エソワンGP2014 | エソワンGP公式ブログ

エソワンGP2014

まだまだ日が昇る前、中紀の名勝・煙樹ヶ浜に次々とヘッドライトを灯した車がやってくる。その数およそ100台。宇宙一のエソアングラーを決めるエソワンGPの第4回大会の静かな幕開けである。




朝早く、本部前に集まったのは100人を超えるアングラー。最年少10歳、最年長58歳。世代を超えるだけでなく、数人のフィールドテスターも一般参加として顔を連ねるという異例の開会式。例年通り実行委員長のあいさつと副実行委員長の諸注意。さらには参加者で和歌山県住みます芸人わんだーらんどの東岸誠さんが2年連続でネタを披露し、場を盛り上げた。


開会式終了後、参加者は思い思いのポイントに車を走らせた。大きく南下するグループ、そしてエソの魚影がすこぶる濃いといわれる“聖地”衣奈を目指すもの。はたまた大会本部前で狙うもの。それぞれが思い描く方法でエソ釣りを楽しんだ。





大会直前まで、エソが不漁とも言われていたが、いざ蓋を開けてみると


ウェイインした参加者、115人中52人!

実に45%の参加者がエソをゲットしたことになる。

うち、リミットメイクは23人。これはエソを釣った人の内、44%にあたる。


総漁獲エソ匹数は166匹
重量にして59,282g


つまりは成人男性一人分のエソが釣り上げられている。
もちろん、過去大会で最高の数値。

1匹の平均エソサイズは357gだ。

昨年もそうだったが、総重量2000g超というのが入賞の一つの目安となるようで、ことしは2000gのラインを超えてきたのは5人。2078gの2位から2001gの5位までは、77gという僅差の中で競い合った。そんな中、一つ頭が抜けていたのが優勝者の2230g。


そんな接戦を制し、



栄冠を手にしたのは



なんと



ディフェンディングチャンピオンの




ましゃんさん!!!



もちろんV2はエソワンGP史上初の快挙。



ましゃんさんは第1回大会でも3位入賞を果たしており、
実に3回出場(第2回は不出場)して3回とも入賞するという偉業を達成している。


ことしに入ってエソ以外の魚は釣ったことがないようで、まさに押しも押されもせぬキングオブエソキング。

ましゃんさんには優勝の副賞としてダイワのモアザンAGSブルーバッカー107が贈られた。



「もう、出ないでくださいと言われるまで勝ち続ける」と豪語する絶対王者。
節目となる次回第5回大会は「STOP ! ザ ましゃん」が合言葉となるだろう。



結果発表! ※同重量は帰着順で決定

【エソの部】

優勝  ましゃん  5匹 2230g
2位  ぽん     5匹  2078g
3位  ガイ     5匹  2078g


4位  クン肉マングレート 5匹  2036g
5位  S 5匹 2001g
    
6   キャンタマ 5匹  1966g
7   Kギター 5匹 1947g
8   ふみやん 5匹 1938g
9   ちゃぁ~! 5匹 1905g
10   隆一 5匹 1881g

11   はる 5匹 1873g
12   くん肉マン王子  5匹 1864g
13   I 5匹 1827g
14   武蔵 5匹 1771g
15   へーすけ 5匹 1763g

16   零号 5匹 1725g
17   ムラサキ 5匹 1554g
18   SGちゃん 5匹 1525g
19   たくちゃん 4匹 1470g
20   ファンキー山岡 5匹 1457g

21   わんだーらんど東岸誠 5匹 1439g
22   サキマン 3匹 1370g
23   ザキ 5匹 1357g
24   (た)けぽん 5匹 1330g
25      カリカリ 3匹 1196g

26      あたり 5匹 1052g
27      しまさん 3匹 1009g
28      ジロー 2匹  994g
29      TEL 2匹  840g
30      こじむち 2匹  782g

31      キッシャン 2匹  762g
32      POKO隊長 3匹  758g
33      ウッチャン 2匹  745g
34      モリシン兄 2匹  694g
35      飛びっこピンクローター 2匹  685g

