我が家にいるブリーダーレスキューした保護犬「新くん」

19日からトライアル予定ですつながるうさぎ



保護活動で知られる浅田美代子さんが、動物愛護法の改正に向けて署名運動を行っています。


「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正を求める署名

1. 犬猫の繁殖業について免許制の導入を! 【取扱業】

2. 動物虐待・ネグレクト事案をはじめ不適切飼育について動物保護制度を! 【所有者全般】

3. 不適切飼育の監督について民間の活用・行政との連携を! (日本版アニマルポリス)【所有者全般】

4. 緊急災害時のペット同伴避難の推進を! 【所有者全般】



浅田さんは、こうも言っています。

法律よりも大事なこと、それは「人」だと。
動物を大事に出来なければ、人を大事に出来ないのではないか。


確かに動物には気持ちがあり、きちんと意思表示出来ると思っています。

たまに「分からないぁ…」
と思う事もあるかも知れませんが、行動を共にして話しかけていれば、ほとんどが分かるのではないでしょうか。

もちろん、飼い主の方が寄り添い理解しようと努力しているのが一番だとも思います。


今の日本では、誰もが気軽に動物が飼育出来る状況にありますが、それは逆に簡単に飼育放棄している状況もつくりだしているのでしょう。

気持ちの寄り添った愛犬・愛猫を手放そうとは思わないですからね。


そして、この運動に危惧している人達(企業・団体)がいるようです。

ペット業界の“すし詰め商法”に環境省が規制へ 飼育ケージをめぐる攻防

ペット業界は、1兆円を超える産業。

仔犬・仔猫の販売は、ペットショップでは大きな収益。
これに規制がかかれば、その企業にとっては死活問題です。

前回の法改正も、ペット業界の猛反発により骨抜きになったのは知っての通り。

(上記の記事を読むと良く分かります。)

そこで「悪徳ブリーダー・引取屋・ペットショップ」といった入口から焦点をずらして、出口である愛護センター収容の問題「殺処分」を大きく取り上げているのだと思います。

ブリーダー、引取屋などで亡くなっている頭数の方が多いと言われていても、その実態数は表に出てくることはなく、殺処分は公的機関が行っていますので、数が明確に分かります。

実態のある数字で「殺処分0」を実現するのは、シェルターをつくって収容する場所があれば良いわけですからね。


今までブログに取り上げてきた「収容数0」は全ての流通において処分されている動物の「処分0」が本来の意味だと思っています。


今年は、動物愛護法に向けて環境省も動きだしましたが、以前と同じ事を繰り返さない為にも世論の声が必要で、大きく動かす力になるのだとも思っています。

保護犬・保護猫の認知が、本当の意味で「処分0」につながる事を願います。