どうも。
いつも応援あいばとうございます。
この二人の夏のエピソードを描きたいなーと思っていまして。
SASSシリーズも終わってしまったし、大筋が整いましたので始めちゃおうかと思います。んふふ( ´艸`) ❤︎
それでは、Discostar★Love シーズン3 ~Summer~ 、スタートです。
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
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Discostar★Love 3
#1/Side-A
『ゴメン』
『 打ち合わせが遅れてて時間に行けません』
『ゴメンな、でも必ず行くから』
『またあとで連絡します』
『いいよ』既読
『お仕事じゃ仕方ないよ』既読
『おれはいいから、頑張ってね』
はぁ・・・
既読の付かない最後のメッセージからもう2時間が過ぎた。
「しょぉちゃん、まだ会議中かなぁ・・・」
軽くため息をつくと、神社の境内、奥側の石段に腰をかけて時々上がる花火を見上げる。
今日はおれの地元の小さな神社の夏祭り。
翔ちゃんの仕事が夕方で終わるはずだったから最寄駅で待ち合わせしてたんだけど、
なんか仕事入っちゃったみたいでこの通り待ちぼうけ。
「ディスコスターさまを待たせるなんて何事だぁ~・・・」
座った石段の横に落ちてた枝を拾い上げて石と石の間の穴に砂を集めて埋めたりつついたり。
本当はフィズにでも行って時間を潰したって良かったけど
浴衣なんて着てフィズに行ったらきっとオンナノコたちが離してくれなくて
翔ちゃんから連絡が来たって抜け出せなくなっちゃうからさ
かと言ってカップルがいっぱいの駅にいるのもちょっとキツくて
翔ちゃんから連絡が入るまで神社の奥の人気(ひとけ)のないトコで待ってようって思って、さっきからずっと一人で寂しく花火見物ってワケ。
口笛の音が新着を知らせる。
翔ちゃんかな!
画面に指をスライドさせたら、カザマからだった。
『サクライさん、来れるって?』
『オレ達先にフィズ戻ってるね』
『キャンセルになっちゃうようだったらアイバくんもフィズ来いよ~』
「キャンセルになんて なんねぇっつーの・・・」
『遅れるけど来てくれるって』
『また来週な』
そう入力して、最後に《ありがとう》って手を振ってるクマのスタンプを送った。
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