【楽屋席】
22時19分
柏駅南口改札前通過。
二番街を通ってWデッキに向う。
サンキの前では、相沢咲太君とショウイチさんが演っていた。
始めたばかりだそうだ。
遅くまで演ってるなら、帰りに寄ろう。
1階ウッドデッキでは、翔平君が演っていた。
今日は、特等席にまで観客がいて盛り上がってる感じだ。
そめい君やHさん親娘も観戦していた。
ビックカメラ正面側では、3DARS君が演っていた。
観客にPainterFさんがいた。
オサムさんの路上ライブ観に来た
えっ!マジっすか?
もう少ししたら始めます
彼女も、時々柏で路上ライブを演っていた。確かイベントで一度ご一緒している。会うのはかなり久々だ。
確かPainterFさんは、絵を描くようなイベントを主催していて、アーチスト名の由来も、その辺にあるのだろう。
青山前辺りでは、ラズベリーさんが演っていた。彼も、かなり久々に柏に来て演ってるそうだ。
ボクを含めると、今日は5組演ってる事になる。
いつもこのくらい演ってると、楽しくてイイと思う。
****************
22時45分
さぁ、始めよう。
場所は、丸井側の駅寄りだ。
まず、セッティング。
譜面台を出して組もうとすると、壊れていた。
上の段の蝶ネジのネジ山が潰れていて、高さが固定出来なくなっている。
もう充分使ったし、そろそろ新しく買い換えてもいい頃だと思う。
この譜面台は、高さ固定ネジが3箇所あり、同じ症状で壊れて、すでに3箇所とも交換したのだ。
また蝶ネジだけ買って来て替えれば、それでもいいのだが、
とりあえず今日は、2段目を長めに伸ばしてしのごう。
風が吹いたらクルクル回ってしまうが、それはそうなった時に考えよう。
チューニングも済ませて、
今日はこれから行こう。
「休日出勤」
♪♪〜♪
続いて、
「学校なんか行きたくない!」
幼い感じの子達を見かける。
まだ、春休み中のはずだ。
行こう。
♪♪〜♪
歌い終わる頃にはもう、幼い感じの子達は見かけなくなっていた。
今くらいが、門限ギリギリなのだろう。
そういえば、Fさんの姿が見えないなぁ
「観にに来た」というのは、ただの社交辞令だったのか?
まぁ、とにかく続けよう。
続いて、
「会社を辞めたくなる時」
♪♪〜
♪
終電なんか気にするな〜
♪
会社を辞めたくなる時〜
終電の声がかかったので、ワンフレーズ織り込んだ。
テンポは違うがキーは同じAなので、楽勝だ。
Fさんが、やっと来てくれた。
あぁ、ありがとうございます
カンパ〜イ!
忘れない内に
えぇ!?
こんなにいいんですか
ありがとうございます
Fさんから、差し入れに金麦1本頂いた。たぶんコンビニに寄っていたのだろう。
投げ銭も、いきなり1000円も頂いてしまう。
今日は、もうこれで充分過ぎる成果だ。ここから先は、気分も軽く演れる。
続きまして〜
「音楽不要論」にしよう
新曲って訳でじゃないけど
たぶん、まだ聴いた事ないでしょう?
これは、音楽を演る側にぜひ聴いて欲しい歌
♪♪〜♪
これって、やっぱりコロナを意識してる?
別にコロナを意識した訳ではないが、確かにコロナ禍の頃はいろいろ制限があって、音楽演るのは大変だった。特にプロの人は大変だったと思う。
音楽は、ホントは不用の物ではないという想いを込めている。
続いて
同じような曲調が続きますが
「やってみなけりゃ わかんねぇ」
♪♪〜♪
ありがとうございます
フラッと立ち寄った人が、繰り返し部分を一緒に歌い、投げ銭まで入れてくれた。実にイイ感じだ。
じゃ、定番行きましょう
やった~!
