Catch Me If You Can:イ・ゴンミョンさん インタビュー① | SJペンピクは過去の話…現在、育児中

Catch Me If You Can:イ・ゴンミョンさん インタビュー①

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インタビュー:イ・ゴンミョンさん


1.出演のきっかけは?

いろいろありますよ。理由はいくつかあると思うんですが…

まずは演出のワン・ヨンボムさんともう一度仕事をしてみたかったんです。「ジャック・ザ・リッパ-」が終わってからそう思っていたんですが、ちょうどオファーがあったのでスケジュールを調整しました。それが理由の数%で、次は自分の世代のベスト・アクターといえばトム・ハンクスです。「プライベート・ライアン、キャスト・アウェイ、フォレスト・ガンプ…などトム・ハンクスが僕らの世代のNO.1でした。自分がトム・ハンクスの役?彼がやった役を演じるというのは役者としてとても惹かれました。一度やってみようと思ったんです。

 三つ目の理由は「ミス・サイゴン」をやっていて、とても胸が痛んだんです。明るいというよりは暗いのでとても疲れます。体力的に疲れるというのではありません。もう16年も役者生活をしていて、こういう作品に出ると人格が変わります。そういう作品をやると次は「マンマミーア」や「キャッチミー」のような明るい作品に出ようと思うんです。

 そういうこと全てがあって、大変なのはわかっていても出演することにしたんです。



2.ハンラティのダンスはとてもハードですが、歌やダンスで大変なところや難しいところ、またはエピソードなどありますか?

 難しいことはありません。ミュージカル俳優ですから。それなりに私も昔はかなり踊っていましたからね。

 一曲だけなんですが、楽しく踊れればいいのでそんなに大変なことはありません。

 エピソードといえばキャッチミーの練習と大田(テジョン)公演が重なったときなんですけど…地方にいるとどうしてもそんなに練習ができないので…ホテルが劇場から歩いて20分ほどの場所だったんですが、音楽を聞きながら通いました。役者の職業病で…音楽を聞いて歌っているとすぐに劇場についてしまいます。信号待ちしながら踊ったり歌ったりして、ハッと我に返ったり。テジョンで歩きながら街角で何度も…10回くらいこういう恥ずかしいことがありました。ソロのシーンは一人で練習しなくちゃならないから。一人で全部マスターしてソウルで練習するときに迷惑をかけないで、スムーズに合流できるように道端で一生懸命努力をしましたね。

 最近、足が悪くて電車やバスを利用するんです。電車で台本を見ながらたまに独りで泣いたりすることもあります。まぁ、役者なら誰でも経験することです。

 江南駅の永豊文庫で壁に寄りかかりながら台本を読んでいて泣いたこともあるんですよ。(笑)



3.ダンスを拝見しているとキム・ボムネさんと微妙に違う部分があるんですがそれぞれ変えているんですか?

 各自の責任でやっています。振付師のソ・ビョングさんから振り渡しされて自分の好きなようにしていいという部分もあるので自分なりに研究するんです。それとキム・ボムネさんが踊るのを見て参考にしたこともないです。独りでたくさん練習しましたからね。だから自分で『こうしよう』と思ってやっている振りもあります。それにボムネさんとはキャラも雰囲気も違うので、そのせいで違って見えるのかも…しれません。それがダブルキャスティングのいいところですよね。



4.イ・ゴンミョンさんのハンラティはガジェット刑事※のようなところがあります。一般的なFBI捜査官よりユーモラスで明るい感じですが参考にしたキャラクターはありますか?(※邦題「GO!GO!ガジェット」という漫画原作アニメーション)

ガジェット刑事は確かに参考にしました。ショーミュージカルなので全体的に楽しくてスカッとするのがいいと思ってあれこれやってみました。純粋で根気のある刑事の雰囲気を出してみようとして今のハンラティになりました。それに刑事コロンボのキャラクターも交じっています。コロンボもあってガジェットもあって色々と混ぜこぜになってますね。

何事にもめげない元気ハツラツな感じを出したかったので今のキャラクターになったんだと思います。




5.一番好きな曲は?

自分の曲が好きだって言ったらちょっと微妙?

あの歌の歌詞がすごくいいんです。僕の人生のモットーでもあるんですが、一番最後の曲(STUCK TOGETHER、最後にフランクとハンラティが一緒に歌う曲)が好きです。「人生って本当にいつ何があるかわからない…」でも「生きるって楽しい、こんな世の中がおもしろい。だから今日も生きるんだ」って、僕はこれがすごーく好きなんです。人生って何があるか本当に何があるかわからない、それがすごくおもしろい~、そういう楽しいことって人生の3%で残りの97%はどうでもいいことに悩んでるって…だからそんなに悩んだりする必要はないってことです。だから今日を楽しく過ごせさえすればいいってことですよね。舞台が客席に近いんですが、観客に近いところでそれを投げかけるんです。だからこの曲がとても好きなんです。

それに「グッバイ」もすごく好きです。「グッバイ」を歌うフランクを舞台の袖で見ているんですが舞台生活をしてきた僕のこと、舞台上で全てにグッバイって言うでしょ?その心情が僕がひと作品終わるごとに感じるちょっとセンチなところに近くて好きです。

 僕がシニアと歌う曲も好きです。父のこともよく思い出します。