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のんびり二次創作小説&夢小説

BLでもGLでもNLでも何でも書きます。
みんなが読みやすいような文章が書けるようにがんばる!!
更新はゆっくりですがよろしくお願いしますm(_ _)m


12月×日。
もうすぐクリスマスだ。
オレは、彼女であるヒメコへのクリスマスプレゼントを買うためにショッピングモールへやって来た。
といっても特にこれを買おうと決めていたわけではなかったので、何か良いもんねぇかなーと一人でブラブラしていた。
何件かお店を回ってみたけど、よさそうなもんがない。ヒメコはどんなものをあげたら喜ぶんだ?全然わかんねぇ。ペロキャン一年分くらいしか思いつかねぇよ。
「あ~。もういっそホントにペロキャンにしちまおうかな…つって」
歩き回って疲れてきた時だった。
『おや。ボッスンではないか』
突然後ろから声をかけられた。
「その声は…おわっ、スイッチ⁉」
振り向くとそこにいたのは、スイッチだった。
まさか、休日にコイツとばったり会うとは。
『奇遇だな、ボッスン。オレはさっきそこのアニメイトで買い物をしていた。ボッスンは何を買いに来たんだい』
「えッ…いや、その…クリスマスだからプレゼントが必要かなぁと思いまして…」
『ほう。ヒメコにか』
「おぅ…まぁな」
スイッチの目がキラリと光った。
『悩んでいるというのなら、オレも協力しよう。暇だからな』
予想外の言葉が出てきて、オレはちょっとびっくりした。
「ええっ⁉い、いいのか?」
『もちろんさ。なんせ暇だからな。ハハハハハハ』
「お前おもしろがってないよな?」
まぁ、どうせオレ一人でこれ以上歩き回っても見つからねぇだろうしな。ここはスイッチの言葉に甘えさせてもらうぜ。
『で、ボッスン。どんなものを買うかは決めていないのか』
「ああ。全く決めてない。スイッチ、何かいい考えねぇか?」
するとスイッチはさっそくパソコンで何か調べてくれた。
『ふむ。恋人にプレゼントするなら、アクセサリーなどの身につけるものが良いようだな。相手の存在を直に感じられるから、ヒメコは、いつもボッスンが傍で守ってくれているという気持ちになる』
オレはちょっと赤くなった。そんな大袈裟なもんなのか…。
「照れるな…んじゃまぁ、アクセサリーがいいか。でもどこに売ってんだ?」
『一階にアクセサリー専門店があるらしいぞ』
「よっしゃ。じゃあそこ行くか!」
ということで、オレたちはその店へ向った。


「うぉー、何かキラキラしてるぜ」
白い壁紙のシンプルな店内には、色とりどりのヘアピンやネックレス、ブレスレットなどが並べられていた。
『こういう店に入るのは、オレも初めてだ』
でも男二人でこういう店に入るのはちょっと恥かしい。店員や他のお客さんの視線は気にしないようにしよう。
「いっぱいあんなー。どれにすっかなー。ヒメコの洋服に合うようなもんがいいよな」
まず目に止めたのは、花の飾りがついたヘアピン。
うーん、ヘアピンかぁ…でもこの花、ヒメコの金髪には合わねぇかもな。そもそもヒメコは花モチーフのものとか好きなのか?
『選ぶのはシンプルなものが良いぞ。使ってて飽きないからな』
「シンプルか…」
薄紫色の石のペンダント。いや、ヒメコはそこまで大人っぽすぎるもんは好まねぇよな。
ピンクの水玉模様の腕輪。これは逆に幼稚すぎるか?つーか冬は長袖だから腕輪はめても目立たないな。
「ううー。結局悩むぜ…」
『真剣だな、ボッスン。愛するヒメコのためだ、頑張れ!(・∀・)ニヤニヤ』
「ニヤニヤすんなよ!!!」
そもそもアクセサリーって、男のオレのファッションセンスで選んでも、ヒメコが気に入るかどうかわかんなくねぇ?
ちょっとくらいセンスがずれててもヒメコが使えそうなものとか、ないだろうか。
そんなことを考えていると、ふと向かいの雑貨屋が目に入った。
「あ…!」
そこに並んでいる商品に、ピンときた。
『何か見つけたのか、ボッスン』
「おう!見つけたぜ、ヒメコへのクリスマスプレゼント!!」


