前回交換した フロントシリンダーピストンリングですが

思った以上にエンジンの調子が良くなったので、SETで購入した残りのピストンリングを交換する事にしました。

腰の調子も戻った本日、朝10時から作業スタートです。

カムカバーをはずして....

前後プラグをはずし、ジャッキアップ後、ギア5速に入れ後輪を回しながらピストン上死点を探します。


念の為、カムがフリーになったのも確認しました。


対角線にカムカバーボルトを緩めました


..そして 吸排気のプッシュロッドを撮影し組み付け時の参考にします。


このボルトは一見複雑に見えますが....


対辺13mmのソケットレンチが使えます。


プッシュロッドカバーと一緒にヘッドが取れました。
(やはり、おぞましいカーボンです)


日頃は手の届かない所もついでに磨きます。


10年経過の状態です


フィンに注意して少しづつプラハンマーで叩きます。


やはり合口は指定された位置から動いています


この機会、スタッドボルトも交換しました。


バイスプライヤーで強引に回しました。


パッキン剥がしやカーボン除去にはこれが結構使えました


一番大変な作業になります


ボロボロな Oリングとパッキン


ピストンピンはガタも無くいい感じでした


ホムセンで2800円のリューターを使い、ここからは遊び半分


鏡面加工を目指してみます。

アルミ鋳造品って仕上げが結構適当なんですね

一番ネックなベースパッキン剥がしも何とかなりそう


ポートも磨いてみます


刻印が見えるまで頑張ってみました。


シリンダーは綺麗です。


バルブコンプレッサーを使いコッターをピンセットで外しました。


私は妥協する事を知ってます。


時間の都合上排気ポートは適当にします




バルブ摺合せは電気ドリル低回転で時折逆回転を使いながらコンパウンド仕上げます。




ピストンリングを交換します


スポーツスターはセカンドリングのみ上下マークがあります。


一番下にあるオイルリングは、先に波状リングを入れてから薄いリングでサンドイッチします。


トップリングのクリアランスチェックです。

0.18mmでしょうか?



大変な作業のベースパッキンを綺麗に剥がしました。

(これが一番やり切った感があります)

ピストンピン サークリップは溝から一番遠い所に合口をSETします


そうそう 必要なオイルはスポイトを使えば効率的です


フロントシリンダーで懲りたので今回はこれを使います
↓↓↓
ピストンリングコンプレッサー


2000円もしないので購入しました。

シリンダーをSETし易い様にピストン位置を下げました。


工具があれば簡単です。


メタルガスケットのみではどうなのかと念の為、これを使いました。


昭和のトルクレンチで締め上げました。


進行方向右側はフレームにヒットするので このジョイントを使いました。


試走しましたが、カーボン除去による吸入量増加の為?低速域で少しノッキングが発生します。


そこで 加速ポンプをアクセル開け始めから始動するようにSET


見えにくいかもしれませんが スロットルリアルタイム仕様にしてみました。


アクセルの開け始めから加速ポンプノズルよりガソリンがピューっと出てます、この際燃費は無視してみます。

腰上をいじりましたので しばらくは慣らし走行をしてみます。


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