「地球を歩く、木を植える。」 Seedman's Diary



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3月24日(土)札幌 Hotel POTMUMにて  占冠村の魅力紹介イベントのお知らせ

 

占冠村 「森と寄り添う暮らしの魅力」

紹介イベントのお知らせ

 

東京23区とほぼ同じ大きさで、

なんとその94%が森林という自然豊かな占冠村。

今回は、そんな占冠村の

 

「森と寄り添う暮らしの魅力」

 

を知り尽くした3名のゲストを占冠村よりお呼びして

映像も交えながらのイベントを開催します。

 

===

 

 

日時:3月24日(土)、午後3時~5時

 

場所:Hotel Potmum

一階カフェスペース

 

〒003-0801 北海道札幌市白石区菊水1条1丁目3−17

電話011-826-4500

https://www.potmumhotel.jp/

 

会費:千円(MORIHICOのウェルカムドリンク一杯付き)

 

定員:40名

参加希望の方は、お手数ですが、

nakatani@tobimushi.co.jpまでメールをお願い致します。

(とは言え、当日の飛び入り参加も大歓迎です。)

 

 

ゲスト 細谷誠氏:トマムリゾートの各種アウトドアアクティビティーの立ち上げや、鵡川の源流から河口までの135km川下りツアーなど、村内の基幹イベントの数々をプロデュース。川下りの様子を映像で紹介して頂きながら、これからどんな楽しい企画が飛び出すか、目が放せない細谷氏の今後の展望にも迫ります。

 

ゲスト 門間敬行氏:村内の動物、自然を撮り続ける写真家。占冠村の自然の魅力を知り尽くした男。長年撮り貯めた選りすぐりの写真をご紹介頂きながら、普段はなかなか見ることの無い、「占冠村の動物達の素顔」と、「門間流、占冠村の自然の愉しみ方」に迫ります。

 

ゲスト 浦田剛氏:占冠村役場、野生鳥獣担当。北大の「クマ研」出身で、ヒグマをこよなく愛す、占冠村のヒグマの生態を知り尽くした男。道内では二箇所しかない、猟区の設定の裏話や、狩猟の魅力も存分に紹介して頂きます。

 

司会:株式会社トビムシ研究員 北海道プロジェクト担当 

中渓宏一

北海道の人と自然の魅力に魅せられて、

11年前に本州より移住。

占冠村の「森と寄り添う暮らし」事業を専任。 

 

会場は、ホテル一階のカフェ、レストランスペースです。イベント終了後、ご希望の方はそのままお食事も出来る様に会場設定します。皆さまのお越しをお待ちしております。

 

 

追伸:先の札幌ステラプレイスでの無印良品主催の講演会では3月17日とお伝えさせて頂きましたが、都合により、3月24日に変更させて頂きました。ご了承くださいませ。

 

占冠村 森と寄り添う暮らしのサイト

 

2月2日、札幌、講演会のお知らせ

久しぶりに講演会をやらせて頂くことになりました。

そのことをお知らせする、久しぶりの投稿です。

 

無印良品さん主宰のトークイベント、場所は札幌です。

 

今回のご縁は、パタゴニアに住んでいた頃(2013年頃)、自転車で世界中を旅していた伊藤篤史(あつし)くんが訪ねて来てくれたのがきっかけです。

 

あつしくんは無印良品の店長の立場から世界自転車の旅に出て、その途上、パタゴニアの誰も居ない山中にある我が家にも遊びに来てくれました。

 

あつしくんは帰国後に無印良品に戻って勤務しているそうです。

 

そんな、あつしくんが繋いでくれたご縁で、今回の講演会のお話を頂きました。

 

パタゴニアの山小屋で、あつしくんから聞く話の節々に、無印良品への深い信頼みたいなものが感じ取れて、氣が付けば僕も結構な無印ファン。氣合いを入れて臨みます。

 

札幌近郊の方、是非お越しください。

 

【札幌ステラプレイス】「北の大地に根ざして」無印良品スペシャルイベント

 

2月2日(金)、午後18時半~19時半

 

『地球上の何処でも、どんな時でも生きていける人間を目指して』

大学卒業後、東京で総合商社に6年間勤務しながら、そんな想いを強く抱く様になりました。

西暦2000年、IT企業に転職後、その想いを実現すべく、世界放浪の旅へ。

1年のつもりが4年の旅に。興味の対象は街から自然へと変わっていきます。

旅と共にバックパックはどんどん小さくなるのに比例して自分から無駄なものがどんどん抜け落ちていくのを感じていた折、環境平和活動家のポール・コールマン氏に南アフリカで出逢ったことを転機に、放浪の旅が、地球を歩き、木を植える旅に変わりました。

