11日公開MV向けて、Blueという歌の事を少し書きます。
僕達は特別な遺伝子だと勘違いをしたり、時に自分にそう思い込ませたりして歩んで来た。
それが正しい事なのか、間違っている事なのかは誰にも分からないけれど、人は何かに酔っていないと生きていけない弱い生物だから、誰かを騙したり、自分を騙したりする時が必要だよね。
Gardenersという姉弟ユニットで、全てを捨てて歩んだ2021年。
とことん、自分に才能があると思い込んで
騙して、騙して、騙して、大好きな人達から離れて、最後に残ったのはBlueな気持ちだった気がする。
これは悲しいって意味じゃなくて、色々入り混じった気持ち。
とにかく僕は一人で生きては行けなくて。
シンプルに自然体に戻りたいと思った。姉と一緒に。
Gardenersで起こった幾つものマジックは、僕がギターを弾いて、姉にハモる事でいつだって、今だってすぐに起きる。
それでも、血の繋がった僕達は
お互いを隠して、騙して、進んで行く事は本当に難しくて
二人にとって大切な人達を、幸せに導くために決めた事なのに、僕達は途中で迷い出してしまって
皆の幸せから一番遠いところを歩いているような気がしたんだよね。
だから、自分を騙す事を辞めて、未来に迷う事を辞めて、自然体の二人に戻って歩みたいって思った。
2021年の一年間はまるで、失敗かのように人には見えるかもしれないけど
僕達二人にとっては全くもって失敗じゃなかった。
間違い無く、次のステップで成功させる為の知恵を積む事が出来たんだ。
姉とはしばらくステージに立たないかもしれないけど、僕らは家族だから解散は一生無くて
二人が最高だと思える事があったら、やる以外の選択は無い。
ただ、今はもう一回。シンプルに側にいる人達を幸せにする。これを叶えたい。
愛情たっぷりで育った二人だから、きっと愛が足りて無い人達にこの愛を分け与える事が出来るんだ。
遠回りの先に見えて来るBlue。
これからの二人にBlueを、二人でステージに立たなくなってもBlueを。
そんな想いで、今日も二人はGardenersとして
皆の種に水を撒いています。