美術館 一般質問の要旨 | 手塚たかひろ日誌

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「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」事務局長手塚たかひろのブログです。市民のひろば「ひこばえ」で生活相談も行っていますので、お気軽にお越しください。

美術館の寄附受け入れについて(手塚の質問と回答要旨) 


Q1 市民の理解や納得を得られたとは思えない。市民説明会の打ち切りは反対。

A1 説明会、議決前に地元や市民にお知らせすることは難しいと判断。一定、ご意見等も集約できた。再度の市民説明会は予定してない。

Q2 香陽自治会をはじめ、多くの署名と要望が出されている。山之上のある自治会の住民アンケート、回答者の約87%が反対。市民説明会の意見、要望書をどう反映させるのか。

A2 美術館の寄附後は、市が管理運営する。いただいた意見は、運営の中で最大限考慮する。

Q3 場所の選定は、誰の責任で判断したのか。経過の記録や稟議書などは存在するのか。

A3 昨年春頃、寄附者より打診。香里ヶ丘地域における建設候補地の選定と法的問題などを、庁内関係部署において検討を行ってきた。昨年717日に都市経営会議で確認。同日、市長決裁。

Q4 総合文化施設と、どちらがすぐれているか。

A4 美術館は中心市街地型と郊外型の大きく二つに区分できる。今回は、郊外型、美術鑑賞と公園の緑の中での散歩という二つの側面から、来館者がゆったりとした気分で美術にふれられる。

Q5 お金の寄附を受けて、市の責任で美術館を建設するほうが、将来の使い勝手も含め議会の監視や市民の意見を反映させるためにも、ベターだ。

A5 総合文化施設内での建設を打診した。寄附者の思いは香里ケ丘地域において緑に囲まれた美術館を建設し、建物を市へ寄附するとの意向。

Q6 市の建設なら、事前に地元へ説明、議会への経過報告、パブリックコメントも必要だ

A6 本市の事業の場合は、一般的に事業計画の段階から、地元等への周知や議会への報告、パブリックコメント等について、必要に応じ実施することとなる。一定の期間を要する。

Q7、市長は美術館の経費を生み出すために生涯学習市民センターと図書館の管理運営を一体化して指定管理者制度を導入するとのこと。7000万円生み出せるのか

A7 維持管理経費は、現在検討中の複合施設である生涯学習施設と図書館への指定管理者制度の導入や、市民ギャラリーや御殿山生涯学習美術センターなどの美術事業全般の整理・統合を含む本市全体の行政改革の推進の中でその財源確保に取り組む。

Q8 香里ヶ丘図書館は築40年、集会所、図書館 美術館を一体とした複合施設として、図書館、集会所の場所に建設すれば、公園の緑や住民の憩いの場所を奪うこともなく、香里地区に美術館を建設することもできる。再検討すべきだ。

A8 香里ケ丘図書館リニューアル後は、美術館と一体的な管理運営を行うことにより、維持管理経費を効率化できるよう教育委員会と協議する。

Q9 どのような美術館が枚方市に必要か。どこの場所に造るのがよいのか。市民を含めた審議会を作って、今回の美術館については白紙に戻すことも含めて慎重な審議を行うべきだ。

A9(市長) 美術館は、再生が進む香里ケ丘地域のシンボルとなる。香里ケ丘中央公園もグレードアップでき、地元住民の皆さんにも喜んで頂ける。

10 意見 地元の方、香里ヶ丘図書館との併設など、さまざまな提案をお持ちです。今回の美術館寄附受け入れ、白紙に戻すことも含めて市民の皆さんと共に、再検討することが、美術館のためにも、教育文化都市作りのためにも必要だ。