カナダの銀行員シロボーがウンチク～！Blog

はじめまして。

カナダのしがない銀行員です。笑

こちらに来て１０年になります。

趣味は音楽を聞くこと。

日ごろの仕事の愚痴プラス英語メモでも書こうと思っています

カナダの銀行や生活について、何か気になることがあれば、気軽にメッセージください。

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住宅ローンＩアポな人々ー続編

頭金を勝手に移動させてしまった顧客Ｉ。
なんとかそれに関してＵＷに指摘されること無く住宅ローンが承認されました。
「何だか変なお客さんだったけど、無事に終わって良かったわ～。」
なんて思ってたら、昨日Ｉが登場。
「俺の＄２０００が消えたんだけど～！？君、俺の口座に何故か＄２０００余ってるって言ったよね？」

はぁ～！？ﾋｲｨｨｨ!!!!(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ

よくよく聞いてみると、私が頭金の出所を確認をした時に質問した、
「この＄２０００の入金は何のお金ですか？」
と聞いたのを、何故か、
「＄２０００余ってる」
と理解した様子。

もう「愕然」以外言葉がみつかりません。
大体自分の口座に何故か知らない＄２０００があるなんてことがありますかー！？"o(▼皿▼メ;)o"ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
頭金の出所がどこなのかを聞いただけで、こんな混乱が勃発するとは。。。

Ｉは、
「支払いしなきゃいけないものがって、＄２０００が余っているのなら、それを使おうと思ったんだ。」
といって帰っていきました。。。
支払わなきゃいけないモノがあるのに、その「知らないお金」がなかった場合どうやって払うつもりだったんですか。。。？
っていうか、その「余ってるお金」なんてものはありませんよ？(o´Д`)=з 疲れた･･･

住宅ローン１（借り換え編）ー　続編

以前紹介した、住宅ローン１（借り換え編）ですが、土地の価格が思ったより低かったため、結局ローンの額を下げなくてはならなくなりました。ﾊｧ━(-д-；)━ｧ...
いったんはアンダーライターがボケてて、何故か承認されたんですが、アンダーライターを騙して承認をＧＥＴというわけにもいかなかったので、「あのー、いいんですか？」と打診。結局アンダーライターは「あれ？何で承認しちゃったんだろ？だめだめ！」と。(☉ε　⊙ﾉ)ﾉ

この案件の顧客の所為で、昨日は胃が痛い一日を過ごす羽目に。。。ﾌｩ(o´Å｀)=з

この顧客、クレジットカードや車のローン等など、多額の借金を抱えていて、土地を抵当に入れて住宅ローンの借り換えを利用して借金を一本化しようとしていました。
借りれるローンの額が、一本化には足りなくて、ここで問題発生。
ローンの額のダウンの所為で、カバーされない借金が多額に残ってしまい、承認が難しくなってしまいました。(T∇T)アハハ・・・
現行の借金の月々の支払い責任と収入の比率が高いと返済が難しくなる可能性が出てくるので、リスクとしてみなされます。
この比率を、Total Debt Servicing Ratio－TDS Ratio（債務返済比率）というのですが、
これが４０％以上になってくると、個人のローンの場合承認が難しくなってきます。４５％以上となってくるとほぼ無理です。

顧客の住居が特別なタイプの住居だったため、CMHCの費用の支払いは必須と言うことも判明。
（これに関しては、うちの職場の誰もこんなルールがあった事を知らず、部長に至っては、去年同じような住所タイプなのに、CMHC無しでローンが承認されちゃった例まで発見。）

