃料ホースを接続するための「カリ」を作って熱交換器の摘め、完成。





その後、理想的ない位置に熱交換器が設置完了、ラジエーターホースも新たに3m設置、あとは繋ぐだけ状態。

写真は後半ナシ(笑)
後編で詳細は確認ください。



これで半日。
いやー、自分で思い返してもたったこれだけじゃけど、もお頭の中グルグルでクタクタ!

でも、なかなか良いシステムが組めそうです。


さて、今週中にどこかであと半日時間作って、燃料とラジエーターの配管と切換え装置の電気配線で完成だ!



楽しくなってきたし、ラストの作業も早々に頑張るベー!