ローマは一日にして成らず

…の意味は、言わずもがな、

『立派なことやものは、長年の積み重ねがあって初めて完成するということ（Wiktionaryより）』

です。これと同じく、自分の身体の不調箇所が改善されるには時間がかかります。

例えば、

肩こりがつらくて…

頭痛がひどくて…

いつも腰痛に悩まされている…

足腰が弱くなって…

これらに気づいたのはつい最近かもしれません。
突然起こったことのように思うかもしれません。だけど、これらは長年の生活習慣の積み重ねでこういう症状があらわれているのです。

なので、一度のマッサージ、一度の病院での治療で治るなんて甘いです。マッサージを受けられたり、なんらかの治療を受けることで、痛みや不調は軽減します。が、それを一度で『完治』させようと思うのは甘すぎます。

まずはとにかく、その不調を軽減させることからはじめてもいいかと思いますが、その後は今までの生活を改める覚悟を持っていただかないといけません。これには、なかなかツラさがともなうかもしれません。なんてったって、今まで長年連れ添ってきた生活習慣なのですから。

でも、なにか不調があって、それを改善したいと思うのなら、改善したいと強く願うのなら、生活習慣を改めなければいけません。そして、それは時間がかかります。まさしく

『ローマは一日にして成らず』です。

私は、身体の、特に外側、骨格・筋肉・身体使いの専門家なので、これをメインに書きましたが、『生活習慣病』と名付けられた本来の病気、

高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満 etc,etc...

これらの治療も同じです。
これらの病気は一度発症したら二度と治らないと言われていますね。
確かに、『完治』は難しいかもしれません。でも、『寛解（かんかい）』と言って「症状が落ち着いて安定した状態（病院の言葉を分かりやすくする提案サイトより引用）」に持っていくことはいくらでも可能です。そして、病気によっては寛解までいけばお薬の服用をやめることさえできます。

これはまた、心の病気についても、同じことが言えます。

病院に行って薬をもらったら数ヶ月で治る、カウンセリングを2～3回受けたら治ると、勘違いも甚だしいことを思ってらっしゃる方のなんと多いことか

何回も言います。

なにか不調が起こったら、それがウイルスなどの感染でない限り、それはあなた自身が作り出してる可能性が大きいです。そして、それを改善したければ、今までの生活を改善する必要があります。それには時間もかかります。

人間は魔法使いではないので、一瞬でっていうような魔法はないのです。