3月半ばから始めた野菜作りのベジベジ作戦。
被災された人に食べて元気になってもらおう!と
スタッフ4名で草刈りから始めて3か月。
除草剤も肥料もやらず、自然な状態で育てているので
まるで野原のような畑なのですが、なんとか収穫期に
入っています。
6月は長雨で、ちゃんと育つかなあ~と心配でしたが、
雨の中でもすくすく育ち、ピーマン、トマト、きゅうり、
春菊、なす、春大根、水菜がとれはじめています。
(雨が災いしたのか、ジャガイモとほうれん草は不作。でも
きゅうりが怖いほどまっすぐで太い!)
今朝とった野菜は、お昼に、
「原発止めよう!九電本店前ひろば」に差し入れさせて
もらいました。
ひろばの青柳さん。
座り込みも今日で73日目。雨、嵐、猛暑の中でも毎日路上で
路上から、脱原発を願う1000人以上の人に、毎日休むことなく
メールを送り続けてくれる、すごい方です。
なのに気さくに、大根とピーマンを両手に撮影に応じて下さいました。
どうもありがとうございました。
ここには、福島や関東地方から被災、避難されてきた方々が
立ち寄られます。放射能の怖さや、原発事故がどれだけ生活を
破壊するか、身をもって体験された方たちだからこそ
なんとして止めなくちゃいけないという気持ちを、誰よりも強く
持って、今を過ごしておられるのだと思います。
ここに集ってこられるいろんな人たちに、格好はそんなによくないけれど
すくすく育った野菜を食べて、元気になってもらえたらと思います。
被災地にいる人たちのことを忘れないこと、
生活再建のために、ささやかでも何か具体的なお手伝いをすること、
これからもちょっとづつ何かを続けていきたいと思いますが、
もうひとつ大事なこととして
原発災害の苦しみが、もうどこの誰にもいかないように
小さな声でも、未熟な自分の言葉でも、出していかなきゃと思います。
明日は朝からJICA九州でのスタディツアー事前説明会でお話させてもらいます。
それを終えたら1週間お休みをいただいて、東松島へ。
もちろん、朝収穫した野菜、もっていきます