うちの長男は、先日海外へ修学旅行に行ってきたんですが。
先々月は宮崎、そして先月は東京に行っており、そんで、来月は北海道に行きます。
宮崎と北海道については、旅費の大半が学校から出ます。
宮崎は、部活の全国大会で。
そして、北海道は、ゼミの研究発表で行くんですよね。
「部活の全国大会は今年は宮崎なんやって。たぶん、俺、行けるわ。」
「ゼミの研究が予選を通過したら北海道に行くんやって。たぶん、俺、行けるわ。」
と、長男が言った時点で、
…あ。
本当に、こいつ、行くんやろな。
と、確信していた私。
そもそも、この学校に入るための受験の時点から気づいてたんですけれどね?
長男が「たぶん、行けるわ」と言ったことは、現実化するんですよ。
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決して成績が良いわけではない、長男。
でも、今長男の通っている学校は、受験倍率が尋常じゃないくらい高いんですよね。
受験の時に志望校を言った時点で、担任の先生から鼻で笑われた長男。
(そして、私も鼻で笑ってしまったw)
勉強なんかそっちのけで部活をし、部活引退後は遊びまくり、塾へも行きたがらず…
そんなヤツが、思いつきで軽々しく口に出していい学校名じゃないんですよね。
なのに、
「俺、たぶん、行けると思う」
と、三者面談で言い放った長男。
結果、本当に合格しちゃったっていう、ね?
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長男がこの言葉を出すときは、「希望」や「願望」じゃないんですよね。
「予定」なんです。
寝て起きたら朝になっている。
右足を出して左足を出せば歩ける。
それくらい「当たり前」の、予定。
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私は、予定を立てても、「もし予定通りにならなかったらどうしよう?」と思うタイプの人間です。
だから、予定外の事態に備えて備えて…
それでも、それだけ想定したにもかかわらず、予定外の事態に遭遇して、嘆くタイプです。
だから、長男のように、予定(希望)を信じることが怖いのです。
その予定が予定通りにならなかったときのことが怖くてしかたがないので、私は、「希望」ではなく、「最悪の事態」を予定のなかに組み込んでしまうのです。
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うちの長男の強みは、まず、予定を立てたあと、「その予定を実現させるための努力は惜しまない」ところですね。
3日くらいまともに寝なくても平気ですw
ワクワクする予定を実現させるためなら、そのために必要な努力も、彼にとってはワクワクすることなのです。
そして、彼の一番の強みはなんと言っても、
予定(希望)を疑いもなく信じてるくせに、予定外の事態が起きた場合にはそれを「サプライズ」だと受け止めて楽しめるところ
ですね。
カツ丼を注文して、カツ丼が来ることを疑いもなく信じていたのに、親子丼が出てきても。
右足を出して左足を出せば歩けると疑いもなく信じていたのに、足がもつれてこけてしまっても。
まるで、将棋の対戦中に相手が予想外の位置に予想外の駒を置いた時のように、「…なるほどね?そう来たか!!」と、顔を輝かせて喜ぶことが出来るんですよね。
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なんとゆーか…
「引き寄せの法則」などのマニュアル本を私は読んだことはありませんが。
彼を見ていると、そういったマニュアル本なんて要らないような気もしてくるんですよねぇ…