「その行動を叱ってるんじゃない❗お前の内側にある気持ちを叱ってるんや❗」
という風に私を叱る人でした。
その度に、
他の人も同じことしてるじゃん?
なんで私だけ叱られるの?
てか、私の気持ちなんて、なんでわかるの?
お父さんは、私に自分を投影して見ているだけじゃん?
自分がそうだからって、私も同じとは限らないじゃん?
と、心の中で反発していた私。
(心の中でだけの反発にしないと殴られるからねw)
…でもまあ、たいてい、こう↓言われて、ぐうの音も出なくなるのですよ。
「お前は、
『こう言えば、こう行動すれば、相手はこうするであろう』と予測してそんな行動を取ったんだろう?
その姑息さを、俺は、叱ってるんや。」
…ああ…
確かにその通りですよっっ!!(笑)
・・・・・・
私の腹黒さは、ほんと、天下一品の天性のものなんですよね😅
子どもの頃にはまだ自覚はなかったんですけれどね?
今思い返してみると、ほんと、父親は、私のそういうところをよく見ていてくれたんだなぁ…と感謝していますね。
と、今となっては感謝してる訳なんですけれども。
当時の私にとっては、そんな父親が…
ぶっちゃけ邪魔でしたねw
だって
私が、せっかく、誰にもバレないように、姑息な技を使って、「えー。そんなつもりはなかったのにー?」ぶりっこをしてるのに、その作戦をことごとく台無しにしやがるんですよ⁉️
その上、その行動だけでなく、そんなことを考えたことすら許されないっていう、ね?
ええ。
ぶっちゃけ、ほんと、邪魔だと思っていました。
父親のことを。
この人さえ居なければ私は自由に世界征服出来るなれるのに❗と。
いやあ。
ほんと、
こういうのをサイコパス気質と言うのでしょうな?(笑)
・・・・・・
先日。
うちの次男坊が、お友達をからかうような発言をしました。
それをとがめた私に対して、次男坊は、こう言いました。
「みんなも言ってるし。そんな深い意味はないし。ただ軽く言っただけやし」、と。
その瞬間、あれほど嫌で、邪魔だと思っていた私の父親が、私の心の中に浮上してきて…
気づいたら、私は、父親が私を叱った時と同じような台詞を口から出していました。
「…本当に?…ねえ?
本当に、自分でそう思ってる?
本気で、そう思って、言ってる?
あなた、本当に、そんなに、軽々しく何も考えずに発言するような人?
自分の胸に聞いてみて。
本当は、『自分がそんな発言をしたら相手がどう感じるか』が分かっていて、その上で、言ったんじゃないの?
本当は、『自分の発言にどれだけの力があってどれだけの影響を周りに与えるか』が分かっていて、その上で、言ったんじゃないの?」
・・・・・・・
私の言葉がキツかったのか。
私に叱られたことが辛かったのか。
私に自分の気持ちを分かってもらえないと思い悲しかったのか。
それとも、私の言葉が本当に図星だったのか。。。
次男坊の本当の気持ちは、よく、わかりません。
…けれども、彼は、泣きました。
・・・・・・・
あなたは、本当に、軽い気持ちで発言したのかもしれない。
でも、あなたは、少なくとも、そのお友達にとってはとても重要で、そのお友達の心にとても影響を与える存在なの。
あなたの発言がどれだけ彼を傷つけるのか、あなたの発言がどれだけ彼の心に影響を与えるのか?
そんなことくらい、とても客観的に自分の立ち位置を把握できるあなたなら、手に取るようにわかるでしょう?
お母さんは、あなたのことを、そんな子だと思ってる。
そして、お母さんは、
「あっはっは。その通りさ!
よく俺の気持ちに気づいたな?
明智くん!!」
と開き直ってしまう、こんな悪魔のようなお母さんとあなたは同類ではないと信じたい!!
(…残念ながら、長男は私と同類のようだが(笑))
・・・・・・・
ここまで次男坊に伝えて…
改めて、昔、父親が私を叱った時の気持ちを考えてみました。
確かに、私の父親は、自分自身を投影して私を見ていたのかもしれません。
物事の裏の裏まで分かっていて、その中で自分がどのような立ち位置に居るのかを把握している自分。
自分がどのような発言をして、どのような行動を取れば、この場が自分の思い通りになるのかを知った上で行動している自分。
そんな自分自身を目の前の鏡に写し出されているようで…
そんな自分自身の姿を否定したくて…
父親は、私の言動を見張り、私の言動の一つ一つを「正そう」としてきたのかもしれません。
娘には、自分とは同じようになって欲しくないと願って。
娘には、自分とは違う特性を生かして欲しいと願って。
うん。
でも、ごめん。
私、残念ながら、あなたにそっくりに育っちゃったわ(笑)
・・・・・・
でも、今なら、分かるよ?
私も、あなたと同じ思いで、子どもを育ててる。。。