以来、「環境を消費する存在から、環境を育む存在へ」が自分の活動テーマとなっています。

国内での環境活動から、2年間の南米、パタゴニアでの森生活を経て、現在は「森と寄り添う豊かな暮らし」の事業化に向けて、特に占冠村の森林活用事業に従事しています。

「世界を羽ばたくビジネスマン」を夢見て商社に就職してから23年程が経ち、「森林を軸とした持続可能な社会創造ビジネス」を夢見て、一歩一歩前進中です。

 

時間:

約60分間

開催場所:

札幌エスタ11階 JRタワープラニスホール

 

お申込みはこちらから

https://www.muji.com/jp/events/11253/?pass2=171215_6432&passportid=

 

i make camp

岐阜県高山市の森でこれから始まる「つくる」をテーマにしたキャンプイベント、'i make camp'。

三人の仲間で活動を開始しました。

メンバー紹介!と行きたいところですが、ここにはもうちょっと、タイミングを待つ必要があります。なんか、ミステリアスでしょ?!

とにもかくにも、日本の国土の7割を占める森を楽しく、有効に活用して、80歳になっても現役でニコニコ、家族、仲間と元氣に体を動かして、毎日何かを創造している暮らし。そんな暮らしをイメージしながら、活動をしていきます。

「つくる」がテーマ。

先日、視察のチャンスを頂いた、アイスランド。

2001年頃から国際金融に舵を切り、多くの漁師が国際金融マンに転職、あるいは掛け持ちになり、一見裕福になったと思ったのも束の間、2008年のリーマンショックで国の経済が破綻。

そこから今は、漁業、再生エネルギー事業、観光業を軸に、健全な経済基盤を築いてる。

豊かな社会は自分たちで「つくる」もの。

百聞は一見にしかず、で、実際にアイスランドに行ってみて、感じるところがあった。
キューバの首都ハバナみたいに、アイスランドの首都レイキャビクを歩いてみると、スタバとか、マックとか、ナイキとかは見当たらなくて、どの店もみんなユニーク。で、おしゃれ。物価が高くて驚いたけど、ご飯はどこで食べても美味しい。

何処に行っても、何をみても、すべてがオリジナル。あの島にしか無いものだから、物価が高いことにも、だんだんと納得がいった。

アイスランドは、そんなイメージをきちんと「つくっている」から、そのことに旅行者はだんだんと納得していくんじゃないだろうか。

ということで、ぼくたちの企画の話に戻り、「つくる」がテーマの i make camp

7月23日、24日開催の第一回目のcampでは、大きく三つの「つくる」がテーマ。

最初の「つくる」は、参加者のみんな、それぞれの「携帯写真スライドショー」。

家を出て、都会の喧騒から、携帯も通じない森の中に落ち着くまでを、みんなそれぞれのストーリに仕上げてもらって、夜にはそのスライドの発表会。

二つ目の「つくる」は、楽しいキャンプごはん。

そして三つ目の「つくる」は、創造の森(仮称)の作品づくり。

間伐が必要な杉の立木を活用して、その立木に彫刻したり、色を塗ったり、オブジェを乗せたり、と自由に使ってもらいながら、森林空間をみんなのキャンパスとして自由に使ってもらいます。

このキャンバスが今後どう進化していくかはもう、未知の世界。

そして、10月22日には、この森の活動の今年の締めくくりとして
i make camp festivalを開催予定。

自分の暮らしで言えば、自分たちが暮らす家を創ってみたい!けど、日曜大工もろくにしたことない自分には未だ叶わぬ夢。

でも、イメージしてればそれも現実になるはず。

ということで、今、自分が作れるもの、その一つが今の活動を紹介する動画。

ということで、ここ数週間で、幾つかの動画を作ったので、紹介します。

先ずは
仲間3人で森の活動開始!の紹介映像。




次は、i make camp の紹介映像




三つ目は、おまけ映像。今回は特に使わなかったけど、こんなバージョンも作って見ました。






そして最後は、岐阜県各務原にある木材会社、親和木材工業株式会社のサイトに掲載してもらっている動画がこちら。これは、森のいとなみプロジェクトチームで作製。チームメンバーの皆さんにビシバシとご指導頂いたお陰で、素晴らしい仕上がりになっとります!こちらは全3話。ただいま第2話まで掲載中です。

