本日伺ったお客様のお庭…
お客様からお友だちが「大きな木を切ったので殺風景になったからプランターにお花でも植えて飾ってほしいの。もう高齢だから自分ではできないからお願いしたいの。」と。
伺って通されたお庭はまるで里山。素敵でした。
奥さまはまずは「どうぞ…」とリビングに私を通して話しはじめました。
昨年ご主人が亡くなって大きな木を切ったこと…「主人は植物の仕事をしていて自分でこの庭を造ったんです。前はこんな森みたいだったんですよ」と写真を見せてくれました。
聞けばご主人は理科の先生で小さな苗木から育てた大きなけやきがあったとか。全てご主人が、作って奥さまは園芸が苦手だからプランターに花でも植えてもらえれば…と。
大きな木は切られたけれど素敵な里山がそこには残っていました。
春と共に色んな芽が出始めていました。
見て思ったのは「ここはプランターじゃないよね」
私の頭の中ですでに植栽の構図が出来上がっていました。ここにはこれを植えて…と。
こんなことは初めてですが、奥さまの話を聞いてお庭を見ていたら自然と涙が出てきました。奥さまに、プランターじゃなく直接植えたいと伝えました。
きっとご主人が生きていたら話が合っただろうなぁ~と、思えるお庭でした。
奥さまは「いい人に出逢えて良かった。あなたにお任せするから好きなように造ってね」と、言ってもらいました。本当にこの言葉は庭造りをしていて一番の嬉しいお言葉です(^-^)
これから芽がたくさん出てきます。20日を過ぎれば芽も出揃うはず…その頃を見て植栽させていただきます。
ご主人が天国から見て喜んでいただけるようなお庭にできるように…
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