福知山市では現在、成美大学の公立化をどうするかという課題があります。
まずは今までの推移と現在の状況を「4年制大学のあり方に関する有識者会議」のデータを基に整理しておく必要があると考えます。
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平成12年、福知山市が27億円の支援を行い京都創成大学を開学、学科定員195名でスタート。
平成22年、成美大学に名称を変更。
成美大学となった平成20年度年からの募集定員と入学者の推移。
平成22年度 定員100名 入学者66名
平成23年度 定員100名 入学者47名
平成24年度 定員100名 入学者52名
平成25年度 定員 80名 入学者46名
平成26年度 定員 60名 入学者34名
(ちなみに入学者の約半数は入学金と授業料が免除の特待生で構成される)
平成23年度には文部科学省の第三者機関から「不適合」判定を受ける。
成美大学公立化を求める市民の会が、「成美大学・同短期大学部の存続(公立化)について」の9月12月に署名42,674名を提出。
(のちに市議会でこの署名の約半数は福知山市外の署名と思われる答弁があり、その約半数の福知山市民も2重3重の重複署名がある事を答弁された。しかし、法的な署名ではなく正確に福知山市民の署名数を出す必要がない為、確かな数字は出てこない。)
※少し書き方を修正いたしました。
署名提出を受け、福知山市は「4年制大学のあり方に関する有識者会議」を設置し、平成26年10月17日から平成26年12月9日まで5回にわたる会議を重ねた。
http://www.city.fukuchiyama.kyoto.jp/shisei/entries/004939.html
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会議を一度傍聴し、すべての書類にも目を通した私が、市と大学の言い分を一言でまとめると、「公立化すれば授業料も安くなり、人も集まるので6年後には600~700名の生徒数が見込め黒字化する。」との主張でした。
34人の入学者しかいない現状で、公立化すれば本当に600人以上の生徒数が見込めるのか?
次回は地方大学を取り巻く現状を書いてまいります。
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