親和木材工業さんは、板倉工法に基づいた国産材ログハウスをお手頃な価格で作っています。

http://www.shinwa-m.com/project/

と、今回は動画の「つくる」の紹介でした。

これから岐阜、高山の森で始まる色んな「つくる」の報告をして行きます。

7月23日、24日のイベント詳細はこちらから。
http://jomontrois.wix.com/jomon

アイスランド、北欧の旅ダイジェスト

2週間のアイスランド、北欧の旅から帰ってきました。

時差ボケ中ですが、余韻のあるうちに、写真をまとめてみました。

今回の旅で、自然の優しい色と、その色に調和する、これまた優しい色使いの建物にたくさん出逢いました。やっぱり、ヨーロッパはオシャレでござんした。

日本もアイスランドみたいに、世界に誇る観光、環境立国の道を進んで行けたらいいな。

7月23日、24日、飛騨高山でイベントのお知らせ



アイスランドに来てます。

ここの自然に圧倒されてます。


7月23日、24日にキャンプイベントを開催します。

イベント会場となる仮称、area88は、500年前に人が暮らし始めて、50年前に廃村になった山間の大地。
だから今は陸の孤島。

陸の孤島と書くと、ミステリアスなイメージもありますが、実際に行ってみると、それはそれは、長閑なとこなんです。

川のせせらぎ、鳥のさえずり、カエルの優しい合唱。

そんな音に包まれながら、火を眺めていると、自分の中の野生の感覚がムクムクと湧き戻ってきます。

携帯は通じません。ネット環境もありません。

「今、ここ」に生きていることを実感出来る場所です。

そんな場所に6人のゲストを迎えて、今回は、湧き水をキャンプ地に引き、
川の水を薪で沸かしてシャワーを浴びる。という体験をします。

最低限の道具を駆使して、森の中で暮らしを始める体験です。

ぼくは南米、パタゴニアの森で暮らした時、同じような体験をしました。

それを人に教える程、技術と智慧を持っている訳ではありません。

でも、その暮らしにこそ、これからの時代を楽しく生きるヒントが眠っていると感じてます。

湧き水を運び、薪を割る。

生きる為に必要な作業をしている時は、その作業に没頭することが出来ます。

普段の暮らしを離れて、1日だけの森暮らし、体験しに来ませんか?

今回のイベントを成功させるべく、主催者一同、準備を続けて
皆さまのお越しをお待ちしてます!

興味がある方、もっと詳しい内容を知りたい方、お氣軽に連絡ください。

イベント詳細はこちらをご覧ください。
http://jomontrois.wix.com/jomon

「デザイナー」という言葉が氣になってまして。。



新年明けまして、おめでとうございます。

北海道三笠市は雪一色。真っ白しろの世界。
幻想的。

このブログを書き始めて10年が経った。

恥ずかしながら、10年何かを続けたことは、これが初めてかも。

祝10年!

年数回の更新となってたけど、今年はもうちょっと頻繁に近況報告するぞっと。

今朝、孫さんとホリエモンのスピーチ動画を見て、感動。
(リンク文章最後に貼ります)

やっぱり「今」を生きるしかなかっぺ。

激動の時代。

だからこそ、「自分の心からやりたいと思うこと」を思いっきりやりきる。

昨年の11月から、岐阜県高山市に月の半分位、通い始めております。

「森林という資産を、林業以外にどうやって活かしていくのか。」

これを提案、実践するお仕事をやらせて頂くチャンスを頂きました。

こうやって文章に書くと「何?どんなお仕事?」って感じですよね。

「森林」と言えば「林業」というのが先ず一般的に思いつく言葉ですが、

「森林」と言えば「観光」とか、「教育」とか、はたまた「IT」
なんてことと組み合わせていくと、面白いことになるんじゃない?!