そんなに得意じゃないけど
ハーモニカも入れて
「まだ働いてる人がいる」
♪〜
まだ〜働いてる〜人がいる〜
なぜか、シャウトしながら一緒に歌ってる人がいた。
相沢君となべけい君以外で、この歌を一緒に歌う人は珍しい。
♪♪〜
ありがとうございます
リクエストいいですか?
終電なんか気にするなで
先ほど一緒に歌ってくれたのは、リピーターさんだったようだ。
出た!柏の
スーパー・ヒット・ナンバー
Fさんからもそう言われて、少し照れくさい。
まだまだヒットしてるかわからないが、言葉通りホントにスーパーにヒットさせたい。
「終電なんか気にするな!」
♪♪〜
終電なんか気にするな〜
ありがとうございま〜す
リピーターさん達や、最近よく寄ってくれるNちゃんも一緒に歌って、けっこう盛り上がった。
たぶん、この歌を知っている人は、22時過ぎ頃に、ここをよく通る人と、音楽仲間くらいだ。
ひんしゅくを買いながらも、ヒット目指して地道に頑張ろう。
あっ、でも
電車で帰れる人は、終電気にして下さいね~!
次は〜
これにしよう
「ワンコを家族にして下さい」
♪♪〜♪
やはりこの歌は、ちゃんと聴いてる人がいる時の方が、歌い甲斐がある歌だ。
そんな流れで、まだ季節はずれだがこの歌も行こう。
「七夕」
♪♪〜♪
ありがとうございます
Fさんは、彼女の地元佐倉でイベントを考えてるらしく、そのリサーチ的な意味も兼ねて、柏の路上ライブを観に来たようだ。
ちなみに佐倉は、この時間はもう閑散としていて、路上ライブを演る人はいないそうだ。
さて次は、ホンネ丸出しのこんな歌も行ってみよう。
「人間だものお金は欲しいよ」
♪♪〜♪
からの
♪
終電なんか気にするな〜
ありがとうございま〜す
♪〜♪〜
1000円もの投げ銭が入った。
リピーターさんなのか、たまたま通りかかった人かはわからない。気前の良い人、大好きです。
数人が集まり、一瞬盛り上がる。
そして、笑いながら駅方面へと消えて行く。
まさに、夜の路上ライブの醍醐味だ。
♪♪〜♪
「終電〜」の声がかかるたび、歌に織り込んだり、メドレーで続けたりするそんなやり方に、Fさんは驚いていたが、
たまたま上手く行ってるだけだし、これが出来るのはこの歌だけだ。
バラード系やストーリー性が高い歌の時は、対応出来ない事が多い。
続きまして〜
「お酒足りないぜ!」
♪♪〜
この歌は、コード進行パクりました
ネタばらしのセリフは、相手によっては臨機応変に変えてみる。
続きまして〜
「俺はゴキブリ」
♪♪〜♪
からの自己紹介
「オサムサバトの歌」
(曲は同じ)
♪♪〜
自己紹介から、路上ライブや投げ銭へと話題が変わって行き、
なぜか急にFさんから、即興のソングのムチャ振りをされてしまう。
テーマは、
「柏の夜」だ。
♪♪〜・・
手癖になってるようなバラード調のコード進行に、なんとか言葉を乗せたが、自分的にはイマイチだ。
純粋な即興ソングは難しい。せめて5分くらい構想を練る時間が欲しい。
終電間際のHさん親娘が寄ってくれて、終電をワンフレーズ歌い、やむなく即興ソングは終了だ。
♪〜♪〜
Hさん母は、まだ聴きたい様子だったが、娘さんに促される。
ホントに終電間近のようだ。
ありがとう
またヨロシク〜!
