HAPPY BIRTHDAY!!!

THE HYDE
2012年1月29日初版第一刷を入手しました。

といっても実際入手したのは27日なんですけどねw
東京では26日に入手した方も見えるようで・・・
1月29日発売ということが発表されたとき、ファンなら誰もがその日に決めたハイドさんの意向を感じたと思うんだけども、現実はうまく回りませんなぁ・・・
どうやら日曜日出版というのは業界ではイレギュラーなことのようです。
そして、雑誌のように発売日厳守であったり、早売り禁止になっていない限り、入荷した書店が自由に販売していい・・と、教えていただきました。
ネット通販のサイトではずいぶん前から表紙の画像や、著者名などもアップされていましたし、
その日を心待ちにしていたファンにとってはいささか拍子抜けではありましたが・・・(というか最初は憤りのようなものを感じたり泣けてきたりしましたが、それは私の勝手な思い入れの強さによるものなので、きっとどうでもいい人にはどうでもいいことなのかもしれないな~と思いつつw)
なんとかそういう管理できなかったものかなぁ~という思いがあるなか、ツイッターではファンもファンじゃない一般の人も既に入手して、本の内容をつぶやき始めてる人もいたりして…
やっぱり入ってくる情報は知りたいし、誕生日や発売日知らない人だったら、本屋に並べられてたら普通に買っちゃうと思う。
で、私も目の前のTHE HYDE、口をふさいでる人の手袋をした手をを剥がそうかどうしようか、と自分の中で葛藤することになっちゃった。


以下ネタバレあり(外装なども含め)記事になります





photo:01


この表紙、ネット通販の画像で見たより何倍も素敵な仕上がりだったので、ホッとしました。
実は画像見たときは、もっと写真ドーン!って感じでバックと境界はっきりの色彩だったんですよね。
フォントはかっこいい!って思いましたが、あれだけ自分の名前や写真をTシャツにつけることさえ嫌がっていたのに、こんなに写真どーん!なんて意外、そこからして型破りたいのかな?とまで考えてたんですけども(考えすぎ)。
自分的にはいつもハイドさんがモノづくりの基本姿勢にしているとおり、自分の部屋の本棚に並べても浮かないような作りであって欲しいと思っていたので、写真はホログラムとか温めたら出てくる感じであってほしいとさえ願ってました。
そうしたら願い届いたのか、実物はやはりハイドさんらしい仕様であった。
本棚にほかの洋書と並べてもおかしくない仕上がり、特別な洋書のようになってて、所々アンティークのように擦り切れたり剥げた加工までしてあって、つるっとした材質の表紙に光沢のある模様の中に魔術師のように馴染みつつ浮かび上がる仕様になってて、なんとも素敵でした。
そして模様は、とても複雑で、ハイドさんの象徴となっている数々のモチーフに彩られています。
手袋や帽子には腕のタトゥーにも使われてるのと同様のが浮かび上がり、フォントの後ろには羽を背負ったスカルも描かれています。
フォントそのものも本当に素敵ですが、ハイドさんが1から携わって作られたものなのだろうか、hyとDEでhydeとHYDEなのですかね?→
追記:ツイッターで知ったのですが、これはBlack Castleというフォントらしいです。
こちら
つまり大文字でHYDEってこのフォントで入力すれば、あの小文字と大文字が合わさったように見える文字になるということなんですね。最初この表紙が発表された時に皆そこに反応していたので、ファンでなくてもグラフィックなどに詳しくない人なら造語と勘違いしちゃうかも。ハイドさんももしかしたら、その表記が面白くて選んだのかもしれないですね~(本の中でも大文字小文字にこだわっていない発言もありました)


複雑な模様に浮かび上がるハイドさんは目ヂカラハンパなくて、左を睨みつけているその目がこちらをむいて目があったら魔法をかけられてしまうだろう、と思えるくらい。まるで闇の中に潜む異端の者って感じです。
(裏表紙については後ほど)

結局、その表紙を見つめ続けていると、闇に浮かぶ人に魔術をかけられたように、というか据え膳食わねば?って感じになって(笑)すでに流れ始めてる情報に先に侵されないように、自分で最初に感じたいという決意を守る意味も含めて、きっちりしっかり読ませていただいてしまいました。あー私、粋じゃないことしちゃったなぁ、なんてこっちが罪悪感みたいに思わされちゃうのも変な話だよね。ほんとしっかり管理して欲しかったな。
そんなこんなで、私は読みきった状態で29日の0時を迎えることになりました。
しかし、その時間に合わせてちゃんと開封するファンもおられるでしょうし(私もそうすべきだったかw)ここで語るのも29日の0時を過ぎてから~ということで、これ書いてます。

