1月8日。





主人の36歳の誕生日によせて。






私なんかが書くのは大変おこがましいことは重々承知しておりますがお許しください。





主人の野球人生、幼い時から始まり、幸せなことに今も続いております。





元々センスがあるわけではないという不器用な主人は





誰よりも努力することで上を目指した、目指しているそうです。





努力は報われると言いますが、血の滲むような努力をしても報われないこともあるものなのだと




 
私は主人を見ていて何度も思いました。






それでも諦めたり下を向くことがなかった主人は






母親の「努力をすれば、きっと誰かが見てくれている」という言葉に支えられていたのだと思います。






人付き合いが広くはない主人の場合、野球選手として良い時も悪くなってしまった時も、それほど周りは変わりませんでしたが、





それでもやはり変わるものはあります。






野球選手は結果が全てと言われても、そうではないよと言えるのが家族で





誰も見ていてくれなくても家族だけは見ているからと伝えていました。





でも、いい時にも先が見えない時にも声を掛けてくださり、今の職業にも導いてくださった方がいらっしゃいました。





そのお一人が星野仙一さんでした。





詳しい内容は控えさせていただきますが、





素晴らしい方々や素晴らしい選手の方々とお付き合いのある星野さんにとって





主人なぞ、ほんの目の片隅にとまった1人だと思いますが、





主人にとって星野さんは大きな大きな存在でした。






明日、コーチ会議でお会いできるはずだったようです。





いつか、私もお目にかかることができるような奇跡が起こったなら心からの感謝を申し上げたい方でした。





時折届く、笑顔の星野さんのポストカードは





いつも我が家の神棚にあります。





謹んで今までのお礼申し上げます。