昨日電話で顧客に事情を説明。
実は私は住宅ローンの申請を始めた当初から、このローンが承認されるとは思っていませんでした。
何故なら、TDS Ratioがめちゃめちゃ高いから。
なので、無理だと思うけどやってみようみたいなスタンスで説明はしていました。
あらかじめ、
「TDS Ratioが高すぎるので、土地の価格が見合わなければ、そちらで何かしら対処していただくことになると思います。」
とも言ってありました。
なのに、案の定価格が低くTDS Ratioが問題になったと状況を説明したら、
「申請に時間はかかるわ、ローンは中々おりないわ、アンタ時間かけて諦めさせようとしてるんじゃないの！？アンタ最初に絶対ＯＫでるっていったじゃない！」
と。
はぁー！？言ってないし、散々お手伝いしたのにこの仕打ちー！キ━━ミﾟ皿ﾟ;彡━━ッ！
こいつの借金問題の所為で結構残業だってしたのにー！ε=(｡･｀ω´･｡)ﾌﾟﾝｽｶﾌﾟﾝ!!

「アンタの同僚のＤと話させなさいよ！うちの父と話したら、Ｄならどうにかしてくれるっていってた！」

ちなみにこの同僚のＤというのは、高収入で、多額の投資や資産を持っている顧客にサービスを提供するアドバイザーで、誰でも会う事が出来るアドバイザーではありません。
大体、TDS RatioやCMHCは当行の基本的なガイドラインなので、Ｄが対応したところで、例外が出せるわけではないんですが。。。
プラス、失礼ですけど、あなたたちの収入レベルではＤとは会えません。。。
(尊敬は出来ないけど、Ｄは自分の売り上げだけを考えて仕事をするタイプで、そうでなくてもＤに顧客の対応を頼むのが大変。。。)

「ローンの返済期間(Amortization)を延ばして設定して、ローンの月々の額を下げてみませんか？」
と薦めてみると、
「返済期間の設定は延ばしたくない！今までお宅の銀行には散々クレジットカードや住宅ローンで利子をはらってるのに、何でなにも優遇してくれないの！？」
と言う始末。
ローンの額が少しでも下がれば、TDS Ratioも下がるし、期間を延ばしたからと言って、ローンの支払額が変えられないわけではないので、支払い額さえ増やせば元の期間と同じなのに。。。
というか、借金のことを考えても、「もはやオマエに選択の余地は無い！」と言いたい。。。

散々ああでもない、こうでもないと色々調べたり、思慮し、この件に費やした時間は何時間にも上ります。
なのに、
「We will take out business elsewhere if this is how you guys treat your clients！
(こんな風に顧客を扱うのなら、別の銀行にいくわ！)」
と。
。。。やってらんねー！"o(▼皿▼メ;)o"ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

挙句の果てには、借り換えの際に発生するペナルティー料金もCMHCの費用も払いたくないという始末。
この電話の対応に小一時間つき合わされました。
もう一回だけ色々やってみて、それでも我侭を突き通すなら、もう私付き合ってられないから。。。

クレーマーお断り！

銀行も客商売。
顧客に色んな威圧を受ける事もあります。
色んなクレームがありますが、クレームの際お客さんが良く言うセリフ(特にお金が借りられなかったお客さんの場合)：
「I'll take my business elsewhere！(他の銀行に移るから！)」
失礼ですが、そう豪語する人に限ってたいした"business"は無い。。。
そして１つの口座が閉鎖されたぐらいでは痛くも痒くもないです。笑

今日はそんな威圧的なお客さんが多くて胃が痛くなる一日でした。。。（Ｔ－Ｔ）
その愚痴については長くなるので明日にでもアップしようと思います。

自分の銀行に誠実ではない顧客に、
「じゃあ金利あげますから！」
とか
「サービス料下げます！」
とか、基本的にないと思います。

他行に投資があるから、それを移行してくるとか、同じ銀行に色々な金融商品を持っている事で、いい金利を得る事が出来たり、サービス料がディスカウントされたりというのはあります。
でも脅しても駄目です。苦笑

銀行でのサービスの利用歴が長ければ長い程、金利が優遇されると言うのもあるようです。
（もちろん金利が決まる要素はそれだけでは無い場合も多々ですが。。。）
色んな銀行を転々するのは余りお勧めしません。
長い利用履歴があった方が、ローンの申し込みの際低い利子で借りる事ができる可能性が高いからです。

