昨年中にとっとと天ぷらカーにしたかったんだけど、農繁期に突入してその後もダラダラ。。。
この度ようやく天ぷらカーになりましたので、ご報告です。
まずはピットイン。
以前から熱交換器をつけたり、切り替え弁の電気配線等はちょこちょこ済ませていたので、この度の作業は天ぷら油の燃料配管の接続作業です。
それに伴い、付ける部品が2点。
燃料切り替え弁、通称「6ポート」。
軽油より粘度の高い天ぷら油を燃料として使用する場合、まず軽油でエンジンを始動させて、エンジンが温まったらその熱を利用して天ぷら油を温めます。
エンジンが温まったら天ぷら油に切り替え、1日の終わり、もを車を動かさないタイミングでまた軽油に切り替えて、明日の朝一でもちゃんと始動するようにエンジン内の燃料を軽油にしときます。
これが、天ぷらカーの乗り方。
運転席のスイッチ操作で、軽油と天ぷら油を切り替えます。
これは以前のアナログ式の切り替え装置。
運転席と助手席の間の足元に取り付けてあって、燃料ラインに覗き窓もつけてたから、燃料の流れやエア噛みなども目視で確認できました。
とっても気に入ってたけど、ハイエースの前席を3人乗りに構造変更した関係で、付ける場所がなくなってしまい、この度の電磁弁を装着する運びになりました。
天ぷら配管接続に伴い、軽油用の純正燃料フィルターとは別に、天ぷら油用のフィルターも取り付けます。
では、作業開始です。
エンジン内、右下あたりに純正の燃料フィルター。
燃料フィルターの出口のホースを外します。
このホースは噴射ポンプに繋がっているんですが、燃料フィルターと噴射ポンプの間に6ポートを持ってきます。
純正のフィルターから出てくる軽油ラインと天ぷら油のラインとを、6ポートに繋いでいきます。
同じように、エンジンで使い切れなかった燃料がタンクにもどるライン、リターンの配管も、噴射ポンプから出てくるリターンを6ポートに、そこから軽油と天ぷらそれぞれのタンクに戻っていくように繋いでいきます。
配管接続完了したので、設置。
奥のスペースギリギリだったけど、うまいこと取り付けできました。
ここからの作業はピットにもぐります。
天ぷらフィルター設置のため、燃料ホースの長さを確かめながら繋いでいきます。
基本、先代のハイエースの部品の移植なのですが、切り替え弁変更に伴い燃料ホースの取り回しが多少かわったため、リターンの銅管をカットしていたので、配管をつなぐ為のカリを作る作業もありました。
これで、内径8mmの燃料ホースは抜けません。
供給ラインとリターンを繋いで、フィルター設置。
この辺りはエンジンガードみたいなカバーで、このあと見えなくなります。
ハイエースはエンジンルームに余裕がないので、天ぷらフィルターの設置場所は苦肉の策の前輪のタイヤ裏のスペースを利用。
燃料タンクと配管を繋いで、ついに完成です。
去年、先代から乗り換えてここまで、、1年かかりました。
感慨深いなぁ。。
改めて、これから我が家の一員として、末長く元気に走り続けてもらえるように、大事に乗っていきたいです。