奇跡が起こった瞬間 「RADIO CRAZY」@インテックス大阪
12/27、FM802 25th Anniversary 802GO! ROCK FESTIVAL「RADIO CRAZY」@インテックス大阪、本当にロックにこだわり抜いたイベント。
おれは初出場でしたが、図らずもこの日が『2014Bestアクト(12/27現在)』&『2014最も思い出に残るステージ』になりました。
もう、どうにかなってしまうくらいの爆発感でしたね。
27日当日の朝に連絡が来て、キーボードのポチがインフルエンザで大阪に来れないというのが判明。新幹線の中で、バンマスと緊急会議が始まる。
ポチを抜いた4人でできる曲にセットリストを差し替えるか、キーボードなしで無理やり現行のセットリストをやるか、結局おれが後者しかないと判断して腹をくくった。
でも内心、いや、ちょっと無理あるなー。自分のことに精一杯になっちゃいそうだなぁ・・・と不安が押し寄せる
新大阪に到着する頃、バンマスが
『大阪に一人、相当弾ける子いるから、呼んでみるわ』
『いやいや、いくらうまく弾けても、おれの曲知らなきゃ、無理でしょー』
『まま、弾けなきゃ弾けないで休んでてもらって、耳いい子だからなんとかするよ』
2時間で曲おぼえて9000人の前で、いきなり弾けるのかな・・・
『きゃー、あたしこの曲、大好きなんですー』
柳原さん、全然緊張してない(笑)
さて、本番スタートです。
前半戦はキーボードなしで、スッカスカのままギリギリでやりきりました。本来キーボードがガンと目立つところは、おれがお客さんを煽ったり叫んだり、義人がコードサポートにまわったり、たぶんサウンドは遜色なくいい感じだったと思う。
災い転じて福となす、こうゆうトラブルはどんどんネタにしないとね、そう思ってインフルエンザネタで叫び倒します。
しかしながら、ただならぬ緊張感とギリギリ感がステージからあふれ出てたはず。
それもあってか、スタート当初8000人弱の満員状態だったフロアは、どんどん入場者が来て膨れ上がり、最終的には10000人を超えて入場規制が入ってしまったらしい。
後半戦に入るところで、ピンチヒッター柳原さんを呼び込んで、FUNKの曲をがっつり演奏。
柳原さん、ノーミス。すげーな。
10000人に臆することもなく、キーボードソロもガンガン弾きまくってる。
しかもセブンスの使い方にしっかりとルーツミュージックを感じる指さばき。リズムもめちゃくちゃいい!若き日の森さんみたいだ。
すげーな。マジで。
こうなってくると、お客さんもどんどん盛り上がる。さすが大阪レディクレ!
もうこの奇跡とも言える瞬間が最高に幸せで、意識はどこかへ飛んで行ってしまいました。。。至福。
気がつくと最後の曲。
お客さんみんなへの感謝と、来年の誓いを宣言して、気持ちを込めて熱唱。
すんごい拍手と声援の中、無事に全行程完走しました。
終わってから、次々にアーティストや関係者が来て、すごかったすごかったって言ってくれて、泣きそうになった。
こんなアクシデントはそうそうないだろうし、そんな逆境の中でも死に物狂いでベストを尽くすっていうのが、今回のセットリストのメッセージとバッチリはまった。そういう意味で、『2014最も思い出に残るステージ』になりました。
最前列でノリを先導してくれた大阪のスガマニアのみんな、そしてピンチヒッター柳原さん、貴重な機会を与えてくれたFM802 RADIO CRAZYに、とても大きな感謝をしています。ありがとう。
2015、関西では何かが起きる。
絶対そう思う。