子供の頃、男の子だったらチャンバラごっこをしたことがあるでしょう。

でも我が子の子供時代を振り返ってみると、自分たちほどチャンバラごっこはしてなかったように思います。代わりにテレビゲームをする時間が増えていましたね。

スポーツや武道の対戦のことは「試合」と言いますよね。この言葉、元は「仕合」です。対戦相手との「仕合わせ」だったのです。チャンバラごっこの醍醐味もリアルに相手をしてくれる友達がいる「しあわせ」と、その相手とじゃれ合う「仕合わせ」なのですが、こういう機会が少なくなった現代の子供の環境にはちょっと残念に思っていました。

 

ところが鎌倉では大規模なチャンバラごっこが子供の日に開催されているのです❣

その名も「鎌倉こども源平合戦」。

自然豊かで起伏のある片瀬山公園になんと約400人の子供とその家族が集結、紅白二組に別れて左腕にマジックテープでつけたボール(命)を専用のソフト刀で落とし合います。紅白各組の大将は大人の鎧武者で、生き残った武士たちで相手の大将の命を取れば勝ちというルール。

5回戦ほど行うのですが200人vs200人で毎回大乱戦。とにかく参加した子供や大人たちの楽しそうなこと❣️

男の子やお父さんだけでなく、女の子やお母さんの参加も多く、自作の鎧兜や忍者のコスチュームで参加する者もいます。

 

家族や仲間で徒党を組む、地形を利用する、大将を取り囲んで守る、運動神経の良い子が走り回って相手を引きつけて守りを崩すなど合戦の原型を見るようです。

武器は支給品のみ、命のボールは隠さない、顔面は打たない、階段では戦わない、大人は大人らしく戦う(笑)など最低限のルールのもとでのチャンバラ合戦ですが、怪我人もなく毎回大盛り上がりで参加者が増えているそうです。

 

参加費は無料。湘南モノレール他からの協賛と参加、鎌倉市、藤沢市他の後援を得て、主催されている「鎌倉もののふの会」の皆様には心から拍手です。

こんな素敵なイベントはこれからも続いて欲しいと思いますね。

 

今日も仕合わせる一言をお読みいただき、ありがとうございます。
<ライター:沢☆一休>(鎌倉愛好家)