自律神経失調から脱出する方法の検討 | 素人サイエンティスト、スーパー糖質制限食に警鐘をならすブログ

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素人サイエンティストが、スーパー糖質制限食を実施中に起きた機能性低血糖(血糖調節異常)症について考察、情報収集および治療に役立てる。糖質制限食はほんとうに大丈夫なのか??副作用について考え、警鐘をならす

私の場合、まだ、自律神経失調から抜け出したわけではありません。最初は、単純に糖質制限したのでおかしくなったのだから、もとに戻せばいいのじゃないかと思っていました。3年前は、原因は男性更年期障害と考えていろいろホルモン補充療法など男性更年期外来に行き実施していましたが、どうもいまいちでした。


先回、体調がもどったのは、よく食べるようになって、体重が7-8キロ増加した時でした。もちろん糖質制限をしていたつもりですが、たべた量などは記録せず、かなりいいかげんになっていた。


1年たらずで増加したので、確実にカロリーオーバーでHbA1c も上昇していました。このことが却って自律神経には、よかったのだと思います。


おそらく、私の糖質のクリティカルポイントである1日あたり100gは優に超えていたのでしょう。HbA1c が高いのでまたスーパー糖質制限にすると、今回の症状となったわけです。


1日、100gがクリティカルというのは、今回、100gに戻した次の日から、めちゃめちゃ体が楽になり、かつ、体全体が喜んでいると実感できたからです。家内にも言われましたが、血色が全然ちがっているということです。


このところ、制限食ではいつも青白い顔をしてほんとうにこの人大丈夫かなと思っていたそうですが、糖質を増やし始めたころから、体にエネルギーが満ちてきたような感覚があります。


ある人のブログ に書いてあったのですが、脳は1時間あたり6gの糖分が必要です。とすると24時間で144g必要です。そのうち、47g相当分はケトン体を利用できるそうです。


それで結局、最低でも97gは、糖質をとる必要があるということでした。これに私の場合あてはまりそうです。


アトキンスダイエットなどでは、1日20gまで糖質を制限するし、はたまた、スーパー糖質制限食の本家であるバーンスタイン先生(1型糖尿病の米国人医師)は、30gぐらいまで制限していたんじゃなかったですかな。


いずれにせよかなり極端な糖質制限をしているわけです。それでも、私のような症状が起きない人もいるわけです。


話を元にもどすと、結構長期間にわたり糖質制限をしたのだから、ゆっくりと糖質をもどさなければならないだろうということは、想像できますが、実体としてどのぐらいの速度で戻せばいいのか検討もつきませんでした。


取りあえず1日150gまで2-3週間で戻したらいいのじゃないかと思いやり始めました。ところが、今、考えてみれば当たり前なのですが、最初症状が結構きつくなったような気がしました。


そりゃそうですよね、糖質を急に増やせば血糖の乱高下は大きくなるのだから、交感神経緊張症状は大きくなってあたりまえです。機能性低血糖症では、血糖の振れ幅を小さくするために、糖質制限するぐらいです。


私の場合、ある程度糖質をふやさないといけないが、増やしすぎると乱高下して症状がでるという二律背反に悩んでいるところです。


最近知ったのですが、アトキンスダイエットの糖質を戻すフェーズでは、1週間で10g戻す速度だということで、ゆっくり戻すことが必要なのだと思います。


それで、ゆっくり戻しながら、柏崎良子先生の本のとおりに、就寝1時間前にプロテインやヨーグルトをとるなどして、いつも起きていた朝の発作がかなり防げたように思います。


いったん、交感神経症状(動悸、血圧乱高下、パニック障害、不安感などのアドレナリン・ノルアドレナリン症状)におちいるとすぐにはぬけだせませんので、なる前にプロテインを飲むのだそうです。


プロテインがアミノ酸に分解されて糖新生に使われゆっくりと血糖をあげるので有益なのだと思います。こんな時に糖を直接口からとると急激に血糖があがり、また体が反応して結構ひどいことになるのだと思います。


したがって、自分の症状に合わせた取組を個々人の体質・特性に合わせて対処することが大切です。理想的には、個別の血糖値のシュミレーションができれば、それに合わせてプロテインの飲む時刻と量などが割り出せればいいのですが。。。。。


恐らく、薬物速度論的なアプローチでなんとかなりそうが気がしないわけではありません。全国の薬学系のファルマコキネティクスの先生方なんとしてほしいです。