オレたちはショッピングモールを後にした。
「何か悪ぃなスイッチ。せっかく協力してくれたのに、アドバイスとは違うもん買っちまって」
『気にするな。決めるのはボッスンだ』
かわいくラッピングしてもらったそのプレゼントの中身は、赤い手袋だった。
ヒメコの着る洋服ならどんなものにも合わせられそうな気がしたし、まぁ必需品だし、無難なものになってしまったが、この色合いはなんとなくヒメコに合ってると思ったのだ。
「でもサンキューな、手伝ってくれて」
『いいんだ。ところでそのプレゼントは、いつ渡すんだ。24日も25日ももう冬休みに入っているから、学校では会えないぞ』
「そうなのか」
うーん。でもせっかくだから当日に渡したい。
「じゃあ、どっかにヒメコ呼び出すか…」
『そうだな、それがいい。なんならデートするのが普通だろう(・∀・)ニヤニヤ』
「!!!」
でも確かに、ヒメコとオレは付き合ってるのにクリスマスの予定とか何も立ててなかったな。呼び出して渡すだけ…っつーのも何か変だし…。
二人で遊んだりとか、できたらいいな…。



12月25日。
メールで、クリスマスだし二人で会おうか、という感じにヒメコと約束して、今日駅前の大きなクリスマスツリーの前で待ち合わせ。
オレはちょっと早くに着いた。
あんな手袋で、ヒメコは喜んでくれるだろうか。
つーか、こんなふうに待ち合わせるなら、最初から二人でプレゼント選べたな。まいっか。
「スマーン、ボッスン!待ったかー?」
ヒメコが走ってやって来た。
「い、いや、全然待ってねぇよっ」
ヒメコの服がかわいくて思わずドキっとしてしまった。
「今日は寒いなァ」
「そうだな」
「こうして二人だけで会うんて、付き合ってから初めてやな」
「ああ。そうだな」
今渡したほうがいいだろうか。
するとヒメコが、急にモジモジした様子になって言った。
「あ、あんな、ボッスン。アタシ実はな、アンタにクリスマスプレゼント用意してきたんよ…」
ヒメコもプレゼントを?そうだったのか。
「マジ?実はオレも…」
「ホンマか。ほな…プレゼント交換いう感じやな」
「ああ」
ヒメコからか。何だろうな。
オレたちはお互いにプレゼントを渡した。
「開けていいよな?」
「もちろんや。アタシも開けるで」
でもヒメコからのプレゼントのラッピングを見て、あれ?と思った。このラッピング、オレが買った雑貨屋のと同じものだ。
「アタシそれ買うときな、ごっつ迷ったんやけど、ボッスンに合った感じの手袋見つけてな、これやと思ったんよ。」
いやまさか、嘘だろ。
「ボッスンからのら何やろなー。ん?」
開けてみると、それは、オレが買ったのと全く同じ赤い手袋だった。
「マジかよ!!」
「同じや!!」
二人は驚いて顔を見合わせた。
こんなことがあるなんて。想像もしてなかったぜ。
「なんか…びっくりだな」
「せやな。気が合ってもーたな」
予想外の展開に、二人ともタジタジだった。
「…まぁ…いっか」
「…せやな。おそろいゆうことで」
「ペアルックってやつか?全く、こんなことあるなんて運命感じちまうぜ。わっはっは!」
「お、おお…照れるな」
おそろい、か。
「あったかいなァ」
「そうだな」
まさかこうなるとは思ってなかったけど。悪くないな。おそろい。
いやむしろ、嬉しい、かな。
「ボッスン、これからどうするん?」
「そうだなー。腹も減ったし、とりあえず何か食いに行くか!」
「ホンマ?よっしゃーアタシドーナツ食べたいドーナツ!」
オレたちは歩き出した。



END



ーーーーーーーーーーー

あとがき\(^o^)/




最後まで読んでいただきありがとうございます。



なんとかクリスマスに間に合ったー!

でも急いで書いたから、何か話の流れとか色々おかしい!(;´Д`A


そこはほんともう、大きな目で見てやってください(>_<)



最初はスイッチで夢小説的なのやろうと思ったんですけど、私には無理でしたwwww


なので結局ボスヒメにしたわけですが、それでもスイッチを登場させたくて、無理矢理入れてみたけど要らなかったですね(; ̄ェ ̄)笑



あと、スイッチとボッスンの喋り方わかんねー!(◎_◎;)

らしくない喋り方になってたらごめんなさい。




そろそろボスヒメ以外のCPも挑戦してみようかな…
とかいって、できなかったらまたボスヒメに逃げますε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘笑



でわでわ
メリークリスマス!!