なんてことを、提案、実践するお仕事なんです。

南米パタゴニアの森に暮らして、「森に帰る」暮らしの智慧の学び舎、
「森かえる」のイメージが湧きました。

北海道三笠市の森で、ゆーーっくりですが、自分なりの「森かえる」活動を続けています。

岐阜の森では、森林を活用した「事業」として、収益を上げることを目標に、あれこれ智慧を絞っています。

西暦2000年にサラリーマンを卒業して以来、今一度、真剣に「事業性」を追求するステージに来ました。

森林を活用して。

経済が活性化して、森も人も豊かになる仕組み。

答えは未だ見つかってませんが、行けそうな感覚があります。

自分が心からやりたいことに標準を合わせて、それを上手く世の中の動きと同調させて行けば。

体育祭がリオのカーニバル級に盛り上がる高校に行って以来、祭りが好きになって、
ハリウッド映画の影響受けまくってアメリカに留学して、
世界を駆け巡るビジネスマンに憧れて商社に入り、
「ITを活用してビジネス革命を起こす」という社長の言葉に惚れて日本初のe-ラーニングの会社に転職して、
「地球の何処でもどんな時でも生きていける人間」になりたくて世界放浪の旅に出て、
「命の奪い合い(戦争)を辞めて、みんなで木を植えて、命を育んで人類を存続させよう。」
というポール・コールマン氏の魂の活動に続いて、日本各地を歩いて、木を植えて、
パタゴニアの森の恵みに包まれて家族で暮らすチャンスをもらって、

今、そのぜーんぶの経験から得たものを活かすチャンスが来た。

昨日、興味深い記事を読んだ。

「デザイン」が大事だって記事。
(詳しくはこちらを読んでみてくださいな)
http://blog.btrax.com/jp/2016/01/02/design-trends2016/


「デザイナー」なんて言葉は自分には縁の無い言葉だと思ってたけど、自分も「デザイナー」になれるかも知れない。と敢えて思ってみようと決意。

「自然と調和した豊かな暮らしデザイナー」
「フォレストライフデザイナー」

21世紀、ITによる産業革命で、5年後、10年後の世界は誰も予測出来ない。

新しい仕事、「志事」を創造するチャンス。

自然と共存した豊かなライフデザインを仕事にするデザイナーになりたい。

そんなことを想った、2016年1月5日の午前でした。

デザイナーである為には、「自分がこう想う!」よりも、「他人がこれを欲している」ことをきちんと把握することが肝らしい。ここに意識を集中させることが、今の自分に必要だと感じております。

そろそろ集中力のカラータイマーが。。

今朝みたホリエモンの講演映像の中で、「できれば毎日、ブログなどで発信を続けてみてください」と学生達に伝えるメッセージに感化されての、久々のブログ更新。

孫さん、ホリエモン、どちらのメッセージも珠玉でございました。

お時間ある時に是非ご覧くださいませ。

http://tobira.socialstudy.biz/business/speech

そして、写真は、岐阜県の下呂温泉で見つけた、「かえる神社」にての一枚。

みなさん、一緒に人間本来の潜在能力を甦らせる旅に出ようではありませんか。

未熟者ではございますが、今年も益々、宜しくお願い致します。

ケロっとイキイキ、
森かえる

ドームテント基礎、完成!




7月4日、アメリカ独立記念日に、無事、第一回の森かえるワークショップが終了した。

直径3.6mのKENGOMAドームテントを設置するための基礎が完成。
人生初、住居づくりのワークショップ。

2011年、チリのパタゴニアでアースバッグハウス(土嚢を積み上げた家)を創るポールと木乃実さんのお手伝いをさせてもらい、「自分で家を創る」ことに憧れを抱くようになった。

「家づくり」は誰もがロマンを感じるものの、やっぱり簡単なことじゃない。

パタゴニアの山中で、生まれて初めて、自分の土地を手にした。
2ヘクタールという広大な土地。
そこはアンデス山脈が見える絶景ポイント。
でも道路は無く、車で材料を運び込むことは出来ない。

自分の家を自由に創ることが出来る場所を得た。ものの、さて、どこから始めたものか。
アースバッグハウスは、そこにある土を使うから材料を調達する必要が無い代わりに、時間と労力が必要。
その為にも、先ずの拠点づくりが必要だ。

と、あれこれ考えているうちに、思いついた。
「そうだ、ケンゴさんのドームテントだ!」
その昔、埼玉の美しい川辺、巾着田(きんちゃくだ)でケンゴさんが仲間と越冬キャンプをする際に使っていたドームテントのことを思い出した。

インディアンのティピの様でもあり、でももっと頑丈なドームテント。

早速、南米のパタゴニアから、ケンゴさんに連絡した。

あれから2年半ほどが過ぎた。

南米から北海道に戻ってきて、森の中で拠点づくりがしたくて、その想いを講演会で話をした。

北海道の三笠市に使える場所がありますよ。

と声をかけてくれたのが、ティーバイティーガレージという中古車買取会社の社長をしている竹田さんだった。

竹田さんと一緒のその場所を下見に行き、移住を決意。

あれからまた、一年とちょっとが過ぎて、やっとその拠点づくりの第一歩を踏み出すことが出来た。

地元の消防団の先輩、高杉さんに相談して、単管で基礎をつくることに決め、その高杉さんのご縁で岩見沢の会社から安く単管を譲っていただき、三笠の林業会社、堀川林業さんでトドマツ材を切り出すところから同行させてもらい、
2007年、屈斜路湖半のアースデイ北海道を共に過ごした仲間のウッシーが大工さんとして講師をしてくれることになり。

