目覚めなさい。
無意識という名の眠りから。
仏陀があなたに語りかけています。
世界はとても単純で美しいと。
二つに見えるものも、実はただ一つ。
実相を観るなら、あなたは自在であることを知るでしょう。
【大地のカード】
滝や祭りなど、実際の場所や出来事に宿るスピリットのエネルギー
【テーマ】
覚醒 核なる価値 問いかける力
【場所】
全国に所在の寺院や御堂など。
【カードからのメッセージ】
今、仏陀のエネルギーがあなたに降りてきています。
あなたは、覚醒を求めているのでしょうか。
真理と、何にもとらわれない自由を心から欲しているならば、「その時」はあなたが思っているよりも、ずっと近いかもしれません。
悟るということは自分のすべてを知ること。
それはあなたが生まれる前から決めてきたことです。
どうぞ、問いかけてください。
「私は何者なのか」と。
あなたが本当に大切にしている価値観はなんでしょうか？
それを手放すぐらいなら、命さえ差し出せるほどの価値を置いているものは？
あなたが自分を知る時、あなたという存在を支えている価値もまた明らかになるでしょう。
その価値観に従って生きるとき、あなたは目覚めていきます。
このカードは、日常を意識的に生きることを勧めています。
無意識に食べ、しゃべり、歩くのではなく、意識してものを噛み、意識して言葉を使ってみましょう。
大好きなお寺に行って、好きな仏像に会いにいってください。
如来も菩薩も明王もあなたにインスピレーションを与えてくれるでしょう。
お香や線香の香りを呼吸すると、仏たちのエネルギーとつながりやすくなります。
チャンスがあれば、写経してください。
悟りは不思議なもので、求めている間は手にはいりません。
大切な指輪を庭の池に落とした姫が、すぐに池の中を捜させましたが、泥で濁って全く見つかりません。
そこで老師が探すのをやめて皆池からあがるように言うと、泥は静まり、太陽の光で池底の指輪が光ったという禅話があります。
悟りたいという想いを手放し、利他の心心で生きるとき、ある日「その時」がやってくるはずです。
（出典『日本の神託カード』大野百合子・著）