前回に続き、ハイエースの、シリンダーヘッドのあれこれです。
なんと車屋さん、副燃焼室の扉開けちゃいました!
内燃機屋さんに色々相談してくれて、自分とこでやったろって気張ってくれたんだとか。
マジ感謝ですねー。
排気側のバルブ。
多少のカーボンあり。
ウォータージャケット。
エンジンが動くと同時にタイミングベルトでウォーターポンプも回ります。
で、エンジン回ってる間はエンジンの中を水が常に回るのです。
85度あたりでサーモスタットが開いて、ラジエーターにも水が回り沸騰しないように冷却されます。
エンジンは鉄や鋳物をパッキン入れてボルトでつなぎ合わせたものですので、熱くなりすぎると(オーバーヒート)膨らんだり歪んだりするわけで、そうならない為に水を循環させて熱を逃がしてるんですね。
やー良く考えられてるわ、エンジンって面白いですね。
副燃焼室の蓋。
そんな酷いカーボンはないように見受けます。
グロー、なんとか4本 無事(?)抜けました。
なんでも4番も絶対折れるぐらい渋かったそうですが、バーナーでガッツリ炙ったら折れずに抜けたとのこと。
次回、誰かグローがネジ切れるんじゃなくて引きちぎらそうな時は、カムシャフトあるとこのカバーはハグって周辺の危ないものどかしてから、バーナーでガッツリ炙れば、ちぎれずに抜けそうですよ!
(でも変なとこ焼いたり溶かしたりして二次被害が出ないようにしなきゃですが>_<)
新品のグローの抵抗値、1オーム。
0と100が代わり番こにでて、計測不可能とのこと。
こっちも計測不可能。
折れたグロー、通電ポイントを探るとわずかに抵抗あり?
まあ、おそらく結果的にグローは4本とも死んでたと思われます。
それでも、本当に寒い時期以外はパツンと、始動するので、やはりエンジン自体はとっても状態が良いと思われます。
そして!
こちらが折れたグローの先端に残るカーボン。
こいつが、ちょっとやそっとじゃ落ちなくて、グロー引きちぎっちゃったのね。
こっちは1番の副燃焼室の蓋。
車屋さん頑張った跡がみれますね(笑)
カーボン、あんまついてませんよね。
じつはここだけはすでにちょっと掃除しちゃってくれてた後の写真です。
もーちょっとカーボンついてたそうです。
んー、全体的に綺麗ですね。
噴射ノズル、掃除はしてません。
噴射ノズルの先端は、肉眼で穴が確認でき、、なかった!
あんな細いとこを燃料が噴射されるとは、目の当たりにしてちょっとビビりましたね。
天ぷら油とか入れちゃダメでしょって(笑)
いや、やっぱり濾過は大事ですね!
ノズルは簡単に抜けたよーって言ってました。ディープソケットがあれば、また用事があれば外せそうな雰囲気です。
こちら、車屋さんとに褒めてもらったツルっツルのカムシャフト。
ここがくたびれたエンジンだと、ザラザラになってくるらしいのです。
へー、知らなかった。
ちなみにカムシャフトもタイミングベルトでエンジン(クランク?)と連動してて、吸排気のバルブの開け閉めをエンジン頭部でやってる部品です。
んで、びっくりしたのがリーターンの配管への燃料の逃げる穴の、小さいこと!
まあ、噴射ノズルの先端の見えない穴に比べりゃって話だけど、見えるレベルの穴だから思うこともあるのです。
濾過、大事!
僕ら普段の食生活は自分で作った米や野菜や卵やたまーには肉も食してて、それで自分の内臓の中がいったいどーゆう状態なのか、見れるものなら見てみたいと思うのです。
エンジンの中見てるのは、まさにそんな気持ちです。
自給燃料で大事に乗ってる愛車の腹のなか見るのは、メッチャ楽しいです(笑)