誰しも大きなチャンスがきてほしいと願うのかもしれない。
しかし、そう願う人のほとんどは、その大きなチャンスをつかみそこねた時は、大ピンチが訪れることを知らない。
大チャンスをつかみとれば、大きな成果が上げられるかもしれないが、それがつかめなかった時のことを考えない。
実際に、大チャンスをつかみそこね、大ピンチとなって、慌てふためくだけのことだろう。
とは言え、大ピンチは、本当にピンチなのだろうか。
確かに、ある一面から見れば、大ピンチとなるのだろう。
しかし、見方、捉え方を変えれば、大ピンチなどではなく、大チャンスなのだ。
それどころか、どのように捉えるのかで、大ピンチにもなり、大チャンスにもなる。
大チャンスを待つことは、大ピンチを待つことでもあり、その逆でもある。
常にチャンスをつかんでいる人は、大チャンスを待っている人ではない。
自ら小さなチャンスを作り出しながら、そのチャンスを放さない人だ。