新しい弾道測定器です。
測定方式は、GC2やアキューベクターと同じでカメラ方式になります。
SKYTRAKという名前から、ボールをフルトラッキングするのかと思ったのですが・・・・・(^^;)
とはいえ、価格が22万円というのは魅力的ですね。
精度についてはトラックマンと同等ということらしいです。
トラックマンとの比較データもサイトで公開しています。
早速、比較データをチェックしてみると・・・・・・トラックマンの数字がおかしいですね。
ショットNO.2とNO.4を見ると・・・打出角度とスピン量の関係から見て、最高到達点が高すぎます。
ショットNO..2
■トラックマン
BS 59m/s
打出角度 11.8度
バックスピン 1588rpm
最高到達点 35.1ヤード
このデータをフライトスコープの解析ソフトでチェックしてみると・・・・
このソフトは、最高高さが若干低めに出る傾向があるのですが・・・
最高到達点 35.1ヤード → 13ヤード (38.9フィート)
私の持っている解析ソフトで再計算すると、14.8ヤードになります。
■SKYTRAK
BS 59.8m/s
打出角度 14.7度
バックスピン 1508rpm
最高到達点 32.4ヤード
このデータをフライトスコープのソフトで再計算すると・・・・
最高到達点 32.4ヤード → 17.1ヤード (51.2フィート)
私の持っている解析ソフトで再計算すると、18.3ヤードになります。
また、スピンアクシスについては・・・・
■トラックマン 11.4度
■SKYTRAK 35.1度
・・・と、とんでもなく違っています。
ショットNO.4については両者ともフックですが、NO.2と同様に最高到達点が高すぎる数字になっています。
■トラックマン
BS 58m/s
打出角度 12.7度
バックスピン 1959rpm
最高到達点 30.1ヤード
フライトスコープのソフトによる再計算データ
最高到達点 30.1ヤード → 15.2ヤード (45.5フィート)
私の持っている解析ソフトで再計算すると、16.9ヤードになります。
■SKYTRAK
BS 58.5m/s
打出角度 14.0度
バックスピン 1612rpm
最高到達点 30.5ヤード
最高到達点 30.5ヤード → 16.3ヤード (49フィート)
私の持っている解析ソフトで再計算すると、18.3ヤードになります。
左右打ち出し方向が、トラックマンが5.7度、SKYTRAKが0度となっていますが、
これは入力ミスでしょう。
比較するトラックマンのデータ自体がおかしな数字になっているのですが、SKYTRAKも同じような傾向でおかしな数字になっています。
トラックマンの場合、スピンはあまり正確に測定できないことも多いので、実測値の最大到達高さとスピンが釣り合わないのは珍しくないのですが・・・・・
SKYTRAKの最高到達高さは、BS、打ち出し角、スピンからの計算値なので、これほど大きく違ってくるのはおかしいと思います。
ちなみに、SKYTRAKのショットNO..2とNO.3のデータを比較してみると・・・・・
NO.2
BS 59.8m/s
打出角度 14.7度
バックスピン 1508rpm
最大到達高さ 32.4ヤード
NO.3
BS 59.6m/s
打出角度 14.1度
バックスピン 3878rpm
最大到達高さ 33.0ヤード
BSと打出角度はほぼ等しく、バックスピンは約2300回転も違っていますが・・・
最大高さは、ほぼ同じになっています。
単なる入力ミスかな?
でも、たった4球のデータで、こんなに入力ミスがでるというのもおかしいし・・・・・
ボールスピードはトラックマンと同じような数字になっていますが、打出角度やスピンアクシスなどは両者でかなり違っていますね。