ツイッターというツールがなかった頃は、最初に自分の感想を語るのは、大概ブログだったわけだけど、ツイッターに登録してからはその気軽さから自ずとそちらで初感想をつぶやくことが多くなり、
そうすると既に吐き出してしまったものについてもう一度ブログで吐き出す作業をすることは、ちょっと労力がいるというか、衝動が足りないというか・・・そう、いわゆる初期衝動が足りないってやつぅ?w 
それで、今回のように、読んだあとの感想をまだ心に貯めているときは、もうあれもこれも語りたくて仕方なくて、うーっとなってる。
とてももうツイッターで、あの140文字で吐き出せる域じゃなくなってることが、自分で面白いです。
ライブなんかの感想は、まさにリアルタイム=ライブだからこそ、ツイッターなどのツールがイカされる場面だとは思うけれど、大事な作品に向き合うときは、こういうのもいいなぁ、ってちょっとブログの立ち位置を見直してみたり。

あぁ、ずいぶん前置きが長くなってしまったw(いつもすみません)

と言いつつまた前置きさせていただくんですけども、
この本を読む前に心構えをこのブログに記させていただいたんですけども(これまた拙く長ったらしい文章ですが)よかったらこちらどうぞ。
改めてそれを書いた自分を褒めたいって思っちゃいました。
私って自分のことよくわかってんな~ってw

本当にね、心構えてた通りだったんだ。
やっぱり自分が知ってるハイドさんだったなぁ・・・こういうハイドさんをずっと見てきたなぁ~って思って。全然ずれてなかったことが嬉しかったんだ。
↑先のブログの中にも引用してるんだけど、2008、2009のオフ会でハイドさんが語ってくれたことなんて、この本の中で語られてること、まんまだ。変わってない。
メディアやゴシップに対することとかも、オフ会でのセリフそのまんまだし。
自分があの日ハイドさんのことを「天使・神と悪魔の心両方知りつつ愛を持った人」と感じた、そのことも確信できる記述があったり・・・
もちろん最近の富良野で語られたことや、各方面で表に出てる姿ともなんらブレはない。
1月29日が発売日となったとき、誕生日を公表するという前振りはなかったけれども、この日にした時点で発表されないとは思えなかったよね、むしろそれがひとつの目的だったのではないか、と思ってたけど、やはりそうだったし。

読み進める内、胸が熱くなって、ぎゅっとなって、次に目頭が熱くなる、を繰り返しながら読みました。
私(ファン)がハイドさんの本質を愛しているんじゃないかって言ってくれたのは嬉しかった。
それはきっとハイドさんも私たちファンの本質を理解しようとしてる(それが正しいか間違っているか、たまにズレてる時もあるかもしれないし、いろんなファンがいるからわからないけど)きっと愛してるってことなんだなって思えた。
なぜ自分がL'ArcとVAMPS、HYDEソロにも惹かれるのかもよくわかった。

そして読み終えたとき、自分の中のハイドさんは、さらに揺るぎないものになってた。
既に知っていることや、isなど過去既出の事柄の掘り下げの部分もあったし、想像してきたことの裏付けになる言葉もあった。点と点が線でつながったような感じ。
そして初めて語られることや、衝撃的?事実がありつつ…しかしそれも全て通り過ぎてきた季節の一つ一つ目に見えていたパーツをつなぎ合わせれば、すべて納得できる事象だった。
それを今、過去のものとして話せるということは、現在進行形での今の彼がゆるぎないからであって、これからの未来について話してくれることも、既に各方面で語られている言葉であったり、ライブや映像で見せてくれる姿に既に片鱗が現れていることであって、それをちゃんと受けとめられてる自分が嬉しかった。
私は、ハイドさんの全てを全肯定っていうわけではない上で好きなのだけれど、本当に長短全て含めて見てきたまんまだな~と。
才能がありながら努力型、遅咲き型な部分とか、むしろそういう部分に惹かれてきたから。


最近の雑誌のインタビューについてまとめて書いた感想がこちらなんですが(よかったらどうぞ)それと、このTHE HYDEで語られてることへの感想はものすごくかぶります。
とくにRECORDINGの部分や目標や終章に書かれていることは、最近のインタビューとかぶる。