いよいよ迎えたワークショップ当日。

ちょうどバッチリなタイミングで、道新さんが活動を紹介する記事を書いてくれたこともあり、道内各地から9名もの人が集まってくれた。

果ては東京、洞爺湖の隣町の豊浦、旭川の神居町、そのもっと先の滝上町からも。
そして更に嬉しかったのは、地元の若者が参加してくれたこと。
前日の新聞記事を読んで、連絡をくれた。

ウッシー大工の指示の元、初顔合わせの皆で、最初はなんとなくぎこちなかったものの、お昼休憩が過ぎた頃には、一体感が生まれてきた。

やっぱり10名の力は凄い。氣が付けば、ちゃんと基礎が完成。

感無量。

途中、パイプに水を通して水平を出す作業をウッシーが教えてくれた。
目で見た感覚とは随分違って皆びっくり。でも、基礎が完成してみると、バッチリ水平になってる。

単管と木材という組み合わせは簡易施設としてはこれまたバッチリだ。

出来上がった基礎の上に立つと、景色も良好。あとはドームテントを建てるだけだ。

たった1日、されど1日。一緒に汗を流してくれた記念すべき第一回のワークショップメンバーに心から感謝。

そして、ウッシー大工がいなければ実現しなかったこのワークショップ。

消防団の高杉さんと、堀川林業の正木さんたちも、重たい材料を運び入れてくれた。

ご縁が全てだな、と、つくづく感じる今日、この頃。

ケロっとイキイキ! 
森かえる。

次のワークショップもお楽しみに!

追伸:道新の空知版で掲載してくれた記事、とても分かりやすく書いてくれました。感謝。


7月11日、12日、札幌で正木高志さんトークライブのお知らせ



「木を植えましょう」の著者で、九州阿蘇のアンナプルナ農園でお茶を栽培している舞茶(マイサ)こと、正木高志さんのトークライブのお知らせです。

ぼくは、「地球を歩き、木を植える男」、アースウォーカーことポール・コールマン氏に2003年に南アフリカで出逢い、人生が変わり、ポールとアフリカ大陸を歩き、木を植えて、2004年、ポールと共に日本に帰国しました。そして、富士山から広島、長崎と歩き終わったポールが、2004年秋、熊本県天草のイベントで正木さんとトークイベントを共にしました。その姿を見た時に、「この二人はどっちもインディアンの酋長みたいな人だな。」と思いました。

そんな正木さんが今回、empty skyという小冊子を持って、札幌にやってきます。

ぼくはこの本を読んで、改めて、やっぱりこの方は、酋長だな。と思いました。

ぜひ皆さんに、この小冊子を手にとってもらいたいし、ご都合が合えば、正木さんのトークライブに足を運んで欲しいです。

ぼくも両日、正木酋長のお供をさせて頂きます。

なーんて書くと、ちょっと堅苦しくなっちゃうかな。

えー、軽いタッチで、来週末はぜひ、正木さんトークライブへ。

7月11日の土曜日は、みんたるにて、7月12日の日曜日は、provoにて、両方とも、雰囲気抜群の、札幌のカフェ&レストランです。


=====


(その1)

正木高志さんトークライブ@みんたる
「empty sky」

と き:7/11 (土)

16:00 ~18:00 正木さんトークライブ&チコとマイサの音楽

会 場 :みんたる フェアトレード&レストラン
住所: 〒001-0014 北海道札幌市北区北14条西3丁目2-19
http://mintaru.com/2011/

会 費 :1500円(ワンドリンク付き)
(正木さん著、できたての小冊子『empty sky』付き)

(人数把握のため、出来れば、事前にお申し込みください。もちろん、当日のご参加も大歓迎です!)
*********

(その2)


7月12日、provo


正木高志さんトークライブ@PROVO
「empty sky」

と き:7/12 (日)

