あまり人通りがない、喫茶店
昼の時間帯は、定食もだしている。
そんなお店に、足を踏み入れたのは、2回目だった。
メニューにある定食を注文して、待つこと5分、運ばれてきた。
その姿をみて、心臓の鼓動が早まった。
それとは、定食のご飯。
見事に
左利き仕様で、運ばれてきたのだ!
このような場合、右利きの人に合わせて、ご飯が左、味噌汁は右、という配置でやってくる。
ところが、どうだ。
ご飯は右!そして、味噌汁はご飯の上の位置、おかずが左だ。
左利きの人間には、すこぶる食べやすい配置だ。
料理を食べ終わり、引き上げに来た店の方に聞いてみた。
この配置は、偶然ではないですね?
「はい!左手で食べられているのを拝見しましたので。気づくのが遅くて申し訳ありません」
そのようにおっしゃったのだ!
ということは、一回目の時に既に、左利きだという認識で、記憶していたということだ。
自分のお店にたまたまた来た人を、ただの一見さんとみるか、それとも、この方は左利きだから、今度来られたら、配膳を逆にしよう!と見るか、ここには、雲泥の差がある。
もう来ない、一回きりの判断か
また来てくださるであろう、いや、この先長いお付き合いになるであろうお客様という判断かの差だ。
もちろん、これは、客である私の判断ではなく、店側の心だ。
小才は、縁に出合って縁に気づかず
中才は、縁に気づいて縁を生かさず
大才は、袖すり合った縁をも生かす
(柳生家家訓)
こんな家訓が、柳生家にはあったが、
今、目の前にいる人とのご縁をどのようにとらえるのかで、人生は大きく変わる。
さて、それなら、自分はどんなことができるのだろう?
ありがとうございます。
心にモヤモヤを抱えているのであれば、こころ晴れ晴れステキな人に囲まれて過ごしませんか?!
あなたが一歩踏み出すだけで、こころ晴れ晴れの毎日になりますよ。
ありがとうございます。