つまり、一部のコンテンツは過去について語っているけれど、この本自体、本当に最近仕上げられたものなんじゃないかなぁ、ということを感じた。
多分ここ2~3ヶ月のスパンで、急激な語りたい衝動にかられて作られたものじゃないかな?って。
だとしたらまさにリアルタイムのTHE HYDEなんだなぁ。
富良野のレントゲンナイトで語られたことと、同じ内容の部分もあるようだし、富良野ではきっとこの本の原稿をiPADを見ながら話してくれてたんじゃないかなぁ、とも思う。
それと、本を読んでて最初に感じた不思議、それは語り口調の文章だったこと。
著、というと、ハイドさんがペンを握り締めて原稿用紙に・・いや今だったらPCに打ち込んだ文章なのかな?と思っていたんだけども、これはハイドさんが語ったことの文字起し的なものになってる。(笑)とかねw クレジットにはEDITERとしてソニーの菊池さんと、チームVのYaguma女史の名前。
最終章だけは文体が違うから、ご自分で文字で書いたのかな?とも思うんだけど。
で、【著者】ってなんぞ?って調べてみたら(変なとこにこだわってすみませんw)
【一般的には「著者」とはその書物を書いた人という意味で捉えられています。もちろん、図書館でいう著者も、概ね同じ意味です。しかし、図書館の蔵書検索システムで「著者」として検索できるのは、直接その本を著した人のみではありません。
『図書館用語集(三訂版)』によると、著者は「自己の思想や感情を、文字その他の記号を用いて創作的に表現した者」とされます。】

なんだね。
なるほど、これはまさに寶井秀人さん=ハイドさんの思想や感情を文字やその他の記号を用いて創作的に表現してある本だもの。

裏表紙
photo:02


なんて美しいロゴなんでしょう・・・ツボです。
左右対称が好きなハイドさんらしく、HYDEの文字がシンメトリーに収まってる。
これもきっとハイドさん自身が携わってデザインされたんでしょうね。
HYDEISTのロゴも好きだけど、この符号をつかったグッズが欲しいと思ってしまう。
ボーンチャイナの食器セットとか、宝石箱とかね、すこし贅沢な素材のものにピッタリな、高貴なイメージがします。

気になる項目は背表紙にも表題されてて、A~Zまでの26項目。

ABILITY 才能
BIRTH 生誕
CHILDHOOD 少年期 (CHILDFOODは誤植かな?)
DEATH 死
ENTERTAIMENT エンターテイメント
FAMILY 家族
GOSSIP ゴシップ
HYDE ハイド
IDEA 発想
JUSTICE 正義
KITTY 猫
L'Arc~en~Ciel ラルクアンシエル
MEDIA メディア
NECESSITY 必需品
OBJECT 目標
PAL 友達

QUALITY 質
RECORDING レコーディング
SELF PORTRAIT セルフポートレイト
TATOO タトゥー
UNIDENTIFIED 説明のつかない
VAMPS ヴァンプス
WEALTH 富
XXX キスキスキス
YOU あなた
Z 終章


各章について、おいおい感想書きたいなって思ってます。
とても一つの記事では収まりそうにないから・・・
本の中には貴重な写真や作品も収まっているんだけれども、そちらについてもまた細かい感想を書けるときに・・・
セルフポートレートは期待していただけに嬉しかったですね!
ハイドさん視点のL'の歴史や各メンバーの話なども、必見です。

とにかく、この本を出すことで、出版された時点で、既に彼は次のステージに進んでいるわけで
私は置いて行かれるわけにはいかないw
私は間違いなく万馬券を買ったと信じてる。
しっかり、曇り無き眼で、自分なりに彼の姿を捉え、作品を受け取り、また見届けていきたいなって思った。
THE HYDE
この記念すべき日に、素晴らしいプレゼントをありがとう。
堂々と祝わせてくれてありがとう!
たくさん語ってくれてありがとう。
これからも、何度も手に取り読み返す本となると思います。

0時になった今この瞬間には、HYDEISTやツイッター、それぞれのブログなどには、たくさんのHAPPY BIRTHDAYの文字、そして愛が溢れています。
もうすでにTHE HYDEが発表された意味が・・・本当によかったネ。
私も久しぶりにHYDEIST BBSに投稿してきました。
そして改めてここでも祝わせてください。
2012年の1月29日のハイドさんの誕生日、新しいハイドさんが生まれる日。
HAPPY BIRTHDAY!!
本当に本当におめでとう。
今までのハイドさんの軌跡と、これからのハイドさんの人生に乾杯!
間違いなく私の人生に、ハイドさんは跡を残してくれてる。
喜びも、哀しみも、痛みも、暖かさも、刻みつけられています。
ハイドさんの音楽に、人生に幸あれ!!


さて29日、第一章としてのレントゲンナイト@苗場は、どんなものになるのでしょう・・・
報告が楽しみです!



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そういえば書店にあったときは一冊一冊ビニールカバーがしてあってこのシールが貼られていました。
数々の芸能人本が出版されてる中、中身がチラ見できない仕様にこだわったのは、とても素晴らしいと思います♪
photo:03



あ!!余談ですが・・・これ↓ 私の使ってるiPHONEケース
まさかハイドさん、そして手越さんとお揃いとはwww(喜)
詳細
なんとなく、これともTHE HYDEの外装仕様と共通点を感じますねぇ~♪
$Sweet☆Sweet☆Vanilla  ~daily diary~
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