こんばんは!


一気に寒くなってきたと思ったら、もう11月なんですね!


私はといえば、鼻水はでるわ咳はでるわで良いことがない・・・。


今夜も葛根湯のお世話になりそうです。



さて今回は


文型(1) 第1・2・3文型


についてお話しましょう!



文型の話をする前に・・・


「品詞の区別がよく分からない」


「自動詞と他動詞の違いがよくわからない」


という方がいらっしゃたら、まずは私の以前の日記をご覧ください。




さて、英語には大きく分けて5つの文型がありますが。


それは主語(S)、動詞(V)、補語(C)、目的語(O) という4つの要素の組み合わせによって決定されます。


では今回は第1文型・第2文型・第3文型を見てみましょう。



第1文型 (SV): 主語(S) + 動詞(V)


主語(S) と 動詞(V) だけで文が成立します。


目的語(O) がいらないので、第1文型で使われる動詞は必ず自動詞です。



She smiled.  「彼女は微笑んだ」


⇒ She は主語(S)。

 

smile 「微笑む」 は、目的語(O) を必要としない自動詞です。



My little sister runs every morning.  「私の妹は毎朝走っている」


⇒ My little sister は主語(S)。


run 「走る」 は、目的語(O) を必要としない自動詞です。


every morning 「毎朝」 は目的語(O) ではなく修飾語句なので、文型の決定には左右されません。


  つまり、修飾語(句)をいくら加えようが、文型の決定には関係がありません




第2文型 (SVC): 主語(S) + 動詞(V) + 補語(C)


動詞(V) の後で、主語(S) について補足的な説明をする補語(C) を必要とします。


補語(C) の位置には、名詞・代名詞・形容詞などが置かれます。



I am happy.  「僕は幸せだなあ」


⇒ I は主語(S)。


  am は動詞(be動詞)。


  happy は主語(S) の I がどのような状態にあるのか説明しています。


  第2文型では、主語(S) = 補語(C) という等式が成り立ちます。


(I = happy という関係を、be動詞が結んでいます)



このように、第2文型を作るような動詞には大きく分けて以下の3種類の動詞があります。


(a) 「~である」「~のままである」: be動詞、keep、remain など


1. I was so lonely last night.  「昨日の夜はとても寂しかったな」


主語(S) = I


動詞(V) = was


補語(C) = lonely <形容詞>


be動詞である was が、主語(S)の I と 補語(C)の lonely を結びつけています。


( I = lonely という関係 < S = C > )



2. The children kept quiet on the train.  「子どもたちは電車では静かにしていた」


主語(S) = The children



動詞(V) = kept



補語(C) = quiet <形容詞>



動詞の kept が、主語(S)の The children と 補語(C)の quiet を結びつけています。


( The children = quiet という関係 < S = C > )



(b) 「~になる」: become、get など


1. My cousin became a doctor.  「僕のいとこは医者になった」



主語(S) = My cousin



動詞(V) = became



補語(C) = a doctor <名詞>



動詞の became が、主語(S)の My cousin と 補語(C)の a doctor を結びつけています。


( My cousin = a doctor という関係 < S = C > )





2. My husband got old.  「夫は歳をとった」



主語(S) = My husband



動詞(V) = got



補語(C) = old <形容詞>



動詞の got が、主語(S)の My husband と 補語(C)の old を結びつけています。


( My husband = old という関係 < S = C > )



(c) 「~の感じがする」「~に見える/聞こえる」: feel、look、sound など


1. I feel sick.  「気分が悪いな」



主語(S) = I



動詞(V) = feel



補語(C) = sick <形容詞>



動詞の feel が、主語(S)の I と 補語(C)の sick を結びつけています。



( I = sick という関係 < S = C > )




2. That guy looks frustrated.  「あの男、イライラしているように見えるわ」



主語(S) = That guy



動詞(V) = looks



補語(C) = frustrated <形容詞>



動詞の looks が、主語(S)の That guy と 補語(C)の frustrated を結びつけています。


( That guy = frustrated という関係 < S = C > )



(d) 「~に思われる」: seem、appear など


1. Your jacket seems so cheap.  「あなたの上着、とても安っぽく見えるわよ」



主語(S) = Your jacket



動詞(V) = seems



補語(C) = cheap <形容詞>



動詞の seems が、主語(S)の Your jacket と 補語(C)の cheap を結びつけています。


( Your jacket = cheap という関係 < S = C > )





第3文型 (SVO): 主語(S) + 動詞(V) + 目的語(O)


動詞(V) が 目的語(O) を必要とする文型です。


そのため、第3文型で使われる動詞は 必ず他動詞 になります。


(他動詞とは、目的語が無ければ通常文章が成立しないような動詞)



We take a psychology class.  「私たちは心理学の授業受講している


主語(S) = We



動詞(V) = take



目的語(O) = a psychology class <名詞>



動詞の take 「~をとる、受ける」 は、目的語(O) を必要とする他動詞です。


そのため、目的語(O) を排除すると文が成立しなくなってしまいます。


× We take ???


この文章での a psychology class 「心理学の授業」 は 目的語(O) であり、補語(C) ではありません


補語(C) であれば、We = a psychology class という関係が成り立つはずですが、「私たちは心理学の授業です」 という関係はおかしいので、この両者の関係は成り立たないということが分かります。


つまり、a psychology class は 補語(C) ではなく 目的語(O) なのです。




We take a psychology class.


( We ≠ a psychology class という関係 < S ≠ O > )




この 補語(C) と 目的語(O) の区別をしっかりつけないと、第2文型なのか第3文型なのかが判断できません。


以下のような2つの文の違いに気を付けましょう。




第2文型 (SVC)


The children kept quiet on the train.  「子どもたちは電車では静かにしていた」


主語(S) = The children



動詞(V) = kept



補語(C) = quiet <形容詞>



⇒ 形容詞の quiet は、主語(S) である The children がどんな状態・性質なのか補足的な説明を加えています。


⇒ そのため、主語(S) The children = 補語(C) quiet という関係が成り立ち、この文章は SVC の第2文型だということが分かります。




第3文型 (SVO)



The children kept their promise.  「子どもたちは約束を守った」



主語(S) = The children



動詞(V) = kept



目的語(O) = their promise <名詞>



⇒ 名詞の their promise 「(彼らの)約束」 は、keep 「~を守る」 という動詞の 「~を」 に当たる語で、動作の対象です。



⇒ また、主語(S) The children ≠ 目的語(O) their promise という関係が成り立ち、この文章は SVO の第3文型だということが分かります。





第4文型と第5文型についてはまた次回の日記にて!


See you!