我々SayOssプロジェクトが支援のお手伝いをさせて頂く理由がここにあります。


プロジェクトNextより、不定期になりますが、支援者のみなさんから頂く
主なご質問への回答を掲載していきたいと思います。

【支援活動FAQ】

Q:物資支援は現在も必要なのでしょうか?
過剰な支援は自立心を阻害することになりませんか?


A:ご質問の件はわたしたちも以前から危惧している部分です。
たとえば現在、50世帯ある仮設住宅へ支援物資を平等に届けようとすると、
過剰支援を生み出す可能性が高いと思われます。

震災前の状況まで回復していないとしても、その中の半数以上の世帯は
すでにある程度経済的に自立しているからです。

色々な事情でどうしても自立出来ない世帯と経済的に自立した世帯が混在する
仮設住宅に、平等に支援物資を配布しようとすると、かえって不平等や過剰支援を
生み出しかねません。

現場の状況に精通していない団体が物資支援を行なうと、
このような事態が引き起こされる可能性があると思われます。


結論をお話しすれば、物資支援は現在も必要とされています。

また、プロジェクトNextの支援活動で過剰支援になる可能性はほとんどありません。

その理由は、現場の状況から判断し、現在は以下のような支援体制をとっているからです。
この体制は今後の状況に合わせて柔軟に修正していきます。

1)地元の人脈・仮設住宅管理者などへの聞き込みや情報提供を受け、
新たな支援先の候補を絞ります。

2)最初の訪問では支援物資の配布を行なわず、1時間ほどかけて聞き取り調査を行ないます。

3)聞き取り調査から物資支援が必要と判断される場合、
必要な物資を選定して次回届ける日時を約束します。

4)約束の物資と日時を厳守します。そうすることで早期に信頼関係を構築します。

5)約束の日時に必要な物資を必要数だけ届けます。

6)設置が必要な物資(セラミックヒーターなど)は、
スタッフが現場で設置を行ない、使用方法や注意点などを説明し、
段ボールなどのゴミは持ち帰ります。

7)日用品や食料品などの定期的な支援が必要と判断される場合は、
世帯の人数などから消耗される期間を予想して再度伺います。

8)2回目以降の物資支援では、現場スタッフの目の前で
必要な物資を必要数だけ受け取っていただきます。

9)まだ消耗し切っていない物資については、もし今回受け取らなければ
それを必要としている別の方が助かることを説明した上で最終判断していただきます。


このような支援体制のため、時間・労力・経費が必要となり広範囲への支援は困難です。

それでも今後、本当に支援を必要としている方にピンポイントで支援するには、
地道ですがこのような方法をとるしかないと考えています。

その具体的な報告は、毎日更新する活動報告写真とともに、
Facebookやホームページのスタッフ・ブログで行なっています。



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スタッフ・ブログ
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