36      ばし〔道楽〕 1匹  603g
37      みっちー 2匹  596g
38      やっちゃん 2匹  554g
39      やっさん 2匹  546g
40      スマパン 1匹  539g

41      ペンタゴン 2匹  500g
42      シンゴ  1匹  482g
43      ぐれむ  1匹  461g
44      ピーマン 1匹  419g
45      ハッシー  1匹  418g

46      カト 1匹  399g
47      ひでお 1匹  370g
48      モリタク 1匹  369g
49      さくたろう 1匹  329g
50      みつポン 1匹  324g

51      もっちー 1匹  273g
52      つかさ 1匹  198g



【他魚の部】

優勝  ふみひろ マゴチ 1859g
2位  godai884 マゴチ 873g
3位  やっさん ヒラメ 668g


4位 飛びっこピンクローター ヒラメ 247g
5位 やすお ダイナンウミヘビ 218g

6位 幹幹(ミキミキ) ヒラメ  207g
7位 ¥A$Uアツキムエタイ ヒラメ  200g
8位 スーバシ ガシラ  188g
9位 ひでお  ガシラ  178g
10位 ウッチャン ヒラメ  176g

11位 こいさん マゴチ  170g
12位 TEL コノシロ  131g
13位 鹿 ガシラ  129g
14位 はる ガシラ  112g
15位 ヤッちん ガシラ  112g

16位 こじむち ガシラ   66g
17位 たくちゃん ガシラ   34g
18位 わんだーらんど 東岸 誠 キビナゴ  1g
19位 シンゴ シラウオ 0.5g





総評

まずは参加者の皆さま、そしてスポンサーの皆さま。本当にありがとうございました。無事に大会を終えることができ、正直ホッとしております。今大会は過去最多となる115人の名乗りをいただき、盛会の裡に終えることができたと思っております。

回を重ねるごとに、「エソワンは不思議な大会だなぁ…」と感じておりました。というのも、例えばメバル釣りの大会に115人が集まったとしたら、それはほぼ全員がメバルが大好きというアングラーが参加しているのでしょう。アオリイカの大会だったとしても、ブラックバスの大会でも、それは同じでしょう。

エソワングランプリはエソ釣りの大会でありますが、普段からエソをメインターゲットにしているというアングラーはおそらく一人もいないはず。それなのにどうして100人を超えるアングラーからご参加をいただいているのでしょうか。

それが、この第4回大会でぼんやりと分かったのです。閉会式終了後、第1回大会から参加していただいている方と話をしていると、その方が「この大会には人それぞれの楽しみ方がありますから」と言ってくれたんですね。「あ、それか!」と気づきました。本気でエソを釣って勝ちに行くのも、仲間同士での交流を楽しむのも、参加者様の間で新たな親睦を深めるのも、和歌山の自然を満喫するのも、そして難易度の高いエソの調理に果敢に挑むのも(笑)――。参加者様それぞれが「楽しい」と思えることを満喫する。それは本来のレクリエーションの姿であり、エソワンはその要件を満たしているのではないでしょうか。

僕が子どもの頃、よく学校の遠足で煙樹ヶ浜まで歩いて行きました。ご存知の通りこの浜はただの砂利浜であり、当時は遊具すらもありませんでした。でもボール遊びをしたり、絵を描いたり、石を積んだりと、何をするのも自由で、ワクワクしたものです。そういった、ぜいたくな創造に満ちた時間を大人になって、この煙樹の海で再認識させられたようです。

今回は親子連れでのご参加もありました。大会終了後、参加者様が撮っていた写真も見せていただいたら、バーベキューを楽しむ人、写真を撮るのに必死な人、そして笑顔で初対面の人と交流する人…。エソワンは、なんと楽しみの幅が広い大会なんだろうと、うれしくなりました。それぞれが「自分のエソワンGP」を愉しんでいるようで、僕もますますこのグランプリが大好きになりました。

来年は第5回という節目の大会となります。来年も素敵なエソワンの楽しみ方を見出し、そして教えてください。それに応えられるよう、実行委一同、全力で運営していきますので、よろしくお願いいたします。

                          エソワングランプリ実行委員長 ひろ






次回ブログは写真特集です。