お忙しいなか、貴重な時間を割いてご来場頂いた方々、応援して下さった方々、本当にありがとうございました。
今回のDMに使った写真は実は私の幼い頃から習っていたエレクトーンの先生からのオーダーの品でした。
お母様の形見であるブローチに付いていた白蝶貝を外し、新たにデザインし直し甦らせたもので、この展の最終日に初めて完成品を見ていただきまして、私自ら先生の首にお付けした瞬間を居合わせたお客様にお披露目することができました。
今回の展は父の作品を並べたことで、メリハリのある見応えのある展示にすることができ、父に助けられたなあ、と思わざるを得ませんでした。
もっと精進しなくちゃ!、という奮い起つやる気と、やはり建守秀二という作家は凄い、という再確認と、、、。
そして、なにより嬉しいのは、引き出しの中の暗闇にいた作品たちが光にあたり皆様に見ていただけたこと。
心なしか、作品たちが喜んでいるように見えた...。
それは、父の生きてきた一部ですべてでしたので...。
本当にいろんな熱い思いが込み上げて、言葉になりません。
このアトリエでのお客様同士のふれあいも、楽しく有意義なものでした。とても明るく良い気が流れていたと思いました。ジュエリーは、人と人を繋げるコミュニケーションにもなり得ると信じています。
これからもより一層努力して、次のステージへ行けるようにしますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
2015.12.7
建守桃子