"アポ"な人々編

住宅ローンＩ
承認をまたずに頭金を弁護士に送金。
しかも、そもそも頭金が足りず、その日に足りない分が振り込まれるはずでした。
(最低住宅購入価格の５％が頭金として必要)
でも、振り込まれるや否や、弁護士に送金。。。
そして弁護士事務所から、驚きの電話攻撃。
「何か、いきなりお金が振り込まれたんですけどー！」
電話で顧客と話してみると、
「弁護士に振り込めって言われた。。。」
と。。。
そんなわけなかー！
ローンの承認が降りてないのに、今アンダーライターに今月の口座内訳をリクエストされたら。。。
と、冷や汗をかきました。

もう笑うしかない。

引き続き、「頼むぜアンダーライター」のシリーズでお送りします。
（シリーズ化してしまった。笑）

住宅ローン１（借り換え編）
土地の査定が終わっていないのに、何故かローン承認が承認された！ﾋｲｨｨｨ!!!!(ﾟﾛﾟﾉ)ﾉ
やっと査定が終わったと思ったら、価格は予想より減！
価格が下がれば、貸せるローンの額も下がります。
アンタ、何で承認しちゃったのー！∑(ﾟ台ﾟlll

しかもこのローン、うちの銀行のローンの額を上げての借り換えだったのですが、今あるローンはＣＭＨＣというDefault Insurance(債務不履行保険)というものがついていて、当初、
「Amortization(償却期間)に変更がないなら、Deafault Insurance Premiumの支払いの必要はないです」
と言っていたのに、アンダーライターが、ちゃっかりうわましして請求してきた。
あの。。。アフォですか？(#゜д゜)ｺﾞﾗｧ

住宅ローン２（住宅購入編）
「顧客が提出してきた土地の査定の報告書の写真が白黒なので、カラーのモノを提出してください。」
。。。前代未聞！！！
しかもカラーになっても全然見た感じは変わらない部位なのに！
(ちなみにMobile Home(トレーラーハウス)の下の部分の写真です。)
「ないのなら、別途で査定のレポートをオーダーしてください。」
と言われたので、もう既にレポートを作った会社に正式なレポートをオーダー。
もうすでに査定は終わっているので、レポートを作るだけの簡単なオーダーだったので、当日にレポートがあがったのですが、その時、アンダーライターからメッセージで、
「あ、やっぱいいです。承認します」
と。。。
。。。ばかぁぁぁぁぁ！！！！！！( TдT)ﾉ

住宅ローン３（同僚Ｋの取り扱っているローン～購入編）
夫婦が住宅を購入するのに住宅ローンを申し込み。
収入証明の書類を提出したら、
「旦那の収入は考慮できません。」
と。。。
何故かと聞くと、
「旦那は今の仕事について８ヶ月しかたっていません。収入としてみなされません。収入としてみなされるには、今の会社で２年の履歴が必要です。」
と。。。。。。
これまた前代未聞！
これの所為で、この夫婦は住宅ローンが受けられなさそうです。
この旦那は、過去１０年同じような職についていて、会社が変わっただけのことなんです。
私の取り扱ったローンで、若い夫婦が住宅ローンを組んだ時、２年の経歴なんて無かったけど、ローンとおりましたよぉ！
でも、Ｋはそんなに交渉するモチベーションはなさそうでした。
私だったら食ってかかるけどな～、もちろん穏やかに。笑

わなわな

今日は、あまりお客様との予約も無かったので穏やかな一日になるはずでした。。。
でもやっぱりバックオフィスのアンダーライターがやってくれました。

そもそも。。。以前から手配していた住宅ローン。リクエストされた書類も送付し、それをＵＷがReveiwし、やっとAppraisal(土地の価格査定）も終わり。。。でも中々返事がこないので連絡すると、
「I am currently outside of the office(現在オフィスにいません)」のメッセージが。。。
もう今日返事もらえないとやーばーいー！！！
あわてて急ぎのローンの窓口に連絡すると、
「いえ、彼女はオフィスにいますよ」
と。。。