17:00 ~19:00 正木さんトークライブ&チコとマイサの音楽

会 場 :PROVO

住所: 〒060-0056 北海道札幌市 中央区南6条東1丁目2 KIビル 3F
tel: 011-211-4821
http://provo.jp

会 費 :1500円
(正木さん著、できたての小冊子『empty sky』付き)

(人数把握のため、出来れば、事前にお申し込みください。もちろん、当日のご参加も大歓迎です!)
*********



正木さんはインド哲学に基づき、今の地球の現状、社会のあり方、そしてこれからの社会、人間のあるべき姿を、とっても分かり易く教えてくれる方。少人数でじっくりと、お話しが聞ける又とないチャンス。また、当日配布される小冊子、empty skyは20頁ほどの小冊子ですが、一つ一つ、正木さんご自身が製本したもので、現代史を鋭く、的確に俯瞰した上で、自然体で生きる大事な哲学をこれまたとっても分かり易く教えてくれる、目からウロコの名著です。そしてそして、チコとマイサ(正木さんご夫妻)のライブは氣分ほっこり。皆さまに是非、奮ってご参加頂きたいイベントです。以下、今回のトークライブに向けて、正木さんから詩が届きました。


===


チャイナ・シンドロームとショック・ドクトリン
雲を突いてそびえるグローバリズムのピラミッド
安倍政権を生み、手繰るジャパン・ハンドラーズ
鷲づかみにされたウサギはもう逃れられないのか
このまま、血を吸われ、肉を貪られてしまうのか
だけどこれはサナギの中のイモ虫が見ている悪夢
われわれはどこから来たか
われわれはどこへ行くのか
はじまりの朝の
empty sky

正木高志




**正木高志さんプロフィール**
1945年生まれ。60年代からインドを遍歴。80年に帰農。2000年から植林活動をはじめ、阿蘇で森を育てながら、森に抱かれて暮らしている。森林ボランティアグループ「森の声」代表。憲法九条を護る巡礼「ウオーク・ナイン」を主宰。昨年から、廃村をよみがえらせて保養の場をつくる「ふくしま文庫」プロジェクトをスタート。
著書に『木を植えましょう』、『出アメリカ記』、『空とぶブッダ』、「蝶文明」など。CDに『grounding songs』。
masakitakashi.jp
*********
ご予約・お問い合わせ(当日のご参加も大歓迎です!)
メール:seedman333@gmail.com 中渓(ナカタニ)

電話の場合は、

(土曜日の会場はこちら)
電話:011-756-3600 みんたる(フェアトレード&レストラン)
住所: 〒001-0014 北海道札幌市北区北14条西3丁目2-19
http://mintaru.com/2011/

(日曜日の会場はこちら)
011-211-4821 PROVO
住所: 〒060-0056 北海道札幌市 中央区南6条東1丁目2 KIビル 3F
営業時間:18時~(月曜日定休)
http://provo.jp

7月4日だよ。三笠の森に全員集合~



7月4日 森かえるワークショップ第一弾

三笠の森の秘密基地、ドームテントの家づくりワークショップ001

人類と森の共生プロジェクト、「森かえる」

古来、人間は森と共に暮らしてきた。

快適な住宅、便利な電機機器に囲まれた現代の暮らしの中で、古来の住処、森に帰って、今の暮らしを見つめ直す場を創りたい。

「森かえる」プロジェクトの第一弾は、三笠の森に、皆が集える「基地」として、先ずは直径3.6mのドームテントを設置することにしました。

今回のワークショップは、ドームテントを設置する為のプラットフォームづくりです。

単管と、トドマツの無垢材を駆使して、幅4m、長さ5mの長方形のプラットフォームを作ります。その上に、ドームテントを設置すれば、常設の基地が完成です。

この基地づくりのコンセプトは、「簡易で快適であること」です。

「家づくり」は誰にとってもあこがれだと思いますが、ハードルも高いですよね。

今回は、「家づくりには憧れるけど、DIY経験は殆ど無し」みたいな方達、大歓迎のワークショップです。

何を隠そう、僕自身、DIY経験、ほぼ皆無でございます。

でも、ご安心下さい。頼れる男、「うっしー棟梁」が一緒です。

美唄在住のうっしー棟梁は、今年の3月まで三笠の武部建設さん勤務後、独り立ちしました。

今回は、うっしー棟梁の指導の元、皆で楽しく「簡易なプラットフォームづくり」の智慧を学びます。



日時:
7月4日(土)
午前9時半、三笠市役所駐車場

スケジュール

午前10時~12時 単管基礎設置
昼食後
午後1時~午後3時 床板(トドマツ材)設置
午後3時過ぎ、適宜解散

*今回は、土台づくりなので、写真にあるドームテントの設置は、次の機会となります。ご了承くださいませ。

費用:千円+自由料金

持ち物:お昼のお弁当、(持っている方は)大工道具(のこぎり、トンカチなど。名前を書いておいて頂けると助かります。) 

