お料理記事で書いたのですが・・。
お米を食べると心が安らぎます。
身土不二(しんどふじ)という言葉の通り、
自分の育った環境に昔からある食べ物が体と心を育ててくれるのかもしれません。
私が今まででいちばんおいしいと思ったお米の思い出は・・。
私がまだ幼いころ、ふるさとから東京に引っ越しするとき、飛行機の中で食べたおにぎり。
今は亡き祖母が、手作りの梅干しを入れて朝早く握ってくれた、素朴なおにぎりです。
新しい土地で暮らす不安で心がいっぱいでしたが、そんな時にもお腹はすくのですね。
泣きたい気持ちでいっぱいだったのに、食べたおにぎりはおいしかった。
お腹がすくともっと悲しくなることを祖母は悟っていて、作ってくれたものなのだと思います。
梅干しの入った素朴なおにぎりを食べるたびに祖母のやさしさを思い出します。
お米は日本のたからもの。
これからも大事に食べたいと心から思います。