やっとＵＷから連絡がきたかと思ったら、
「この顧客はＴＤＳＲ（Total Debt Servicing Ratio)が高すぎます。下げてから申請しなおしてください。」
と。。。

。。。。はぁぁぁぁぁぁぁぁああ！！？？？いーまーさーらー！！！？

あんたこの書類見る時間ゆうに２週間あったろーがー！
もう締め切り今週だからそんなこと言ってる場合じゃないんですけどぉ！？（先週も何度かどうなってるか打診しといたのに。。。）

あの、こんな風な日記を書いてこんなことを言うのも。。。ですが、私日ごろは温和な方だと思います。
文句があってもストレートに言ったりはしません。
でもこの時に限っては、

私「先週に言っていただければこうはならなかったんですけど？今更言われてもどうすることも出来ませんよ？」

とキツク言ってしまいました。
すると、

ＵＷ「うーん。私に決める権限はもうないのよ～。あははは。」

かっちーん！！！

私「あなたの上司に指示をあおいでください！」

そして今日の午後、やっと条件付承認がおりたのですが、その条件と言うのが、
ＵＷ「Downpayment(頭金)の出所の口座の記録に別の口座からのTransfer(振り替え)があるので、この出所の確認できるものを書類として提出してください。」
と。。。
記録を見ると、それは同じうちの銀行の口座からの振り替えでした。

私「記録にちゃんと、うちの銀行からの振り替えと書いてありますが。。。」

ＵＷ「借りたお金を使っている可能性もあるので、書類で証明してください。」
*借りたお金の場合は、更なる審査が必要。

でもこの口座の記録を提出したところで、借りたお金かどうかなんてわからないし、書いてあるのは「振り替え」の文字のみ。

頭使えや、ぼけ～！無駄なことばっかさせんな～！

。。。あの。。。本当に普段は温和な日本人でやってるんです。笑

でた～！

住宅ローンの申し込みの１つのお話です。
ここ数日、受理されるのを今か今かと待っているんですが、バックオフィスから全く返事が来ません。
何度連絡しても、
「いまＸＸ待ちです」
「条件付承認してくれませんか？」とお願いしても。
「ＸＸまでお待ちください」
と。。。待ち時間なが！

今日堪りかねて、
「もう今日が締め切りなんですけど！？顧客も私も締め切り延長の手配は出来ません！」
と言ったら、あっさり
「ＸＸの条件が合えば、承認できます」
と。。。
「ＸＸ待ちだったら、最初からＸＸの条件つき承認にすれば良かったのでは！？」
とメールしたら、
「I can do that;)」
かっちーん！！！

I so want to slap her face in person if I can.
（面と向かってひっぱたけるものなら、ひっぱたいてやりたい。）

今日の困ったさん

毎日色んな顧客に会う機会がありますが、ローンを担当していると、色んな金銭難を抱えた人に会います。

今日会った人の1人は、普通口座にお金が無いのに貯蓄口座への自動振り替えが起きて、普通口座がマイナスに。
普通だったら元々無いお金なんだから元に戻しますよね？
でも私の顧客は違いました。
「お金おろしたいんだけどサービス料かかるんだって？何で自分のお金おろすのにお金払わなきゃいけないの？」
と。
あのー、細かい様ですが、それは元々貴方のお金ではありません。
貴方がちゃんと自動振り替え様に十分な残高をいれていなかったが為に発生したお金です。
ま、言っても聞かないし、あまり言いませんでしたが。汗

多分彼女はこのマイナス分を補充せず、ばっくれるつもりだと思います。
そうしたら、やがてそのマイナス分は、Collection Companyへ移行され、彼女のクレジット履歴は悪くなり、普通の銀行ではローンは愚か、クレジットカードさえ応募出来ないと言う魔のゾーンに…

でも既に悪いクレジット履歴を持っている人でも、頑張って状況を改善しようとしている人もいます。
そんな人には出来るだけお手伝いしたいなと思います。