申し込み方法:
seedman333@gmail.com  森かえるプロジェクト 代表 中渓(ナカタニ)宛にメールか、080-8120-6308(ナカタニ携帯)にお電話ください。

定員:10名

うっしー大工
後木一哉 (うしろぎ かずや)
1975年黒松内生まれの札幌育ち。環境活動、有機農業研修と販売、脱原発活動などをして来て、31歳から大工仕事を始め、現在はリフォーム・営繕などをしています。



主催:「森かえる」主宰  中渓 宏一

◆中渓宏一
丸の内での商社マン勤務を6年間した後、日本初のe-learningベンチャーに転職。その3ヶ月後に世界放浪の旅に。1年のつもりが4年続いた世界放浪の途上、南アフリカで環境平和活動家のポール•コールマン氏(通称アースウォーカー)に出逢い、人生が変わる。1年間、アフリカ大陸を共に歩き、木を植えて、帰国後は自身でも日本列島を二回徒歩で縦断、木を植える。その後、南米のパタゴニアの森で二年間暮らした経験などを基に、21世紀型森暮らしのプロジェクト「森かえる」をスタート。北海道三笠市在住。ミカサスカサ合同会社代表。鎌倉出身。海、水辺、温泉、日本酒、湧き水が好き。

森かえる、基地づくり、開始。







三笠の森でクマさんに出逢ってから2週間ほどが過ぎて、いよいよ「森かえる」の最初の一歩を踏み出すことが出来た。

ぼくの住んでいる三笠市の隣町、美唄市に後木(うしろぎ)くん、通称「ウッシー」が住んでる。
ウッシーは、2007年に屈斜路湖畔の和琴半島キャンプ場で9日間の「伝説の」アースデイ北海道 in 屈斜路湖を一緒に過ごした仲間。

三笠市にある、古民家の材などを大事に扱う武部建設を3月末に退社、いまは棟梁として独立、札幌や美唄界隈でリフォームなどの仕事を手掛けてる。

そんな「ウッシー棟梁」と話し合って、6月の13日スタートで、ワークショップ形式で、先ずは直径3.6mのドームテントの基礎づくりをやろう!ということになった。そんな話をしたのが確か、5月のゴールデンウィークが過ぎた頃。

そんな訳で、初めての大工仕事に向けての準備開始。

先ずは基礎と床板で使う木材の調達。

三笠市にある堀川林業さんから、トドマツの材を購入することに。
切り出す材のサイズ、本数を決めて、原木を切り出す現場に同行。
堀川林業さんは、70年代位の年季の入った機械を大事に使ってる。

木造の、思いっきり昭和な感じの建屋内に鎮座するドデカイ機械を上手に操作する正木工場長。
丸太があっとう間にスライスされて、ホームセンターで見るような木材に変わっていく。
こういう、切り出しの現場見学からスタートするワークショップも是非やってみたい。と思った。

丸太の一番端っこの「端材」部分は、製紙用に細かくしちゃう。とのことだったので、その部分も購入することにした。チリのパタゴニアでは、壁材で使ってたりする部分。今後、何かに使えそう。

で、切り出した木材は、自然乾燥したいところだけど、ワークショップに間に合わせる為に、強制乾燥することに。

後日、改めて堀川林業に行くと、木材は丁寧に乾燥室に積まれていた。
蒸気を使った低~中温乾燥ということで、1週間位かけて、40度~70度位の温度で乾燥するとのこと。

仕上がりが楽しみだ。切り出したばかりのトドマツは、結構白っぽいけど、乾燥後はちょっと色味がつくらしい。

因みに、カラマツを乾燥させる時は、高温で先ず、ヤニを飛ばす必要があるらしく、樹種によって乾燥の仕方も違うことを知る。

ということで、床材に使うトドマツちゃんは、近日中に完成予定。

で、基礎部分はカラマツの丸太を使うつもり(これが結構安い)だったんだけど、「森かえる」の現場は車が入らず、丸太を運ぶ苦労などを考えて、ここは単管を使うことに。あの、工事現場で良くみるやつ。という位の薄い認識。