さて、久々にこんな歌も歌ってみよう。
ちゃんと聴いてくれる観客がいるなら、アリだ。
「のらねこサスケの詩」
♪♪〜♪
この歌、初めてかも
物語の絵が浮かんでくる
ありがとう
こののらねこは、一応モデルがいて・・
この歌を作った頃のエピソードなどを紹介する。MCは苦手だが、歌のエピソードならネタが尽きない。
そめい君が、帰り際に寄ってくれた。
ありがとう
またヨロシク〜!
フラッと寄って来た人から
「TRAIN TRAIN」
をリクエストされた。
♪〜♪〜・・
好きな歌だし出来そうな気がしたが、続かなかった。
元々カバー曲は演らないので、やはりコード譜がないと難しい。
あたしが近くにいるから、あまり人が寄って来ないのかも
ちょっと離れて見てみるね
いきなりFさんから、放置プレイにされてしまう。
MCもしないし道行く人に声をかけるのもマレなので、そんなに変わらないと思う。
人が集まって盛り上がるのも、全てはたまたまの出来事だ。
まぁ、とにかく演ってみよう。
続いて、
「「いつか」は来ない」
♪♪〜♪
Fさんが期待するような事は特になかったが、少し前から、若い子が床にヘタり込んでいる。
ようするに、こういう事だろう。
「飲み過ぎた」
♪♪〜♪
しばらくすると救急車の音がして、救急隊がやって来た。たぶん仲間が呼んでたのだろう。
ヘタり込んでいる子を、担架に乗せる準備をしてる。
そして、仲間達にいろいろ事情を訊いてるが、少々怒ってる感じだ。
ようするに、
「飲めない人に、こんなになるまで飲ませないように!」
的な事を言ってるのだろう。
シャッターが閉まりかけた。
シャッターが閉まれば人通りはなくなるので、
本日はこの辺で終了しよう。
今日最後の歌、
「タクシー代を貸して下さい」
♪♪〜♪
1時10分
本日終了
皆さん
ありがとうございました
オサムサバト
本日の成果→2343円
金麦→1本
缶チューハイ→2本
毎週路上ライブを演っているが、安定した感じには、なかなかならない。
しかし、早い内から観客がいて、最後まで付き合ってくれて、とても演りやすかった。
そして彼女は、目の前の特等席ではなく、少しズレた楽屋席のような位置にいてくれたのも、とても助かった。
一度放置プレイになったが、特等席で誰かが聴いていると、新規のお客さんは、確かに立ち止まりづらい感じになる。
終了し片付け始めた。
写真を撮るのを忘れていたのでFさんに頼んで、撮ってもらった。
ホントは一緒に撮りたかったのだが、たぶん顔出しNGなのだろう。
ギターをしまう前に、彼女にムチャ振り返しでギターを渡す。
即興ソングをリクエストしたのだ。
♪♪〜
イイねぇ、いいのが録れたかも!
彼女の即興の歌に、ハーモニカを重ねた。
たぶん彼女は、こういうのが好きでよく演ってるのだろう。
ボクに対するリスペクトの言葉が多くて、他人に聴かせられる物ではないが、ボク的には悪い気はしない。
貴重な体験だった。
ボクは即興は苦手だが、少しづつ挑戦してみたいと思った。
ちょうど終了した頃、翔平君が顔を出してくれた。
飯食いに行くので、いつもより早いが終了したそうだ。
お疲れさん
また来週〜!
・・
良かったら飲んで下さい
あっ、ありがとうございます
片付けてる最中、先ほど聴いていた人から、燃料2本差し入れされた。
今日はもう充分飲んでるので、1本はFさんにお裾分けして、1本だけ持ち帰えろう。
彼女も、お酒好きな人だ。
機会があったら
またヨロシク〜!
・・
翔平君は終了してるので、1階ウッドデッキは静かだった。
二番街を通って帰る。
相沢君達もいて、いつもの歌おうかとも言ったが、話してる内に、
たまには早く帰ろうとなった。
帰りにまた、カレーパンを買って帰ろう。