お祭りでの生ビールにアレンジを | 燗酒好きのカピバラさんの日常

燗酒好きのカピバラさんの日常

福島県二本松と本宮の葬儀屋さんの隣でで酒屋をやっています。お酒の事、日常の気づき、趣味の読書の事など書いています。blogを見てお酒に興味を持って貰えたら嬉しいです。

こんにちは、福島県二本松市と本宮市の葬儀屋さんの隣の酒屋

勢州屋の4代目、太田きょうじゅです。

 

やっとお中元商戦もひと段落です。今年は、6月からお酒の安売りができなかったり、天候が不順で八月が雨ばかりだったりと、色々と大変なことも多かったですが沢山のお客さんにご来店いただき本当に感謝です。

 

先週は、地元の商店街の夏祭り、来週はお隣の葬儀屋さん主催の盆踊り大会があります。皆さんの地域でも夏祭りや盆踊りなど色々なイベントが行われているんじゃないでしょうか?

また、10月になると僕の住んでいる安達郡は秋祭りが目白押しなんです。

地元の提灯祭り、岩代の紋付祭り、東和のあばれ山車、本宮も秋祭りがあるし、他にもそれぞれの地域で秋祭りが行われます。

 

そんな夏祭りや盆踊り、秋祭りなどに欠かせないのがお酒ですよね。神様に奉納する御神酒はもちろんですが、お祭りを見ながら飲むお酒は何であんなに美味しいんでしょう?やっぱり日本人のDNAに祭り=酒と刻み込まれているんですかね?

うちのお店では、生ビールサーバーの貸し出しを行っているんですが、そんなイベントの時って出店をやるためにサーバーを借りる方がとても多いです。話を聞いていると自分達で飲んでいる分もだいぶあるようですが、確かに10月でも日中は汗ばむ日もあったりしますので生ビールは美味しいですよね。

でも、出店が並ぶ地域を見ていると200~300mくらいの距離の中に4~5軒くらいは生ビールを販売しているお店を見かけます。そんな激戦区な状態を見てふと思ったことがあります。

「生ビールをただ販売するだけじゃなく、ビールカクテルにしたらもっとお客さんに楽しんで貰えるんじゃないかな?」という思いつきです。

大体の割合だけ覚えておけばそんなに極端に変な味にはならないですし(バーテンダーのレベルはもちろん無理ですので)、一般的なメーカーのものを使えば原価も生ビールを販売するときとそんなに変わらないと思います。また、アイディア次第ではいくらでもバリエーションが増やせるので色々と面白いカクテルを作ることが出来るんじゃないかなって思うんです。

 

実は先日JICA二本松訓練所で市民との交流会に出店した時にちょっと遊びで僕もこれやってみたんです。JICA訓練所と言えば全国から色々な若い訓練生が集まるので、そんなことをしてみても面白がって乗ってくれるんじゃないかなって思って。

 

用意したのは、トマトジュースとアセロラジュース、そして甘酒!!

ジンジャーエールのシャンディガフやトマトジュースのレッドアイなどがビールカクテルでは一般的ですが、他所でも飲んだことのある物だけではつまらないと思って、あえてアセロラジュースと甘酒をチョイスしてみました。(もちろん事前に味見してみて、アリだなと思うものを選びましたよ。)

市民や訓練生達も初めこそなんだろう?って不思議がってましたけど、数人面白がって頼んでくれるお客さんもいたりして、最終的には20杯弱くらいは注文もらえたんじゃないかな?と思います。生ビールを買いに来た人から、「トッピングってどういうこと?」(わざと不思議がってもらうように「トッピング:トマト、アセロラ、甘酒」って黒板に書いておいたんです)って聞かれて、説明したりすることで話のきっかけにもなりました。

 

このときの準備で色々なジュースとビールを割って飲んでみたんですが、ビールって意外と何でも合う気がします。マッコリが流行ったときには、マッコリとビールを割って飲む飲み方が流行ったこともありますし、グレープフルーツジュースなんかもさっぱりして美味しかったです。クラフトビールとかだと、結構柑橘系のフレーバーを付けるものがあったりするので柑橘系は一通り合うんじゃないかなって思います。あと、まだ試してないけどコーヒーなんかも分量によっては美味しそうですね。

出店する仲間で集まって色んなジュースやリキュールを混ぜてみて出店メニューを決めるのもすごく楽しそうだと思いません?(少し闇鍋的な怖さもあって・・・。笑)

 

自分が祭りを見ながら歩く立場になったとしても、色んな味が楽しめる生ビールのお店があったら面白いと思いませんか?少なくとも僕なら一杯はチャレンジしちゃいますね。

今日のブログはそんな思いつきでした。