いつもいろんな相談に乗っていただいているまごごろデイ・サービスの新庄社長さんにご招待いただいて、認知症患者さんのドキュメンタリー映画『僕がジョンと呼ばれるまで』
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の試写に行ったのは、先月のこと。

これは認知症患者さんが“学習療法”という簡単なお勉強をすることで認知症が改善される様子を追ったドキュメンタリー映画で、“学習療法”をアメリカで初めて取り入れた施設の半年間を日本のテレビ局が追跡取材したものだそうです。

私は“学習療法”というものを全く知らず、アメリカでのことを映画にしているので、“学習療法”というものはアメリカ、もしくは外国で開発されたものかと思っていたのですが、これはれっきとしたmade in Japan、日本で開発されたものだそうです。

開発したのは“脳を鍛える大人のドリル”、“脳を鍛える大人ののDSトレーニング”などのゲームでおなじみの川島隆太教授と公文式のKUMONと福岡県の介護施設の共同研究プロジェクトで2004年から介護施設などへの導入がはじまっているそうです。これも初めて知りましたあせる


『僕がジョンと呼ばれるまで』では、何人かの認知症の方がフィーチャーされているのですが、その中でも主役級に取り上げられていたのが重度の認知症の女性。

無表情、無関心で、介護スタッフが声掛けしても「うるさいわね~」と言わんばかり。

見ているこちらも、「果たしてこの人がどうにか変わるんやろうか
」と疑問いっぱいでした。

=ここで映画のネタバレしてしまっていいのかしら…

ま、ここまで読んでいただいておわかりの通り、8か月後はスタッフと会話ができ、顔も名前も忘れていたお孫さんのこともわかるようになり、ご家族がお母さんが元に戻ってくれた~と喜ばれていました。

8か月、たった8ヶ月です


たった8ヶ月で、それまで他者との関わりを拒むようにいつも一人でいて、スタッフの話しかけにも面倒くさそうにしていた人が、たった8ヶ月で忘れていたお孫さんのことを思い出し、発症以前のようにアクティブになっているのです。

そして、意欲的になって髪をセットしてもらい、お化粧をしてもらいとっても素敵なレディに戻られていたのです。

めっちゃ微笑ましいエンディングでした。
映画としても、とても素敵な小品となっていて、完成度が高かったです。

これから滋賀県での本上映が待ち構えているそうです
わくわく
そちらのお知らせはまた改めて
…は‐と