「期待」というと、何を想像しますか?

ワクワクする、重さを感じる、期待の先のがっかりを先取りする人もいるかもしれません。

 

2枚のバラの写真は、同じ株のさきかけと満開のお姿。

満開のバラの斜め右上には、まだ固いつぼみも見えます。

 

つぼみを見て、早く咲け!と花びらを開こうとしたこと、ありませんか?

私はあります。

小さい頃、庭に咲く月見草のつぼみが可愛くて、

開いた時の黄色い花姿が好きで、

夕方以降に咲くと知っているのに、早く咲いた姿が見たくて

つぼみを開かせようとしたら、花びらをむしってしまいました。

 

「期を待つ」と書いて「期待」。

期待って、じっくり待てる力とも言えそうです。

つぼみは、時期がくれば自然と開いて、こんなに大輪のバラが咲く。

そのことを、たとえ知らなかったとしても、ただ信じて待つ力。

それも、仕合わせる力なのでしょう。

 

子どもが小さい頃に、これをしっかり腑に落とせていたら、

子育てももうちょっと楽しめたかも~と思いつつ、

全部含めて“今”に仕合わせたいと思う今日です。

 

東京は雨がやんで日が照りだしました。

今日もどうぞお健やかにお過ごしください。

 

〈ライター:斉藤知江子