単管の素材は、今調べて初めて分かったけど、炭素鋼、鋼(ハガネ)だ。

今回建てる直径3.6mのKENGOMAドームの産みの親、阿蘇のケンゴさんのドームの基礎も単管だ。

で、ここで登場するのが、三笠市の消防団、我らが唐松分団のパイセン、高杉さん。
高杉さんはぼくより若いけど、消防団では先輩となる人。

高杉さんは単管で倉庫を自作してて、その倉庫に遊びに行ったタイミングで、ドームテント基礎の設計図を作ってくれた。
おおよそ、4mX5mの長方形の基礎を単管でつくるアイディアが浮上。うん、これなら行けそう。

話はトントン拍子に進み、高杉さんの知り合いの会社が、単管を安くで売ってくれることに。早速、高杉さんが同行してくれて、その会社を訪ねると、ちょうど欲しかった5mと4mの単管が。高杉さんの4トントラックに乗せて、森かえるの現場まで運搬終了。高杉パイセン、頼りになるっす。

ということで、(相変わらずギリギリに)準備は整った。

そして迎えた6月13日。当初予定してたワークショップは延期して、とりあえず、ウッシー棟梁と僕の二人で、作業を開始することにした。

単管パイプは、コンクリ基礎に乗せるのが理想だけど、直接地面に打ち込むことにした。

「簡易である」ことは大事だなと思う訳です。

前日、ホームセンターで買った「大ハンマー」が大活躍。
単管パイプを打ち込みまくる。

いやー、なんか、これって、「男の仕事」って感じだね~。

おや、すると、短い単管が足りなくなってきた。
これは長い単管を切るしかない。

ここで、ウッシー棟梁の電動カッターが登場。我が家から持ってきた鉛バッテリーに1500wインバーターを繋ぐと、電動カッターがバッチリ作動。よしよし。

ここからは更に男らしく、火花バチバチな感じで、単管を切っていく。

金属独特の臭い香りが漂う中、「うーん、これって悪くない」と一人悦に入る。
人生初の金属切断作業。

ウッシー棟梁との息も合い始め、夕方までには、先ずは柱部分の単管打ち込みが終了。

次回は、7月4日の土曜日に、今度はワークショップ形式で、4mx5mの単管+木材基礎づくりの続きをすることに決めて、ウッシー棟梁と握手を交わす。

ウッシー棟梁、これから宜しくお願い致します!

これから一人で出来る部分はコツコツと進めながら、次のキーデート、7月4日を目指すぞっと。

さてさて、そんな訳で、北海道三笠市での「森かえる」がスタートした訳だけど、

何故、「森かえる」なのか。

ここは長くならず、要点をズバッと書いてみます。

万が一、天変地異が起きたりして、今住んでいる便利な街から「離れなければならなくなった」として。

森には命の水があって、燃料(薪)があって、食べ物(山菜、果樹、その氣になれば、動物も)もある。
ということで、森に避難しよう。となったとして、じゃ、どこに住む?となる訳だけど、

単管パイプで基礎を作って、その上にドームテントを建てれば、意外と住み心地良いね。
ソーラーパネルで電氣創りながら、電動工具を使えば、意外に森の中でも色々と作業出来るね。

ということを、秘密基地づくりの感覚で、楽しく体験しておけば、「万が一」の時にも、あたふたしなくて済むかなと。

特に311以降は、そんなことを考えちゃう訳です。

僕は311が起こって、家族四人で、きっと日本中の誰よりも遠く、地球の裏側の南米はチリ、パタゴニアまで一時退避した。

一時退避のつもりが、パタゴニアの大自然と、その大自然をオーガニックに切り開きながら新しい生き方を提案するポールと木乃実さん夫婦の姿、そして、パタゴニアの、特にカウボーイ達の逞しい生き様に魅かれて、2年間を過ごした。

パタゴニアの暮らしは、手に入らないものが殆どで、でも、そこにあるもので工夫を凝らして生きる楽しみがあった。

欲しいものはワンクリックすれば数日内には家に届けてくれる便利な世界に帰ってきて、今までの人生経験を活かした、自分なりのアウトプットを実現させたくて、それが、これから三笠市の森で始める「森かえる」なのだ。

と、要点、ズバッと書けたかな。

ま、ま、これからコツコツと作業を進めながら、また、思いつくまま、色々書いてみることにします。

因みに、あの森に帰ってみると、クマが座っていただろう跡が地面のあちこちに。
クマの存在を身近に感じながら、緊張感持って、森に帰ってみる次第、でございます。
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