今回は前回の記事ヘアダメージについて の続きになります。
本日は髪の毛の疎水性 親水性についてお話したいと思います。
まずは疎水性です。 健康な髪の毛は疎水性だと言われています。
図を見て下さい。
しっかりならんだキューティクルが水をはじいています。そして油がなじんでいます。
それによって適度な水分を保持できるのです。
これが本来の髪の毛の姿です。子供の髪の毛はこうなっています。
こちらが親水性の図です。
カラーやパーマでダメージした髪の毛です。
傷ついた毛髪はダメージホールという穴が開きそこから水を吸い込みます。
水を吸い込むのでオイルをはじくようになります。
フワフワと軽い感じになったり、まとまり感もなくなってきます。
図の下の方を見てください。
根元の健康な部分は疎水性なのでオイルがなじんでいます。
市販の皮膜系のシャンプーを使っている方、根元だけしっとりしていませんか?
お子様に大人と同じ皮膜系(シリコンやポリマー系)シャンプーを使っている方、お子様の髪の毛が洗ったのにベッタリオイリーになっていませんか?
もしそのような症状があればスタッフに一度ご相談下さい。
それでは実際に霧吹きで試してみます。
モデルは20歳 男性 ブリーチ+カラー毛 アシスタント高橋です。
シュッと吹いた瞬間にベターっと水を吸い込みます。これが親水性です。
濡れた状態で毛先がテロンとしています。
この状態は通常のパーマ液では、かからないと思います。
次に 8歳の男の子で試してみました。
シュッとひとふき。まさかここまで見事に水をはじくとは思いませんでした。
乾くとサラサラ 濡れるとギシギシします。
これが疎水です。(写真がわからない方は拡大してみてください)
このような髪の毛を健康毛といいます。
健康な髪の毛の状態がおわかりいただけたでしょうか?
髪の毛を健康な状態に近づけるとは、この状態に近い状態にすることのようですね。
それでは 次回はトリートメントについてお話したいと思います。
風邪が流行っているようです。みなさんご注意を!!
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